消防設備士 乙種6類消火器の構造・機能」一問一答(全20問)

消防設備士 乙種第6類(消火器)の「消火器の構造・機能」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。資格試験ドリルの編集・運営設備資格ドリル編集部が作成。4択の演習モードで解きたい方は消防設備士 乙種6類のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-07-23

1消火器の消火作用に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a二酸化炭素消火器は、窒息作用及び冷却作用により消火する。
  2. b粉末消火器は、主として冷却作用により消火する。
  3. c棒状放射の強化液消火器は、抑制作用のみにより消火する。
  4. d泡消火器は、主として抑制作用(負触媒作用)により消火する。
答えと解説を見る

正解:a. 二酸化炭素消火器は、窒息作用及び冷却作用により消火する。

二酸化炭素消火器は放射された二酸化炭素が燃焼物を覆って酸素濃度を低下させる窒息作用と、気化熱による冷却作用で消火するため正しい。粉末消火器の主たる消火作用は薬剤による抑制作用(負触媒作用)と窒息作用であり、冷却作用ではないため誤り。強化液消火器は水系薬剤であり冷却作用を主体とし、これに強化液の成分による抑制作用が加わるため、抑制作用のみとする記述は誤り。泡消火器は泡の層が燃焼面を覆う窒息作用と、水分による冷却作用を主体とするため、抑制作用主体とする記述は誤りである。

2消火器の適応火災に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a化学泡消火器は、普通火災及び油火災に適応するが、電気火災には適応しない。
  2. b二酸化炭素消火器は、油火災及び電気火災に適応するが、普通火災への適応性は低い。
  3. c棒状に放射する強化液消火器は、電気火災に適応する。
  4. d粉末(ABC)消火器は、普通火災、油火災及び電気火災のいずれにも適応する。
答えと解説を見る

正解:c. 棒状に放射する強化液消火器は、電気火災に適応する。

棒状放射の強化液は水系薬剤であり電気を通すため感電のおそれがあり電気火災には適応しない。霧状放射に切り替えることで初めて電気火災にも適応できるため、棒状のまま電気火災に適応するとする記述は誤りであり、これが正解となる。化学泡消火器は泡が導電性を持つため電気火災には使えず普通火災・油火災用であり正しい記述である。二酸化炭素消火器は窒息作用主体で冷却効果が小さく燃え広がった普通火災には不向きとされ、記述は正しい。粉末(ABC)消火器はりん酸塩類等を主成分としA・B・Cいずれの火災にも適応するため正しい。

3粉末消火器の構造及び機能に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a粉末消火器は、主として負触媒作用(抑制作用)及び窒息作用によって消火する。
  2. b粉末消火器は、放射された消火薬剤による冷却作用を主たる消火作用とする。
  3. c粉末消火器には蓄圧式は存在せず、すべてガス加圧式である。
  4. d粉末消火薬剤は水溶液であり、寒冷地では凍結するおそれがある。
答えと解説を見る

正解:a. 粉末消火器は、主として負触媒作用(抑制作用)及び窒息作用によって消火する。

粉末消火薬剤は、燃焼の連鎖反応を化学的に断ち切る負触媒作用(抑制作用)と、放射された粉末や熱分解生成物が燃焼面を覆うことによる窒息作用を主たる消火機構とするため正しい。粉末消火薬剤は乾燥した微粉末であり水を含まないため冷却作用は主体ではなく、この記述は誤りである。粉末消火器には蓄圧式とガス加圧式の両方が存在するため、すべてガス加圧式とする記述は誤り。粉末消火薬剤は乾燥した固体粉末であって水溶液ではなく、凍結の問題は生じないため誤りである。

4強化液消火器に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a強化液消火薬剤は、炭酸カリウム等を溶解させた濃厚な水溶液である。
  2. b強化液消火器は、霧状に放射する場合、電気火災にも適応する。
  3. c強化液消火薬剤はアルカリ性であり、凝固点が低いため寒冷地でも使用できる。
  4. d強化液消火器には蓄圧式は存在せず、すべてガス加圧式である。
答えと解説を見る

正解:d. 強化液消火器には蓄圧式は存在せず、すべてガス加圧式である。

強化液消火薬剤は炭酸カリウム水溶液等の濃厚な水溶液であり、記述は正しい。霧状放射により薬剤が微細化され電気絶縁性が確保されるため電気火災にも適応でき、記述は正しい。強化液はアルカリ性で凝固点降下により低温でも凍結しにくく、寒冷地対応に優れるため記述は正しい。強化液消火器には蓄圧式・ガス加圧式の両方の構造が存在するため、すべてガス加圧式であるとする記述は誤りであり、これが正解である。

5機械泡消火器の構造及び機能に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a機械泡消火器は、泡消火薬剤と空気を吸入混合させ、発泡ノズルで機械的に泡を生成して放射する。
  2. b機械泡消火器は、二剤の化学反応により発生した二酸化炭素の圧力で薬剤を放射する。
  3. c機械泡消火器は、電気絶縁性に優れ電気火災に適応する消火器として設計されている。
  4. d機械泡消火薬剤は粉末状であり、放射時に水と接触して発泡する。
答えと解説を見る

正解:a. 機械泡消火器は、泡消火薬剤と空気を吸入混合させ、発泡ノズルで機械的に泡を生成して放射する。

機械泡消火器は水成膜泡等の泡消火薬剤水溶液と空気を発泡ノズル部で吸入混合し、機械的な作用で泡を生成して放射する構造であり、記述は正しい。二剤の化学反応で発生した二酸化炭素の圧力を利用するのは化学泡消火器の特徴であり、機械泡消火器の説明としては誤りである。泡は導電性を有するため感電のおそれがあり、機械泡消火器は電気火災には適応しないため誤り。機械泡消火薬剤は水溶液であり粉末状ではないため誤りである。

6化学泡消火器に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a化学泡消火器は、A剤(炭酸水素ナトリウム等)とB剤(硫酸アルミニウム等)の水溶液を反応させ、発生した二酸化炭素の圧力で泡を放射する。
  2. b化学泡消火器は、蓄圧式消火器に分類される。
  3. c化学泡消火器には、指示圧力計が設けられている。
  4. d化学泡消火器には、加圧用ガス容器が内蔵されている。
答えと解説を見る

正解:a. 化学泡消火器は、A剤(炭酸水素ナトリウム等)とB剤(硫酸アルミニウム等)の水溶液を反応させ、発生した二酸化炭素の圧力で泡を放射する。

化学泡消火器はA剤とB剤の水溶液を使用時に混合反応させ、発生する二酸化炭素の圧力によって泡を押し出す構造であり、記述は正しい。化学泡消火器は転倒式や破蓋転倒式などに分類され、あらかじめ圧縮ガスを充てんしておく蓄圧式には該当しないため誤り。化学泡消火器は常時内部が加圧されているわけではなく、指示圧力計は設けられていないため誤りである。放射に必要な圧力は薬剤の化学反応により生じさせるため加圧用ガス容器は用いられておらず、誤りである。

7二酸化炭素消火器に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a消火薬剤である二酸化炭素は、液化された状態で本体容器内に充てんされている。
  2. b二酸化炭素消火器は窒息作用により消火し、電気絶縁性があるため電気火災に適応する。
  3. c二酸化炭素消火器には、安全弁(安全装置)が設けられている。
  4. d二酸化炭素消火器には指示圧力計が設けられており、内部圧力を常時確認できる。
答えと解説を見る

正解:d. 二酸化炭素消火器には指示圧力計が設けられており、内部圧力を常時確認できる。

二酸化炭素消火器の薬剤は液化炭酸ガスとして本体容器内に充てんされているため記述は正しい。二酸化炭素は電気を通さないため電気火災に適応し、消火作用は主として窒息作用によるため記述は正しい。異常昇圧に備えて安全弁が設けられているため記述は正しい。二酸化炭素消火器は液化ガスを高圧で充てんしており、温度変化により内圧が大きく変動して圧力の値が薬剤残量と対応しないため、指示圧力計は設けられておらず、薬剤量は質量(重量)の測定によって管理する。したがってこの記述は誤りである。

8蓄圧式消火器とガス加圧式消火器の構造の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a蓄圧式消火器は、本体容器内に消火薬剤とともに圧縮ガス等をあらかじめ充てんしてあり、指示圧力計を備えるものが多い。
  2. bガス加圧式消火器は、常時本体容器内が加圧された状態にあるため、指示圧力計を備えるものが多い。
  3. c蓄圧式消火器は、使用時に加圧用ガス容器のカッターを作動させて内部を加圧する構造である。
  4. dガス加圧式消火器には加圧用ガス容器は用いられず、本体内の圧縮空気のみで放射する構造である。
答えと解説を見る

正解:a. 蓄圧式消火器は、本体容器内に消火薬剤とともに圧縮ガス等をあらかじめ充てんしてあり、指示圧力計を備えるものが多い。

蓄圧式消火器はあらかじめ本体容器内に消火薬剤と圧縮ガス(窒素等)を充てんしておく構造で、内部圧力を確認するため指示圧力計を備えるものが多く、記述は正しい。ガス加圧式消火器は平常時は本体容器内が加圧されておらず、使用時に加圧用ガス容器を作動させて加圧する構造のため、常時加圧されているとする記述は誤り。使用時に加圧用ガス容器のカッターを作動させて加圧するのはガス加圧式消火器の特徴であり、蓄圧式の説明としては誤りである。ガス加圧式消火器は加圧用ガス容器を用いて加圧する構造であり、これを用いないとする記述は誤りである。

9蓄圧式消火器に設けられる指示圧力計に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a指針が緑色範囲内にあるときは、使用圧力範囲内であることを示す。
  2. b指針が緑色範囲より低い位置にある場合は、圧力が不足している可能性がある。
  3. c指針が緑色範囲より高い位置にある場合は、内部圧力が過大であることを示す。
  4. d指示圧力計は、化学泡消火器や二酸化炭素消火器を含むすべての消火器に設けられている。
答えと解説を見る

正解:d. 指示圧力計は、化学泡消火器や二酸化炭素消火器を含むすべての消火器に設けられている。

指示圧力計の緑色範囲は正常な使用圧力の範囲を示しており、指針がその中にあれば正常であるため記述は正しい。緑色範囲より指針が低ければガス漏れ等による圧力不足が疑われるため記述は正しい。緑色範囲より指針が高ければ充てん圧力の過大等が疑われるため記述は正しい。指示圧力計は蓄圧式消火器に設けられるものであり、蓄圧式に分類されない化学泡消火器や、構造上指示圧力計を備えない二酸化炭素消火器には設けられていないため、すべての消火器に設けられるとする記述は誤りである。

10消火器の安全栓及び使用温度範囲に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a安全栓は、不時の誤操作による放射を防止するため、レバーを握る前に引き抜く構造となっている。
  2. b消火器の使用温度範囲は、消火器の種類にかかわらずすべて共通して定められている。
  3. c安全栓は、一度引き抜いた後に再装着すれば、放射前の状態に完全に復元できる構造とすることが義務付けられている。
  4. d消火器の使用温度範囲は上限のみが定められており、下限については規定がない。
答えと解説を見る

正解:a. 安全栓は、不時の誤操作による放射を防止するため、レバーを握る前に引き抜く構造となっている。

安全栓は不時の作動を防ぐための装置であり、レバーを握って放射する前に引き抜く必要がある構造となっているため記述は正しい。使用温度範囲は消火薬剤の性質(凍結や変質のしやすさ等)により消火器の種類ごとに異なって定められており、共通ではないため誤り。安全栓を一度引き抜いた後に完全に元の状態へ復元できることは構造上要求されておらず、誤りである。使用温度範囲は上限・下限の双方が定められているため、下限の規定がないとする記述は誤りである。

11加圧用ガス容器に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a加圧用ガス容器には、主として二酸化炭素又は窒素ガスが充てんされている。
  2. b加圧用ガス容器は、ガス加圧式消火器において消火薬剤を放射するための圧力源として用いられる。
  3. c内容積が一定以上の大型の加圧用ガス容器には、容器弁(バルブ)が取り付けられる。
  4. d加圧用ガス容器は、蓄圧式消火器において本体容器内の圧力を常時保持するために用いられる部品である。
答えと解説を見る

正解:d. 加圧用ガス容器は、蓄圧式消火器において本体容器内の圧力を常時保持するために用いられる部品である。

加圧用ガス容器には主に二酸化炭素又は窒素ガスが充てんされており記述は正しい。加圧用ガス容器はガス加圧式消火器で使用時に消火薬剤を放射するための圧力源として用いられ、記述は正しい。小型の加圧用ガス容器は容器弁を持たず封板をカッターで破る方式が多いが、内容積が一定以上の大型のものには容器弁が取り付けられるため記述は正しい。加圧用ガス容器はガス加圧式消火器にのみ用いられる部品であり、あらかじめ薬剤と圧縮ガスを本体容器内に充てんしておく蓄圧式消火器には用いられないため、この記述は誤りである。

12消火器のホース、ノズル及びサイホン管に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. aサイホン管は、本体容器内の消火薬剤を放射時にホースへ導くための管である。
  2. b手さげ式の小型消火器のうち、消火薬剤の質量が一定以下のもの等については、ホースを設けないことができる。
  3. cノズルは、消火薬剤の放射形態(棒状・霧状等)や放射角度を決定する役割を持つ。
  4. d化学泡消火器のノズルには、放射時の凍結による人体への危害を防止するため断熱材による防護措置が施されている。
答えと解説を見る

正解:d. 化学泡消火器のノズルには、放射時の凍結による人体への危害を防止するため断熱材による防護措置が施されている。

サイホン管は本体容器の底部付近から薬剤を吸い上げてホース側へ導く管であり記述は正しい。消火薬剤量が一定以下の小型消火器等については、ホースを設けないことが認められているため記述は正しい。ノズルは放射形態や放射角度を決める部品であり記述は正しい。放射時に断熱材によるホーン(ノズル)の防護措置が求められるのは、放射時にホーン部が著しく低温となる二酸化炭素消火器の特徴であり、化学泡消火器にはそのような措置は用いられないため、この記述は誤りである。

13消火器の消火薬剤に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a粉末消火薬剤は、りん酸塩類等を主成分とするABC粉末と、炭酸水素塩類等を主成分とするBC粉末等に分類される。
  2. b強化液消火薬剤は中性の薬剤であり、金属を腐食させることがない。
  3. c泡消火薬剤は、放射後の再利用を前提として設計されている。
  4. d二酸化炭素消火薬剤は常温で気体であるため、加圧用ガス容器を用いて放射する。
答えと解説を見る

正解:a. 粉末消火薬剤は、りん酸塩類等を主成分とするABC粉末と、炭酸水素塩類等を主成分とするBC粉末等に分類される。

粉末消火薬剤はりん酸塩類等を主成分としA・B・C火災に適応するABC粉末と、炭酸水素塩類等を主成分としB・C火災に適応するBC粉末等に分類されるため記述は正しい。強化液消火薬剤は炭酸カリウム水溶液等でアルカリ性を示す薬剤であり、中性とする記述は誤りである。泡消火薬剤は一度放射・発泡させると再利用はできず、記述は誤りである。二酸化炭素消火薬剤は本体容器内に液化した状態で高圧充てんされており、自身の蒸気圧により放射されるため、別途加圧用ガス容器を用いる必要はなく、この記述は誤りである。

14消火器の使用温度範囲に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a使用温度範囲は0℃以上40℃以下(化学泡消火器にあっては5℃以上40℃以下)を基準とし、消火薬剤の性能によりこの範囲を拡大することができる。
  2. b使用温度範囲は10℃以上35℃以下を基準とし、消火薬剤の性能により拡大することができる。
  3. c使用温度範囲は消火薬剤の性能にかかわらず、すべての消火器で0℃以上40℃以下に固定されている。
  4. d使用温度範囲は消火器の設置場所の用途によってのみ定められ、薬剤の性能とは関係がない。
答えと解説を見る

正解:a. 使用温度範囲は0℃以上40℃以下(化学泡消火器にあっては5℃以上40℃以下)を基準とし、消火薬剤の性能によりこの範囲を拡大することができる。

規格上、消火器の使用温度範囲は0℃以上40℃以下(化学泡消火器にあっては5℃以上40℃以下)を基準として定められており、消火薬剤の性能(耐寒性など)により10℃単位でこの範囲を拡大することが認められている。基準を10℃以上35℃以下とする選択肢2は数値が誤り。薬剤の性能にかかわらずすべての消火器で固定とする選択肢3は、拡大が認められている点および化学泡消火器の基準が5℃以上である点で誤り。設置場所の用途によってのみ定まるとする選択肢4も規格の趣旨と異なり誤りである。

15消火器の放射性能に関する規格上の基準として、正しいものはどれか。

  1. a温度20℃において、充てんされた消火剤の容量又は質量の80%以上を放射できるものでなければならない。
  2. b温度20℃において、充てんされた消火剤の容量又は質量の90%以上(化学泡消火器にあっては85%以上)を放射できるものでなければならない。
  3. c化学泡消火器を含め、すべての消火器で充てん消火剤の90%以上を放射できることとされている。
  4. d放射性能を判定する基準温度は0℃と定められている。
答えと解説を見る

正解:b. 温度20℃において、充てんされた消火剤の容量又は質量の90%以上(化学泡消火器にあっては85%以上)を放射できるものでなければならない。

放射性能の規格では、温度20℃において充てんされた消火剤の容量又は質量の90%以上を放射できることが基準とされ、化学泡消火器についてのみ85%以上と緩和されている。80%以上とする選択肢1は基準値が誤り。化学泡消火器も一律90%以上とする選択肢3は化学泡の特例を無視しており誤り。基準温度を0℃とする選択肢4も誤りで、正しくは20℃である。

16消火器に設けられるろ過網に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. aろ過網は、消火薬剤中の異物によるノズルの目詰まりを防止するために設けられ、化学泡消火器に設置されている。
  2. bろ過網は指示圧力計の内部に設けられ、圧力の異常上昇を防止するための部品である。
  3. cろ過網は粉末消火器のガス導入管に設けられ、薬剤の湿気による固化を防止する。
  4. dろ過網はガス加圧式消火器のガス導入管に設けられ、加圧用ガスの逆流を防止する。
答えと解説を見る

正解:a. ろ過網は、消火薬剤中の異物によるノズルの目詰まりを防止するために設けられ、化学泡消火器に設置されている。

ろ過網は、消火薬剤中に含まれる異物や未反応物などによりノズルが目詰まりするのを防ぐために設けられる部品で、化学泡消火器に設置される。指示圧力計の内部部品とする選択肢2は誤りで、指示圧力計とろ過網は別の構造物である。粉末消火器の固化防止は乾燥剤や粉上り防止封板の役割であり、ろ過網の機能ではないため選択肢3も誤り。ガスの逆流防止はガス導入管の逆止弁等の役割であり、ろ過網の目的ではないため選択肢4も誤りである。

17化学泡消火器の液面表示に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a容器内部に、外筒液及び内筒液それぞれの充てん量を示す液面表示が設けられている。
  2. b液面表示は容器の外部側面に設けられ、消火器全体の質量を示すものである。
  3. c液面表示は、指示圧力計の取付け位置を示すために設けられている。
  4. d液面表示は放射終了後の消火剤の残量を確認するために容器の底部に設けられている。
答えと解説を見る

正解:a. 容器内部に、外筒液及び内筒液それぞれの充てん量を示す液面表示が設けられている。

化学泡消火器は外筒液と内筒液を反応させて泡を発生させる構造のため、それぞれの薬剤を規定量充てんする目安として容器内部に液面表示が設けられている。消火器全体の質量表示とする選択肢2は誤りで、質量表示とは別の役割である。化学泡消火器は蓄圧式ではなく指示圧力計を備えないため選択肢3は誤り。残量確認用に底部に設けられているとする選択肢4も誤りで、液面表示は充てん時の目安として設けられるものである。

18消火器に表示される適応火災の絵表示の地色に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a普通火災用は白色、油火災用は黄色、電気火災用は青色と定められている。
  2. b普通火災用は赤色、油火災用は白色、電気火災用は黄色と定められている。
  3. cすべての火災種別の絵表示は地色が共通しており、赤色に統一されている。
  4. d普通火災用は青色、油火災用は白色、電気火災用は黄色と定められている。
答えと解説を見る

正解:a. 普通火災用は白色、油火災用は黄色、電気火災用は青色と定められている。

適応火災の絵表示は火災種別ごとに地色が定められており、普通火災用は白色、油火災用は黄色、電気火災用は青色とされている。選択肢2及び4はそれぞれの色の組合せが規定と異なるため誤り。地色が全種別共通で赤色に統一されているとする選択肢3も、実際には火災種別ごとに異なる地色が定められているため誤りである。

19自動車用消火器として認められるものに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a霧状強化液、機械泡、ハロゲン化物、二酸化炭素及び粉末の各消火器が認められ、化学泡消火器は認められない。
  2. b自動車用消火器として化学泡消火器が広く用いられている。
  3. c自動車用消火器として認められるのは水消火器のみである。
  4. d自動車用消火器は粉末消火器のみに限定されている。
答えと解説を見る

正解:a. 霧状強化液、機械泡、ハロゲン化物、二酸化炭素及び粉末の各消火器が認められ、化学泡消火器は認められない。

自動車用消火器として認められるのは、霧状強化液、機械泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、粉末の各消火器であり、化学泡消火器は車両の動揺や転倒により薬剤が変質・漏出するおそれがあることなどから自動車用としては認められていない。したがって化学泡消火器が広く用いられているとする選択肢2は誤り。水消火器のみとする選択肢3、粉末消火器のみに限定されるとする選択肢4も、実際には複数の種類が認められているため誤りである。

20消火器と高圧ガス保安法の関係に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a二酸化炭素消火器の消火剤貯蔵容器及び内容積が100cm³を超える加圧用ガス容器は、高圧ガス保安法の適用を受ける。
  2. b加圧用ガス容器はその内容積にかかわらず、すべて高圧ガス保安法の適用が除外される。
  3. c高圧ガス保安法の適用を受けるのは粉末消火器の貯蔵容器のみである。
  4. d二酸化炭素消火器は消防法のみの規制対象であり、高圧ガス保安法の適用は受けない。
答えと解説を見る

正解:a. 二酸化炭素消火器の消火剤貯蔵容器及び内容積が100cm³を超える加圧用ガス容器は、高圧ガス保安法の適用を受ける。

二酸化炭素消火器の消火剤を貯蔵する容器は高圧ガス保安法の適用を受け、また加圧用ガス容器についても内容積が100cm³を超えるものは同法の適用を受ける(100cm³以下のものは適用除外)。したがって内容積にかかわらず全て適用除外とする選択肢2は誤り。適用を受けるのは粉末消火器の貯蔵容器のみとする選択肢3も誤りで、実際には二酸化炭素消火器の容器等が対象である。二酸化炭素消火器が高圧ガス保安法の適用を受けないとする選択肢4も誤りである。

消防設備士 乙種6類を4択ドリルで演習する →本番形式・分野別・ミックスから選べます(無料)
消防設備士 乙種6類 の他の分野

実施団体:一般財団法人 消防試験研究センター。受験資格・試験日程・受験料など変動する情報は、必ず公式サイトでご確認ください。