電験三種法規:関係法規」一問一答(全25問)

第三種電気主任技術者(電験三種)の「法規:関係法規」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。資格試験ドリルの編集・運営設備資格ドリル編集部が作成。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

1電気工事士法において、第二種電気工事士免状の交付を受けている者が、他の資格を有しない場合に電気工事の作業に従事できる電気工作物として、正しいものはどれか。

  1. a最大電力500kW未満の需要設備である自家用電気工作物の低圧部分
  2. b一般用電気工作物等(一般用電気工作物及び小規模事業用電気工作物)
  3. c自家用電気工作物のうちネオン用として設置される分電盤及び電線路
  4. d最大電力500kW以上の需要設備である自家用電気工作物の全ての部分
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正解:b. 一般用電気工作物等(一般用電気工作物及び小規模事業用電気工作物)

第二種電気工事士が作業に従事できるのは一般用電気工作物等に限られ、2023年の制度改正で一般用電気工作物に小規模事業用電気工作物を加えた区分が「一般用電気工作物等」とされた。自家用電気工作物の低圧部分(簡易電気工事)に従事するには第一種電気工事士免状または認定電気工事従事者認定証が必要であるため誤り。最大電力500kW以上の需要設備は電気工事士法の適用対象外であり第二種の作業範囲という説明自体が成り立たない。ネオン工事は特種電気工事資格者の分野であるため誤り。

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2認定電気工事従事者認定証の交付を受けている者(電気工事士免状は有しないものとする)が従事できる電気工事として、正しいものはどれか。

  1. a自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)に係るネオン用設備及び非常用予備発電装置の設置又は変更に係る特殊電気工事のすべて
  2. b自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)のうち、高圧の受変電設備を含むすべての電気工事(特殊電気工事に係るものを除く)
  3. c一般用電気工作物に係る電気工事のうち、電圧600V以下の屋内配線及び屋外の電線路に係る電気工事(特殊電気工事に係るものを除く)
  4. d自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)のうち、電圧600V以下で使用する電気工作物に係る電気工事(電線路に係るものを除く)
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正解:d. 自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)のうち、電圧600V以下で使用する電気工作物に係る電気工事(電線路に係るものを除く)

認定電気工事従事者が行えるのは「簡易電気工事」、すなわち自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備)のうち電圧600V以下で使用する電気工作物に係る工事で、電線路に係るものを除いたものである。高圧部分を含む全ての工事は第一種電気工事士の範囲であるため誤り。一般用電気工作物の工事は電気工事士免状が必要で認定証では従事できないため誤り。ネオン工事と非常用予備発電装置工事は特殊電気工事であり特種電気工事資格者の分野であるため誤り。

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3電気工事士法に規定する「特殊電気工事」に該当する電気工事の組合せとして、正しいものはどれか。

  1. aネオン用として設置される分電盤・主開閉器等の工事と非常用予備発電装置工事
  2. b自家用電気工作物に係る高圧受電設備の工事と需要場所の地中電線路の工事
  3. c600V以下で使用する簡易電気工事と一般用電気工作物の屋内配線工事
  4. d非常用予備発電装置の工事と自家用電気工作物に係る低圧幹線の分岐工事
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正解:a. ネオン用として設置される分電盤・主開閉器等の工事と非常用予備発電装置工事

特殊電気工事とは、自家用電気工作物に係る電気工事のうち、ネオン用として設置される分電盤・主開閉器・ネオン変圧器等に係る工事と、非常用予備発電装置に係る工事の二つをいい、これらは特種電気工事資格者認定証の交付を受けた者でなければ従事できない。高圧受電設備工事や地中電線路工事、低圧幹線工事は第一種電気工事士の通常の作業範囲であって特殊電気工事ではない。簡易電気工事は認定電気工事従事者の範囲であり、一般用電気工作物の屋内配線工事も特殊電気工事ではないため誤り。

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4電気工事士法に基づく資格と作業範囲に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a認定電気工事従事者は、自家用電気工作物の高圧部分の電気工事に従事することはできない。
  2. b第一種電気工事士は、その免状を有していることにより、自家用電気工作物に係るネオン工事にも当然に従事することができる。
  3. c特種電気工事資格者認定証には、ネオン工事に係るものと非常用予備発電装置工事に係るものがある。
  4. d第一種電気工事士は、一般用電気工作物等及び最大電力500kW未満の需要設備である自家用電気工作物の電気工事(特殊電気工事を除く)に従事できる。
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正解:b. 第一種電気工事士は、その免状を有していることにより、自家用電気工作物に係るネオン工事にも当然に従事することができる。

第一種電気工事士免状を有していても、ネオン工事や非常用予備発電装置工事といった特殊電気工事に従事するには別途特種電気工事資格者認定証が必要であり、免状だけで当然に従事できるとする記述は誤り。第一種電気工事士の作業範囲が一般用電気工作物等と最大電力500kW未満の需要設備に及び、そこから特殊電気工事が除かれること、特種電気工事資格者認定証がネオン工事用と非常用予備発電装置工事用に分かれること、認定電気工事従事者が高圧部分の工事に従事できないことは、いずれも正しい。

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5電気工事士免状の交付、書換え及び再交付を行う者として、正しいものはどれか。

  1. a経済産業大臣
  2. b電気工事士試験の実施機関である指定試験機関
  3. c一般用電気工作物の保安を監督する電気保安協会
  4. d都道府県知事
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正解:d. 都道府県知事

電気工事士法において、第一種・第二種を問わず電気工事士免状の交付、書換え、再交付は都道府県知事が行うと規定されている。免状の返納を命ずることができるのも都道府県知事である。認定電気工事従事者認定証及び特種電気工事資格者認定証の交付は経済産業大臣が行うものであり、免状の交付者を経済産業大臣とする記述は誤り。指定試験機関は試験事務を行うのみで免状交付権限はなく、電気保安協会にもそのような権限はないため誤り。

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6認定電気工事従事者認定証及び特種電気工事資格者認定証の交付を行う者として、正しいものはどれか。

  1. a都道府県知事
  2. b市町村長
  3. c登録電気工事業者の主任電気工事士
  4. d経済産業大臣
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正解:d. 経済産業大臣

認定電気工事従事者認定証及び特種電気工事資格者認定証は、いずれも経済産業大臣が交付する。一方、電気工事士免状は都道府県知事が交付するものであり、認定証まで知事が交付するとする記述は誤り。市町村長には電気工事士法上こうした権限は与えられていないため誤り。主任電気工事士は営業所において一般用電気工事の作業を管理する者であって、資格を認定・交付する立場ではないため誤り。

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7第一種電気工事士に課せられている定期講習の受講義務に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a定期講習を受けなくても免状の効力に関する不利益な取扱いを受けることは一切ない。
  2. b免状の交付を受けた日から5年以内ごとに、自家用電気工作物の保安に関する講習を受けなければならない。
  3. c定期講習の受講義務は第二種電気工事士にのみ課せられている。
  4. d免状の交付を受けた日から3年以内ごとに、一般用電気工作物の保安に関する講習を受けなければならない。
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正解:b. 免状の交付を受けた日から5年以内ごとに、自家用電気工作物の保安に関する講習を受けなければならない。

第一種電気工事士は、免状の交付を受けた日から5年以内ごとに、経済産業大臣の指定する者が行う自家用電気工作物の保安に関する講習を受けなければならないと定められている。3年以内ごととする記述は周期が誤りであり、講習の内容も自家用電気工作物の保安に関するものである。定期講習の義務は第二種電気工事士にはなく第一種に課せられているため誤り。義務違反は免状の返納命令の対象となり得るので、不利益な取扱いが一切ないとする記述も誤り。

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8電気工事士法施行令に定める「軽微な工事」(電気工事士でなくても行うことができる工事)に該当するものとして、正しいものはどれか。

  1. a電線管を曲げ、又は電線管相互及び電線管とボックスとをねじ切りにより接続する工事
  2. b接地極を地面に埋設し、接地極に接地線を取り付け、又は接地線相互を接続する工事
  3. c低圧の配電盤を造営材に取り付け、その配電盤に電線を接続し、又は取り外す工事
  4. d電圧600V以下で使用する電力量計、電流制限器又はヒューズを取り付け、又は取り外す工事
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正解:d. 電圧600V以下で使用する電力量計、電流制限器又はヒューズを取り付け、又は取り外す工事

電圧600V以下で使用する電力量計・電流制限器・ヒューズの取付け又は取外しは、電気工事士法施行令に列挙された軽微な工事であり、電気工事士でなくても行える。ほかに、二次電圧36V以下の小型変圧器の二次側配線工事、電線を支持する柱等の設置、地中電線用の暗渠や管の設置などが軽微な工事に含まれる。電線管の曲げ加工及び電線管相互の接続、配電盤の造営材への取付け、接地極の埋設と接地線相互の接続は、いずれも電気工事士でなければ従事できない作業であるため誤り。

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9一般用電気工作物に係る工事のうち、電気工事士でなければ従事できない作業に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a電線相互を接続する作業(電気さくの電線を接続するものを除く)は、電気工事士でなければ従事できない。
  2. b電線を支持する柱、腕木その他これらに類する工作物を設置する作業は、電気工事士でなければ従事できない。
  3. c電線管、線ぴ、ダクトその他これらに類する物に電線を収める作業は、電気工事士でなければ従事できない。
  4. d屋内配線に用いるがいしに電線を取り付け、又は取り外す作業は、電気工事士でなければ従事できない。
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正解:b. 電線を支持する柱、腕木その他これらに類する工作物を設置する作業は、電気工事士でなければ従事できない。

電線を支持する柱、腕木その他これらに類する工作物を設置し、又は変更する工事は電気工事士法施行令に定める軽微な工事であり、電気工事士でなくても行うことができるため、この記述は誤り。一方、電線相互の接続、がいしへの電線の取付け・取外し、電線管への電線の収納は、いずれも施行規則で電気工事士でなければ従事できない作業として明確に位置付けられている。これらは施工の良否が感電・火災に直結するため、有資格者に限定されている。

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10電気工事士法における「自家用電気工作物」の範囲に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a電気事業法に規定する自家用電気工作物の全てが対象となる。
  2. b最大電力2000kW未満の需要設備に限られる。
  3. c受電電圧が6600V以下の需要設備であれば、最大電力の大小は問わない。
  4. d最大電力500kW未満の需要設備に限られる。
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正解:d. 最大電力500kW未満の需要設備に限られる。

電気工事士法にいう自家用電気工作物は、電気事業法上の自家用電気工作物のうち最大電力500kW未満の需要設備に限られる。最大電力500kW以上の需要設備は、電気主任技術者による保安管理体制が確立されていることから電気工事士法の資格規制の対象外とされている。したがって電気事業法上の自家用電気工作物の全てが対象とする記述は誤り。2000kW未満とする記述は数値が誤りであり、受電電圧の大小で線引きするとの記述も法の規定と異なるため誤り。

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11出力30kWの太陽電池発電設備(小規模事業用電気工作物に該当するもの)に係る電気工事の作業に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a自家用電気工作物として扱われるため、第一種電気工事士免状を有する者でなければ作業に従事できない。
  2. b特殊電気工事に該当するため、特種電気工事資格者認定証が必要である。
  3. c小規模事業用電気工作物は一般用電気工作物等に含まれるため、第二種電気工事士免状を有する者が作業に従事できる。
  4. d電気工事士法の適用を受けないため、無資格者が自由に作業に従事できる。
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正解:c. 小規模事業用電気工作物は一般用電気工作物等に含まれるため、第二種電気工事士免状を有する者が作業に従事できる。

2023年3月施行の制度改正により、出力10kW以上50kW未満の太陽電池発電設備及び出力20kW未満の風力発電設備は「小規模事業用電気工作物」とされ、電気工事士法上は一般用電気工作物と併せて「一般用電気工作物等」として扱われる。したがって第二種電気工事士免状で作業に従事できる。第一種でなければ従事できないとする記述、特殊電気工事に当たるとする記述はいずれも区分の理解が誤りである。無資格で自由に作業できるとする記述も、法の適用対象であるから誤り。

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12電気工事業の業務の適正化に関する法律(電気工事業法)において、二以上の都道府県の区域内に営業所を設置して電気工事業を営もうとする者が登録を受ける相手方として、正しいものはどれか。

  1. a経済産業大臣
  2. b経済産業局長及び関係市町村長
  3. c主たる営業所の所在地を管轄する都道府県知事
  4. d全ての営業所の所在地を管轄するそれぞれの都道府県知事
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正解:a. 経済産業大臣

電気工事業法では、二以上の都道府県の区域内に営業所を設置する場合は経済産業大臣の登録を、一の都道府県の区域内のみに営業所を設置する場合はその都道府県知事の登録を受けると定められている。主たる営業所の知事のみ、あるいは各営業所ごとに各知事の登録を受けるとする記述は、いずれも法の定める区分と異なるため誤り。経済産業局長及び市町村長を登録権者とする記述も、そのような規定は存在しないため誤り。

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13電気工事業法に基づく登録電気工事業者の登録の有効期間として、正しいものはどれか。

  1. a1年
  2. b5年
  3. c2年
  4. d3年
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正解:b. 5年

登録電気工事業者の登録の有効期間は5年であり、引き続き電気工事業を営もうとする者は有効期間の満了前に更新の登録を受けなければならない。更新を受けないと期間満了により登録は効力を失う。1年、2年、3年はいずれも法の定める期間と異なるため誤りである。なお第一種電気工事士の定期講習も5年以内ごとであり、電気工事業法・電気工事士法では5年という期間がしばしば現れる点を整理して覚えるとよい。

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14電気工事業法に定める主任電気工事士になることができる者として、正しいものはどれか。

  1. a特種電気工事資格者認定証の交付を受けた後、3年以上の実務経験を有する者
  2. b第一種電気工事士免状の交付を受けている者
  3. c第二種電気工事士免状の交付を受けた後、電気工事に関し1年以上の実務経験を有する者
  4. d認定電気工事従事者認定証の交付を受けた者
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正解:b. 第一種電気工事士免状の交付を受けている者

主任電気工事士になれるのは、第一種電気工事士免状の交付を受けている者、又は第二種電気工事士免状の交付を受けた後に電気工事に関し3年以上の実務経験を有する者に限られる。第二種で実務経験1年とする記述は必要年数が不足しており誤り。認定電気工事従事者や特種電気工事資格者は、自家用電気工作物側の特定の工事に係る資格であって、一般用電気工事の作業を管理する主任電気工事士の要件としては認められていないため誤りである。

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15電気工事業法に定める主任電気工事士に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a電気工事業者は、自家用電気工作物のみに係る電気工事の業務を行う営業所にも、必ず主任電気工事士を置かなければならない。
  2. b主任電気工事士は、一般用電気工事の作業に従事する者を指揮監督する職務を有する。
  3. c一般用電気工事の作業に従事する者は、主任電気工事士がその職務を行うため必要があると認めてする指示に従わなければならない。
  4. d主任電気工事士は、一般用電気工事による危険及び障害が発生しないように一般用電気工事の作業の管理の職務を誠実に行わなければならない。
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正解:a. 電気工事業者は、自家用電気工作物のみに係る電気工事の業務を行う営業所にも、必ず主任電気工事士を置かなければならない。

主任電気工事士を置く義務があるのは一般用電気工事の業務を行う営業所であり、自家用電気工作物のみに係る電気工事の業務を行う営業所には主任電気工事士を置く義務がない。したがって必ず置かなければならないとする記述は誤り。主任電気工事士が一般用電気工事の作業を管理し従事者を指揮監督すること、従事者が主任電気工事士の必要な指示に従わなければならないこと、職務を誠実に行う義務があることは、いずれも法に定められた正しい内容である。

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16自家用電気工作物に係る電気工事のみを行う電気工事業を営もうとする者に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. aその事業を開始しようとする日の10日前までに、経済産業大臣又は都道府県知事に通知しなければならない。
  2. b登録も通知も要せず、営業所ごとの届出を行うことなく自由に事業を開始することができる。
  3. c事業を開始した日から30日以内に、営業所の所在地を管轄する経済産業大臣に届け出なければならない。
  4. d営業所ごとに主任電気工事士を置き、登録電気工事業者としての登録を受けなければならない。
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正解:a. その事業を開始しようとする日の10日前までに、経済産業大臣又は都道府県知事に通知しなければならない。

自家用電気工作物に係る電気工事のみを行う電気工事業者は「通知電気工事業者」と呼ばれ、登録ではなく通知の手続によることとされ、事業を開始しようとする日の10日前までに、営業所の所在地に応じて経済産業大臣又は都道府県知事に通知しなければならない。登録を要するのは一般用電気工事を行う電気工事業者であるため誤り。事業開始後30日以内の届出は電気用品安全法における電気用品製造・輸入事業の届出の規定であり、混同したものであるから誤り。手続不要とする記述も明らかに誤りである。

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17電気工事業法において、電気工事業者が営業所ごとに備え付ける帳簿の保存期間として、正しいものはどれか。

  1. a5年
  2. b6箇月
  3. c1年
  4. d3年
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正解:a. 5年

電気工事業者は営業所ごとに帳簿を備え、電気工事ごとに注文者の氏名又は名称及び住所、電気工事の種類及び施工場所、施工年月日、主任電気工事士等及び作業者の氏名、配線図、検査結果を記載し、記載の日から5年間保存しなければならない。6箇月、1年、3年はいずれも法定の保存期間と異なるため誤りである。事故時の原因究明や施工責任の確認に必要な期間として5年が定められている点を押さえておきたい。

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18電気工事業法において、一般用電気工事のみの業務を行う営業所に備え付けなければならない器具の組合せとして、正しいものはどれか。

  1. a絶縁抵抗計、接地抵抗計、高圧の充電の有無を確認できる高圧検電器
  2. b絶縁抵抗計、接地抵抗計、抵抗及び交流電圧を測定することができる回路計
  3. c接地抵抗計、低圧検電器、電路に商用周波の試験電圧を加える絶縁耐力試験装置
  4. d絶縁抵抗計、保護継電器の動作特性を試験する継電器試験装置、絶縁耐力試験装置
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正解:b. 絶縁抵抗計、接地抵抗計、抵抗及び交流電圧を測定することができる回路計

一般用電気工事のみの業務を行う営業所には、絶縁抵抗計、接地抵抗計、抵抗及び交流電圧を測定することができる回路計の3種を備えなければならない。高圧検電器、低圧検電器、継電器試験装置、絶縁耐力試験装置は、自家用電気工事の業務を行う営業所に追加で要求される器具であり、一般用電気工事のみの営業所の必須器具ではないため、これらを含む組合せは誤りである。なお継電器試験装置及び絶縁耐力試験装置は、必要なときに使用し得る措置を講じていればよい。

この問題のページ:電気工事業法において、一般用電気工事のみの業務を行う営業所…

19電気工事業法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a電気工事業者が掲げる標識は営業所ごとに掲示すれば足り、電気工事の施工場所には掲示する必要はない。
  2. b電気工事業者は、電気工事士等でない者を電気工事の作業に従事させてはならない。
  3. cこの法律の目的は、電気工事業を営む者の登録等及びその業務の規制を行うことにより、その業務の適正な実施を確保し、一般用電気工作物等及び自家用電気工作物の保安の確保に資することである。
  4. d建設業法の許可を受けている者が電気工事業を営もうとする場合は、みなし登録電気工事業者として届出によることとされている。
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正解:a. 電気工事業者が掲げる標識は営業所ごとに掲示すれば足り、電気工事の施工場所には掲示する必要はない。

電気工事業者は、営業所及び電気工事の施工場所ごとに、氏名又は名称、登録番号等を記載した標識を掲げなければならないと定められており、施工場所への掲示が不要とする記述は誤り。電気工事士等でない者を作業に従事させてはならないこと、法の目的が業務の適正な実施の確保を通じた電気工作物の保安の確保にあること、建設業法の許可業者が届出によるみなし登録電気工事業者となることは、いずれも正しい内容である。

この問題のページ:電気工事業法に関する記述として

20電気用品安全法の目的に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、電気工事の欠陥による災害の発生を防止することにより、電気用品を製造し、又は輸入する事業者の自主的な保安活動を促進することを目的とする。
  2. b電気用品の製造、販売等を規制するとともに、電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することにより、電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とする。
  3. c電気工作物の工事、維持及び運用を規制するとともに、電気用品を製造し、又は輸入する者の登録を行うことにより、公共の安全を確保し、あわせて環境の保全を図ることを目的とする。
  4. d電気事業の運営を適正かつ合理的ならしめることによって、電気の使用者の利益を保護し、及び電気事業の健全な発達を図るとともに、電気用品の販売価格の安定を図ることを目的とする。
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正解:b. 電気用品の製造、販売等を規制するとともに、電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することにより、電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とする。

電気用品安全法は、電気用品の製造、販売等を規制するとともに、電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することにより、電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的としている。電気工作物の工事・維持・運用の規制による公共の安全の確保、及び電気事業の運営の適正化による使用者の利益保護は電気事業法の目的であるため誤り。電気工事の作業に従事する者の資格を定め欠陥による災害を防止するのは電気工事士法の目的であるため誤りである。

この問題のページ:電気用品安全法の目的に関する記述として

21電気用品安全法に基づき、特定電気用品に付される表示の記号として、正しいものはどれか。

  1. a正方形(四角形)の中に「E」の文字を表し、その下に届出事業者名を付したもの
  2. b三角形(正三角形)の中に「PS」の文字を表し、その外に「E」を付したもの
  3. c丸(円)の中に「PS」の文字を表し、その中央に「E」の文字を重ねて付したもの
  4. dひし形(菱形)の中に「PS」の文字を表し、その外に「E」を付したもの
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正解:d. ひし形(菱形)の中に「PS」の文字を表し、その外に「E」を付したもの

特定電気用品には、ひし形の中に「PS」の文字を記し、これに「E」を付した記号(〈PS〉E)を表示する。あわせて届出事業者の氏名又は名称、登録検査機関の名称等を表示しなければならない。円の中に「PS」を表し「E」を付した記号((PS)E)は特定電気用品以外の電気用品に用いられる記号であるため誤り。三角形や正方形を用いる記号は電気用品安全法には規定されていないため誤りである。ひし形は特定、丸は特定以外と対応付けて覚えるとよい。

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22電気用品安全法に基づく特定電気用品に該当するものとして、正しいものはどれか。

  1. a定格電流100A以下の配線用遮断器
  2. b定格電圧100Vの換気扇
  3. c定格消費電力40Wの蛍光灯器具
  4. d定格電圧100Vの電気冷蔵庫
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正解:a. 定格電流100A以下の配線用遮断器

特定電気用品は、構造又は使用方法その他の使用状況からみて特に危険又は障害の発生するおそれが多い電気用品であり、定格電流100A以下の配線用遮断器や漏電遮断器、ヒューズ、絶縁電線・ケーブル(一定の断面積以下のもの)などが該当する。換気扇、電気冷蔵庫、蛍光灯器具は、いずれも電気用品ではあるが特定電気用品以外の電気用品に区分され、丸の中にPSを表した記号が付されるものであるため誤りである。

この問題のページ:電気用品安全法に基づく特定電気用品に該当するものとして

23電気用品安全法に基づく「特定電気用品以外の電気用品」に該当するものとして、正しいものはどれか。

  1. a定格電流20Aの温度ヒューズ
  2. b定格電圧100Vの電気冷蔵庫
  3. c定格電流30Aの漏電遮断器
  4. d定格電圧300V以下のゴム絶縁電線(公称断面積22mm²のもの)
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正解:b. 定格電圧100Vの電気冷蔵庫

電気冷蔵庫は電気用品であるが、危険性の程度から特定電気用品以外の電気用品に区分され、円の中に「PS」を表し「E」を付した記号が表示される。ほかに換気扇、蛍光灯器具、テレビジョン受信機などが同じ区分である。漏電遮断器、一定の断面積以下の絶縁電線、ヒューズは、いずれも危険又は障害の発生するおそれが多いものとして特定電気用品に区分され、ひし形の記号が表示されるため、特定電気用品以外とする分類は誤りである。

この問題のページ:電気用品安全法に基づく「特定電気用品以外の電気用品」に該当…

24電気用品安全法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a特定電気用品以外の電気用品については、技術基準への適合義務はあるが、表示を付す義務は課せられていない。
  2. b届出事業者は、特定電気用品を販売する時までに、登録検査機関の適合性検査を受け、交付された証明書を保存しなければならない。
  3. c電気用品の製造又は輸入の事業を行う者は、電気用品の区分に従い、事業開始の日から30日以内に経済産業大臣に届け出なければならない。
  4. d電気工事士は、電気用品安全法に定める表示が付されているものでなければ、電気用品を電気工作物の設置又は変更の工事に使用してはならない。
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正解:a. 特定電気用品以外の電気用品については、技術基準への適合義務はあるが、表示を付す義務は課せられていない。

特定電気用品以外の電気用品にも、技術基準適合の確認及び自主検査を経たうえで、円の中に「PS」を表した記号等の表示を付す義務が課せられているため、表示義務がないとする記述は誤り。電気用品の製造・輸入事業者が事業開始の日から30日以内に経済産業大臣へ届け出ること、特定電気用品について登録検査機関の適合性検査を受け証明書を保存すること、電気工事士が表示のある電気用品でなければ工事に使用してはならないことは、いずれも正しい内容である。

この問題のページ:電気用品安全法に関する記述として

25電気工事士法に定める電気工事士等の義務に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a電気工事士は、電気工事の作業に従事するときは、免状の写しを所属する電気工事業者の事務所に保管しておけばよく、作業現場に免状そのものを携帯する必要はない。
  2. b電気工事士が電気工事士法の規定に違反した場合であっても、免状は都道府県知事の交付によるものであるため返納を命ぜられることはなく、罰金の納付のみで足りる。
  3. c電気工事士は、電気用品安全法に定める表示の有無にかかわらず、自らが技術基準に適合すると判断した材料であれば、電気工事に自由に使用することができる。
  4. d電気工事士は、電気工事の作業に従事するときは電気工事士免状を携帯しなければならず、また経済産業省令で定める技術基準に適合するように作業を行わなければならない。
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正解:d. 電気工事士は、電気工事の作業に従事するときは電気工事士免状を携帯しなければならず、また経済産業省令で定める技術基準に適合するように作業を行わなければならない。

電気工事士法は、電気工事士等が作業に従事するときは免状(認定証)を携帯しなければならないこと、及び経済産業省令で定める技術基準に適合するように作業を行わなければならないことを定めている。免状の写しを事務所に置けば足りるとする記述は携帯義務に反するため誤り。表示のない電気用品の使用は法により禁止されているので任意の材料を使用できるとする記述は誤り。法令違反があれば都道府県知事から免状の返納を命ぜられることがあるため、返納を命ぜられることはないとする記述も誤りである。

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