電験三種(第三種電気主任技術者)試験の概要|科目・出題数・配点・合格基準・受験資格
第三種電気主任技術者(電験三種)は、ビル・工場の受変電設備を保安監督できる国家資格です。この記事では、資格でできること・4科目の構成と出題数・配点・試験時間・合格基準・受験資格・実施団体を整理します。試験日程や受験手数料は年度で変わるため、最新は必ず実施団体の公式情報でご確認ください。
電験三種とは(できること・位置づけ)
電気主任技術者は、事業用電気工作物の工事・維持・運用に関する保安の監督を行う国家資格です。第三種はそのうち電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5,000kW以上の発電所を除く)を扱えます。ビル管理の現場では、電験三種・エネルギー管理士・ビル管理士があわせて「ビルメン三種の神器」と呼ばれ、電験三種はその中核です。設備管理のキャリアで待遇に直結しやすい資格として、取得を目指す人が多い試験です。
- ・事業用電気工作物の保安監督を行う国家資格
- ・第三種は電圧5万V未満(出力5,000kW以上の発電所を除く)が対象
- ・「ビルメン三種の神器」の一つ
受験資格は不要。誰でも受けられる
電験三種の試験には、年齢・学歴・実務経験などの受験資格の制限がありません。未経験の方や学生でも申し込んで受験できます。ただし試験合格後に免状の交付を受ける手続きは別にあり、実務経験による認定取得ルートとは別物です。まずは試験の科目構成を押さえて対策を始められる、間口の広い資格です。
試験科目・出題数・配点・試験時間
試験は理論・電力・機械・法規の4科目で、それぞれ100点満点です。各科目はA問題(1問完結)とB問題(小問2つで構成される問題)に分かれます。解答数は理論・電力・機械が17問、法規が13問で、4科目合計64問です。法規だけは試験時間が65分と短く、B問題1問の配点が13〜14点と大きいのが特徴です。
| 科目 | A問題 | B問題 | 解答数 | 試験時間 |
|---|---|---|---|---|
| 理論 | 14問(各5点) | 3問(各10点) | 17問 | 90分 |
| 電力 | 14問(各5点) | 3問(各10点) | 17問 | 90分 |
| 機械 | 14問(各5点) | 3問(各10点) | 17問 | 90分 |
| 法規 | 10問(各6点) | 3問(13〜14点) | 13問 | 65分 |
合格基準は各科目60点以上
合格基準は各科目100点満点で60点以上が目安です。年度によって調整されることがあり、実際の合格基準点は試験後に公表されます。4科目すべてで基準を満たせば合格ですが、1回でそろわなくても科目合格制度で持ち越せます。
- ・各科目100点満点・60点以上が目安
- ・合格基準点は年度により調整されることがある
- ・4科目そろわなくても科目合格として持ち越せる
年2回実施・筆記方式とCBT方式が選べる
電験三種は近年、上期と下期の年2回実施になりました。さらに、従来の筆記方式に加えて、会場のパソコンで受験するCBT方式も選択できます。CBTは実施期間の中から日時と会場を選べるため、仕事の都合をつけやすいのが利点です。試験日程・申込期間・受験手数料・CBTの実施期間は年度で変わるため、申込前に必ず公式サイトで確認してください。
科目合格制度がこの試験の要
電験三種は4科目すべてを一度にそろえる必要がなく、合格した科目を以降の試験で免除できます。免除は年数ではなく回数で数え、最初に科目合格した試験以降、申請により最大で連続5回まで受けられます。自動では適用されず申請が必要な点、使い切ると古い科目合格から失効していく点は、計画を立てるうえで必ず押さえてください。
無料の一問一答742問で対策する
電験三種は範囲が広く、計算科目の比重も高い試験です。当サイトでは4科目17分野に整理した練習問題742問を無料で公開しています。全問に解説がついているので、間違えた論点をその場で確認できます。まずは他3科目の土台になる理論から始めるのがおすすめです。
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