問1防火対象物のうち「特定防火対象物」の説明として、正しいものはどれか。
- a消防用設備等の設置義務が課されない防火対象物をいう
- b延べ面積が一定以上であるかどうかのみによって機械的に区分される防火対象物をいう
- c劇場、病院、百貨店、旅館など、不特定多数の者が出入りし火災発生時の人命危険が高いとされる防火対象物をいう
- d事務所や工場など、関係者以外の出入りがない防火対象物のみをいう
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正解:c. 劇場、病院、百貨店、旅館など、不特定多数の者が出入りし火災発生時の人命危険が高いとされる防火対象物をいう
特定防火対象物は、劇場・病院・百貨店・旅館・飲食店など不特定多数の者が出入りし、火災発生時に人命に対する危険性が高いとされる用途の防火対象物を指す。事務所や工場は非特定防火対象物に分類されるため誤り。区分は延べ面積のみで決まるものではなく用途によるため誤り。特定防火対象物であっても消防用設備等の設置義務は課されるため誤り。
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問2防火対象物の関係者が負う消防用設備等に関する義務として、正しいものはどれか。
- a所有者、管理者又は占有者など権原を有する関係者が、消防用設備等を設置し維持する義務を負う
- b消防用設備等の点検義務は延べ面積等の条件にかかわらず、すべて関係者自身が実施しなければならない
- c消防用設備等の設置維持義務は防火対象物の所有者のみが負い、管理者や占有者は負わない
- d消防用設備等の設置維持義務は消防設備士のみが負い、防火対象物の関係者は負わない
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正解:a. 所有者、管理者又は占有者など権原を有する関係者が、消防用設備等を設置し維持する義務を負う
消防法上、消防用設備等の設置及び維持の義務は、防火対象物について権原を有する関係者(所有者・管理者・占有者)が負う。所有者のみに限定されるものではなく、管理者・占有者も含まれるため誤り。消防設備士は工事・整備・点検を行う技術者であり、設置維持義務そのものを負うのは関係者であるため誤り。点検の実施者は防火対象物の規模等に応じて定められており、すべて関係者自身が行うとは限らないため誤り。
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問3消防法令上の消防用設備等の分類として、正しいものはどれか。
- a消防の用に供する設備(消火設備・警報設備・避難設備)、消防用水、消火活動上必要な施設に大別される
- b消火設備のみを消防用設備等といい、警報設備や避難設備は含まれない
- c消防用設備等には建築物の建築設備全般が含まれる
- d消防用設備等は消火器具のみで構成される
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正解:a. 消防の用に供する設備(消火設備・警報設備・避難設備)、消防用水、消火活動上必要な施設に大別される
消防用設備等は、消火設備・警報設備・避難設備からなる「消防の用に供する設備」に加え、消防用水、消火活動上必要な施設に大別される。警報設備や避難設備も消防用設備等に含まれるため、消火設備のみを消防用設備等とする記述は誤り。建築設備全般を指すものではないため、建築設備全般が含まれるとする記述も誤り。消火器具はあくまで消火設備の一部にすぎないため、消火器具のみで構成されるとする記述も誤り。
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問4消防用設備等の設置維持命令に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消防長又は消防署長は、消防用設備等が技術上の基準に従って設置・維持されていないと認めるときは、防火対象物の関係者で権原を有する者に対し、必要な措置を命ずることができる
- b設置維持命令を発することができるのは都道府県知事のみであり、消防長又は消防署長は基準違反の事実を認めても必要な措置を命ずる権限をもたない
- c設置すべき消防用設備等が全く設置されていない場合は、維持すべき設備が存在しないため設置維持命令の対象とはならず、設置済みの設備の維持が不適正な場合に限られる
- d設置維持命令の対象となるのは工事又は整備を行った消防設備士であり、防火対象物の関係者で権原を有する者に対して必要な措置を命ずることはできない
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正解:a. 消防長又は消防署長は、消防用設備等が技術上の基準に従って設置・維持されていないと認めるときは、防火対象物の関係者で権原を有する者に対し、必要な措置を命ずることができる
消防用設備等の設置維持命令は、消防長又は消防署長が、技術上の基準に従って設置・維持されていないと認める防火対象物の関係者で権原を有する者に対して発することができる(消防法第17条の4)。命令権者は消防長又は消防署長であり、都道府県知事ではないため誤り。設置すべき消防用設備等が設置されていない場合も命令の対象となるため誤り。命令の名宛人は防火対象物の関係者で権原を有する者であり、消防設備士ではないため誤り。
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問5消防用設備等の定期点検及び報告に関する記述として、正しいものはどれか。
- a防火対象物の関係者は、消防用設備等について定められた期間ごとに点検を行わせ、その結果を消防長又は消防署長に報告しなければならない
- b防火対象物の関係者が行う消防用設備等の点検結果の報告先は、消防長又は消防署長ではなく、当該防火対象物の所在地を管轄する市町村長である
- c消防用設備等の点検は設置の時に一度実施すれば足り、その後は定められた期間ごとに継続して点検を行い、その結果を報告する必要はない
- d定期点検及び報告の義務は特定防火対象物にのみ課されるものであり、事務所や共同住宅などの非特定防火対象物には規模を問わず一切課されない
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正解:a. 防火対象物の関係者は、消防用設備等について定められた期間ごとに点検を行わせ、その結果を消防長又は消防署長に報告しなければならない
防火対象物の関係者は、消防用設備等について定められた期間ごとに点検を実施させ、その結果を消防長又は消防署長に報告する義務を負う。報告先は市町村長ではなく消防長又は消防署長であるため誤り。点検は一定期間ごとに継続して行うべきものであり、一度きりでは足りないため誤り。定期点検義務は特定防火対象物に限られず、非特定防火対象物にも一定の条件下で課されるため誤り。
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問6消防の用に供する機械器具等の検定制度に関する記述として、正しいものはどれか。
- a政令で定める機械器具等は、型式承認及び型式適合検定に合格し、検定合格の表示が付されていなければ販売や工事における使用等が禁止される
- b検定は、国や検定機関が行うものではなく、消防設備士が個々の設置現場において独自の判断で実施し、その結果を消防長に報告するものである
- c型式適合検定に合格した機械器具等に付される検定合格の表示は、全国共通のものではなく、表示を交付する都道府県ごとに形状や記載内容が異なる
- d検定制度は、機械器具等の形状や性能をあらかじめ確認する制度ではなく、消防用設備等の工事に着手する際の届出手続について定めた制度である
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正解:a. 政令で定める機械器具等は、型式承認及び型式適合検定に合格し、検定合格の表示が付されていなければ販売や工事における使用等が禁止される
消防の用に供する機械器具等のうち政令で定めるものは、型式承認及び型式適合検定に合格し検定合格の表示が付されていなければ、販売や工事における使用等ができない。検定は登録検定機関等が行うものであり、消防設備士個人が行うものではないため誤り。検定合格の表示は全国共通の制度であり都道府県ごとに異なるものではないため誤り。検定制度は機械器具等の規格適合性を担保する制度であり、着工届の手続とは別のものであるため誤り。
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問7消防設備士の免状に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消防設備士免状は交付を受けた都道府県内でのみ有効であり、他の都道府県では効力を有しない
- b消防設備士免状には乙種のみが存在し、甲種は存在しない
- c乙種消防設備士免状を有していれば、消防用設備等の工事も行うことができる
- d甲種と乙種があり、甲種は工事・整備・点検を、乙種は整備・点検を行うことができる
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正解:d. 甲種と乙種があり、甲種は工事・整備・点検を、乙種は整備・点検を行うことができる
消防設備士免状には甲種と乙種があり、甲種消防設備士は工事・整備・点検を、乙種消防設備士は整備・点検を行うことができる。乙種免状では工事を行うことはできないため誤り。免状には甲種・乙種の両方が存在するため誤り。消防設備士免状は全国どこでも効力を有し、交付を受けた都道府県内に限られるものではないため誤り。
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問8消防設備士免状の書換え及び再交付に関する記述として、正しいものはどれか。
- a免状を亡失し、滅失し、汚損し、又は破損した場合の免状の再交付は、居住地を管轄する市町村長に対して申請しなければならないとされている
- b免状の記載事項に変更が生じても、その書換えを申請するかどうかは免状の交付を受けた者の任意に委ねられており、申請することは義務ではない
- c免状を亡失した場合には、その免状の再交付を受けることはできず、当該免状は直ちに失効するため、改めて消防設備士試験を受け直す必要がある
- d免状の記載事項に変更が生じたときは、当該免状を交付した都道府県知事又は居住地若しくは勤務地を管轄する都道府県知事に書換えを申請しなければならない
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正解:d. 免状の記載事項に変更が生じたときは、当該免状を交付した都道府県知事又は居住地若しくは勤務地を管轄する都道府県知事に書換えを申請しなければならない
免状の記載事項(氏名、本籍地の属する都道府県等)に変更が生じたときは、当該免状を交付した都道府県知事又は居住地若しくは勤務地を管轄する都道府県知事に書換えを申請しなければならない(義務)。任意であるとするのは誤り。再交付は、免状の交付又は書換えをした都道府県知事に申請することができるものであり、市町村長に申請するのではないため誤り。免状を亡失した場合も再交付を申請することができ、失効するものではないため誤り。書換えの申請先(交付した知事又は居住地・勤務地を管轄する知事)と再交付の申請先(交付又は書換えをした知事)が異なる点に注意。
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問9乙種第6類消防設備士の業務(独占業務)に関する記述として、正しいものはどれか。
- a乙種第6類消防設備士は、消火器の整備を独占的に行うことができる資格である
- b消火器の整備は資格を有しない者でも自由に行うことができる
- c乙種第6類消防設備士は、消火器の設置工事も独占的に行うことができる
- d乙種第6類消防設備士免状があれば、消火器以外の消火設備の整備も行うことができる
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正解:a. 乙種第6類消防設備士は、消火器の整備を独占的に行うことができる資格である
乙種第6類消防設備士は、消火器の整備を独占的に行うことができる資格である。消火器には工事という概念がなく、設置(搬入設置)自体は資格を要しないため誤り。消火器の整備は消防設備士でなければ行うことができない独占業務であるため誤り。乙種第6類の業務範囲は消火器に限られ、他の消火設備の整備は行うことができないため誤り。
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問10消防用設備等の着工届及び設置届に関する記述として、正しいものはどれか。
- a設置届の提出義務者は工事を行った甲種消防設備士であり、防火対象物の関係者が工事完了後に設置届を提出する義務を負うことはない
- b甲種消防設備士は、消防用設備等の工事に着手しようとする日の10日前までに、消防長又は消防署長に着工届を提出しなければならない
- c着工届は消防長又は消防署長ではなく都道府県知事に対して、工事に着手しようとする日の10日前までに提出しなければならない
- d着工届の提出義務は甲種消防設備士だけでなく、整備のみを行う乙種消防設備士にも課されており、整備に着手する前に届け出なければならない
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正解:b. 甲種消防設備士は、消防用設備等の工事に着手しようとする日の10日前までに、消防長又は消防署長に着工届を提出しなければならない
甲種消防設備士は、消防用設備等の工事に着手しようとする日の10日前までに、消防長又は消防署長に着工届を提出しなければならない。乙種消防設備士は工事を行うことができないため着工届の提出義務は生じず誤り。着工届の提出先は都道府県知事ではなく消防長又は消防署長であるため誤り。設置届の提出義務者は防火対象物の関係者であり、消防設備士ではないため誤り。
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問11大型消火器及び付加設置、簡易消火用具に関する記述として、正しいものはどれか。
- a電気設備のある場所や多量の火気を使用する場所には、通常の消火器具の設置基準に加えて、これらの設備・場所に適応した消火器具の付加設置が必要となる
- b大型消火器は能力単位が大きく広い範囲をカバーできるものであるから、防火対象物の各部分から消火器具に至る歩行距離に関する規定は適用されない
- c簡易消火用具とは膨張ひる石及び膨張真珠岩のみを指す用語であって、水バケツ、水槽、乾燥砂等はこれに含まれず、能力単位も算定されない
- d大型消火器とは、運搬のための車輪を有するもののうち、小型消火器に比べて能力単位が小さいものをいい、大規模な火災には用いられない
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正解:a. 電気設備のある場所や多量の火気を使用する場所には、通常の消火器具の設置基準に加えて、これらの設備・場所に適応した消火器具の付加設置が必要となる
電気設備のある場所や多量の火気を使用する場所には、通常の消火器具の設置基準に加えて、その設備・場所に応じた消火器具を付加して設置しなければならない。大型消火器についても歩行距離の基準は定められており、規定が適用されないとするのは誤り。簡易消火用具には水バケツ、水槽、乾燥砂等が含まれるため、含まれないとするのは誤り。大型消火器は小型消火器に比べて消火薬剤量が多く能力単位が大きいものをいい、小さいとするのは誤り。
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問12消火器具の設置に関する歩行距離の基準として、正しいものはどれか。
- a防火対象物の各部分から小型消火器に至る歩行距離が20m以下となるように配置する
- b防火対象物の各部分から小型消火器に至る歩行距離が50m以下となるように配置する
- c防火対象物の各部分から小型消火器に至る歩行距離が30m以下となるように配置する
- d防火対象物の各部分から大型消火器に至る歩行距離が20m以下となるように配置する
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正解:a. 防火対象物の各部分から小型消火器に至る歩行距離が20m以下となるように配置する
小型消火器は防火対象物の各部分からの歩行距離が20m以下となるように配置することが定められている。大型消火器は小型消火器より能力単位が大きいため、許容される歩行距離も長く30m以下とされており、小型消火器に至る歩行距離を30m以下とする記述は、この数値を小型消火器に誤って当てはめている。大型消火器に至る歩行距離を20m以下とする記述は、大型消火器の基準値である30mではなく小型消火器の基準値20mを当てはめており誤り。小型消火器に至る歩行距離を50m以下とする記述の50mという数値は、消火器具の基準には存在しない。
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問13消防設備士の定期講習の受講期限に関する記述として、正しいものはどれか。
- a免状の交付を受けた日から2年以内に受講し、その後は5年ごとに受講する
- b免状の交付を受けた日以後における最初の4月1日から5年以内に受講し、その後は受講した日以後における最初の4月1日から2年以内ごとに受講する
- c免状の交付を受けた日以後における最初の4月1日から2年以内に受講し、その後は3年以内ごとに受講する
- d免状の交付を受けた日以後における最初の4月1日から2年以内に受講し、その後は5年以内ごとに受講する
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正解:d. 免状の交付を受けた日以後における最初の4月1日から2年以内に受講し、その後は5年以内ごとに受講する
消防設備士は、免状の交付を受けた日以後における最初の4月1日から2年以内に最初の定期講習を受講し、その後は受講した日以後における最初の4月1日から5年以内ごとに受講することが義務付けられている。最初の受講を5年以内とし、その後を2年以内ごととする記述は、2年と5年の期間を入れ替えており誤り。免状の交付を受けた日そのものから2年以内とする記述は、起算点を「最初の4月1日」ではなく交付日そのものとしており誤り。2回目以降を3年以内ごととする記述は、その期間を5年ではなく3年としており誤り。
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問14消火器具の設置場所に関する基準として、正しいものはどれか。
- a消火器具は、床面からの高さが1.5m以下の箇所に設置する
- b消火器具は、床面からの高さが2.0m以下の箇所に設置する
- c消火器具は、床面からの高さが1.8m以下の箇所に設置する
- d消火器具は、床面からの高さに関する制限はなく、天井付近に設置してもよい
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正解:a. 消火器具は、床面からの高さが1.5m以下の箇所に設置する
消火器具は使用者が容易に取り出せるよう、床面からの高さが1.5m以下の箇所に設置することとされている。床面からの高さを1.8m以下、あるいは2.0m以下とする記述は、いずれもこの基準値より高く誤り。高さに関する制限はなく天井付近に設置してもよいとする記述は、高さの制限自体を否定しており、実際には明確な上限が定められているため誤り。
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問15消火器具の設置場所を表示する標識の記載事項及び色として、正しいものはどれか。
- a「消火栓」の文字を表示し、地は赤色、文字は白色とする
- b「消火器」の文字を表示し、地は黄色、文字は黒色とする
- c「消火器」の文字を表示し、地は白色、文字は赤色とする
- d「消火器」の文字を表示し、地は赤色、文字は白色とする
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正解:d. 「消火器」の文字を表示し、地は赤色、文字は白色とする
消火器具の設置場所には「消火器」の文字を表示した標識を設け、地を赤色、文字を白色とすることとされている。地を白色、文字を赤色とする記述は地と文字の色を反対にしており誤り。「消火栓」の文字を表示するとする記述は、消火器ではなく屋内消火栓設備の標識文言であり誤り。地を黄色、文字を黒色とする記述の色の組合せは、消火器具の標識の色として定められていない。
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問16大型消火器の定義として、正しいものはどれか。
- a能力単位の数値がA火災では10以上、B火災では20以上であり、かつ規定量以上の消火薬剤が充てんされている消火器
- b能力単位の数値がA火災に適応するものでは20以上、B火災に適応するものでは10以上であり、かつ、消火剤の種類ごとに定められた規定量以上の消火薬剤が充てんされている消火器
- c消火薬剤の充てん量が規定量以上であれば、能力単位の数値にかかわらず大型消火器となる
- d運搬方式が据置式であるものは、能力単位や薬剤充てん量にかかわらずすべて大型消火器となる
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正解:a. 能力単位の数値がA火災では10以上、B火災では20以上であり、かつ規定量以上の消火薬剤が充てんされている消火器
大型消火器は、能力単位の数値がA火災(普通火災)に適応するものでは10以上、B火災(油火災)に適応するものでは20以上であり、かつ、消火剤の種類ごとに定められた規定量以上の消火薬剤が充てんされているものと定義されている。能力単位と薬剤充てん量の両方の要件を満たす必要がある点に注意する。A火災に適応するものでは20以上、B火災に適応するものでは10以上とする記述は、A火災とB火災の数値を入れ替えており誤り。薬剤の充てん量が規定量以上であれば能力単位にかかわらず大型消火器となるとする記述は、薬剤充てん量のみで判定するもので能力単位の要件を欠くため誤り。運搬方式が据置式であるものはすべて大型消火器となるとする記述は運搬方式のみで判定しており誤りで、そもそも大型消火器の運搬方式は据置式ではなく車載式である。
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問17消火器具を設置する単位に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消火器具は原則として防火対象物ごとに設置するが、開口部のない耐火構造の床又は壁で区画されている場合は、それぞれを別の防火対象物とみなして設置する
- b消火器具は、防火対象物の延べ面積や階数の多少にかかわらず建物一棟につき1本のみを設置すれば足り、階ごとの区分や耐火構造の床又は壁による区画は一切考慮しない
- c消火器具は、防火対象物が飲食店であるか事務所であるかといった用途にかかわらず、また延べ面積の大小にも関係なく、すべての防火対象物について一律に同数を設置する
- d消火器具は、避難が困難で危険性が高い地階及び無窓階については設置を要せず、通常の避難が可能な地上階のみを設置単位として設置すればよいこととされている
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正解:a. 消火器具は原則として防火対象物ごとに設置するが、開口部のない耐火構造の床又は壁で区画されている場合は、それぞれを別の防火対象物とみなして設置する
消火器具は原則として防火対象物ごとに設置するが、開口部のない耐火構造の床又は壁で区画されている部分がある場合は、それぞれの部分を別の防火対象物とみなして設置単位を判断することとされている。建物一棟につき1本のみを設置すればよいとする記述は建物全体で1本でよいとするもので、実際には面積や構造区画に応じて複数設置が必要となるため誤り。用途や延べ面積に関係なく一律に同数を設置するとする記述は用途や面積を考慮しないもので、実際には用途・構造・面積により所要能力単位が異なるため誤り。地階・無窓階を除き地上階のみに設置すればよいとする記述は地階・無窓階を除外しているが、これらの階こそ消火器具の設置が特に求められる場所であり誤り。
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問18消防法施行令別表第一に定める防火対象物の用途区分に関する記述として、正しいものはどれか。
- a共同住宅は、不特定多数の者が出入りしないことから、非特定防火対象物に区分される
- b令別表第一による用途区分は、延べ面積の大小のみによって定められている
- c用途区分は消火器具の設置基準にのみ関係し、他の消防用設備等の設置基準には関係しない
- d共同住宅は、百貨店や旅館と同様に不特定多数の者が出入りするため、特定防火対象物に区分される
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正解:a. 共同住宅は、不特定多数の者が出入りしないことから、非特定防火対象物に区分される
令別表第一の用途区分は、その防火対象物に不特定多数の者が出入りするかどうか等を基準に特定用途と非特定用途に分けられ、共同住宅は居住者が限定されるため非特定防火対象物に区分される。したがって共同住宅を非特定防火対象物に区分するとする記述が正しく、共同住宅を百貨店や旅館と同様に特定防火対象物に区分するとする記述は誤り。用途区分は延べ面積で機械的に決まるものではなく、また消火器具に限らずスプリンクラー設備など他の消防用設備等の設置基準を定める上でも用いられる基本的な区分であるため、用途区分が延べ面積の大小のみによって定められるとする記述や、用途区分は消火器具の設置基準にのみ関係するとする記述も誤りである。
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問19消防用設備等の技術上の基準に関する法令が改正された場合の適用(既存不遡及の原則とその例外)についての記述として、正しいものはどれか。
- a既存不遡及の原則により、用途変更があった場合でも従前の用途の基準がそのまま適用され続ける
- b既存不遡及の原則は、百貨店や旅館などの特定防火対象物にのみ適用され、共同住宅などの非特定防火対象物には適用されない
- c消火器具や避難器具など一定の消防用設備等については、既存不遡及の原則が適用されず、改正後も常に現行の基準に適合させなければならない
- d既存の防火対象物における消防用設備等は、いかなる場合であっても改正前の基準のままでよい
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正解:c. 消火器具や避難器具など一定の消防用設備等については、既存不遡及の原則が適用されず、改正後も常に現行の基準に適合させなければならない
消防用設備等の技術基準が改正された場合、原則として既存の防火対象物には改正前の基準(既存不遡及)が適用されるが、消火器具・避難器具・誘導灯・自動火災報知設備の一部など令で定める一定のものは例外として常に改正後の現行基準への適合が求められる。したがって、消火器具や避難器具など一定の消防用設備等には既存不遡及の原則が適用されず改正後も常に現行の基準に適合させなければならないとする記述が正しい。改正後も一律に旧基準でよいわけではないため、いかなる場合であっても改正前の基準のままでよいとする記述は誤り、また防火対象物の用途が変更された場合は原則として現行基準が適用されるため、用途変更があっても従前の用途の基準がそのまま適用され続けるとする記述も誤りである。既存不遡及の原則が問題となるのはむしろ非特定防火対象物についてであり、百貨店・旅館等の特定防火対象物はもともと既存不遡及が適用されず常に現行基準への適合が義務付けられている。既存不遡及の原則が特定防火対象物にのみ適用され非特定防火対象物には適用されないと述べる記述は、消防法第17条の5第2項第4号が百貨店・旅館等の特定防火対象物を既存不遡及の適用除外として掲げていることと正反対であり誤りである。
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問20消防同意の制度に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消防同意の制度は、防火対象物の使用が開始された後に消防長又は消防署長が行う立入検査に際して必要とされる手続を定めたものである
- b建築主事等が建築物の確認等を行う場合、原則としてあらかじめ当該建築物の所在地を管轄する消防長又は消防署長の同意を得なければならない
- c消防同意は、防火対象物の関係者が工事の完了後に消防用設備等の設置届を提出する際に、消防長又は消防署長から得るものとされている手続である
- d消防同意は、甲種消防設備士が消防用設備等の工事に着手しようとする際に、あらかじめ消防長又は消防署長から得なければならない手続である
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正解:b. 建築主事等が建築物の確認等を行う場合、原則としてあらかじめ当該建築物の所在地を管轄する消防長又は消防署長の同意を得なければならない
消防同意は、建築主事等が建築確認等を行うにあたり、あらかじめ消防長又は消防署長の同意を得なければならないとする制度であり、建物が消防法令上の基準に適合しているかを事前に確認する趣旨のものである。したがって、建築主事等が確認等を行う場合にあらかじめ管轄の消防長又は消防署長の同意を得なければならないとする記述が正しい。消防同意は建築確認手続に付随するものであって、消防設備士の着工届や設置届の手続とは別の制度であるため、消防設備士が工事に着手する際に必要な手続とする記述や、関係者が設置届を提出する際に得るものとする記述は誤りであり、使用開始後の立入検査とも異なる制度であるため、立入検査に関する手続とする記述も誤りである。
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問21防火管理者及び消防計画に関する記述として、正しいものはどれか。
- a防火管理者を定める義務は特定防火対象物にのみ課されるものであり、事務所や共同住宅などの非特定防火対象物には規模を問わず一切課されない
- b防火対象物における防火管理者の選任は法令上任意とされており、選任した場合であっても消防長又は消防署長への届出を行う必要はない
- c消防計画の作成は防火管理者が行うことはできず、必ず甲種消防設備士の資格を有する者が作成して消防長又は消防署長に届け出なければならない
- d一定規模以上の防火対象物の管理について権原を有する者は、防火管理者を定め、消防計画の作成その他防火管理上必要な業務を行わせなければならない
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正解:d. 一定規模以上の防火対象物の管理について権原を有する者は、防火管理者を定め、消防計画の作成その他防火管理上必要な業務を行わせなければならない
収容人員等が一定規模以上となる防火対象物の管理権原者は、防火管理者を定め、消防計画の作成、消火・通報及び避難訓練の実施その他防火管理上必要な業務を行わせる義務があり、選任した場合は消防長又は消防署長に届け出なければならない。したがって、一定規模以上の防火対象物の管理権原者が防火管理者を定め消防計画の作成その他の業務を行わせなければならないとする記述が正しく、防火管理者の選任は任意で届出も不要とする記述は誤りである。消防計画の作成は防火管理者の職務であって消防設備士の職務ではないため、消防計画の作成を必ず消防設備士が行わなければならないとする記述は誤り。また防火管理者選任義務は収容人員等の要件を満たせば非特定防火対象物にも課され得るため、選任義務が特定防火対象物にのみ課され非特定防火対象物には一切課されないとする記述も誤りである。
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問22統括防火管理者の制度に関する記述として、正しいものはどれか。
- a統括防火管理者の制度は、管理権原者が一つの単独所有の建物にのみ適用される
- b管理権原が分かれている一定の防火対象物では、統括防火管理者を定めなければならない
- c統括防火管理者は、各テナントが個別に選任する防火管理者に代わって選任されるものであり、各テナントの防火管理者は不要となる
- d統括防火管理者を定めるかどうかは、防火対象物の関係者の任意の判断による
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正解:b. 管理権原が分かれている一定の防火対象物では、統括防火管理者を定めなければならない
高層建築物や地下街、雑居ビル等、管理権原が複数に分かれる一定の防火対象物では、建物全体としての防火管理業務を統括する統括防火管理者を定めることが義務付けられている。したがって、管理権原が分かれている一定の防火対象物では統括防火管理者を定めなければならないとする記述が正しい。統括防火管理者が選任されても各管理権原者ごとの防火管理者の選任義務がなくなるわけではないため、各テナントの防火管理者が不要となるとする記述は誤りであり、この制度はむしろ管理権原が複数に分かれる建物を対象とする制度であるため、単独所有の建物にのみ適用されるとする記述も誤り。また該当する防火対象物では選任が義務であり任意ではないため、定めるかどうかは関係者の任意の判断によるとする記述も誤りである。
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問23危険物の製造所、貯蔵所又は取扱所に設置する消火設備に関する記述として、正しいものはどれか。
- a危険物の製造所、貯蔵所又は取扱所に設置する消火設備の区分は、屋内消火栓設備等の第1種と屋外消火栓設備等の第2種の二区分のみとされ、消火器はこのうち第1種に区分される
- b危険物施設に設置する消火設備は、その規模や貯蔵・取り扱う危険物の種類等に応じて第1種から第5種までに区分され、消火器はこのうち第4種又は第5種の消火設備に該当する
- c危険物の製造所、貯蔵所又は取扱所における消火設備の設置基準は、危険物の種類や数量を考慮することなく、一般の防火対象物における消火器具の設置基準と全く同一である
- d危険物の製造所、貯蔵所又は取扱所には、その規模や貯蔵し若しくは取り扱う危険物の種類にかかわらず、消火設備のうち消火器の設置義務については一律に免除される
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正解:b. 危険物施設に設置する消火設備は、その規模や貯蔵・取り扱う危険物の種類等に応じて第1種から第5種までに区分され、消火器はこのうち第4種又は第5種の消火設備に該当する
危険物の製造所等に設置する消火設備は、その規模、貯蔵・取り扱う危険物の品名・数量等に応じて第1種から第5種までに区分されており、消火器や乾燥砂等の簡易消火用具は第4種又は第5種の消火設備として位置付けられる。したがって、規模や危険物の種類等に応じて第1種から第5種までに区分され消火器は第4種又は第5種に該当するとする記述が正しい。危険物施設であっても規模等に応じて消火設備の設置が義務付けられるため一律免除ではなく、消火器の設置が一律に免除されるとする記述は誤りであり、区分も二区分ではないため、第1種と第2種の二区分のみで消火器は第1種であるとする記述も誤り。また危険物施設の消火設備基準は一般の防火対象物の消火器具基準とは別に定められているため、両者が全く同一であるとする記述も誤りである。
この問題のページ:危険物施設の消火設備の種別区分 →
問24消防用設備等の設置届に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消防用設備等の設置届の提出義務者はその工事を行った甲種消防設備士とされており、当該防火対象物の関係者には届出を行う義務は課されていない
- b消防用設備等の設置届の提出先は当該防火対象物の所在地を管轄する都道府県知事であり、消防長又は消防署長に届け出て検査を受けるものではない
- c消防用設備等の設置届は、その工事が完了する前にあらかじめ提出しなければならないものとされており、工事が完了した後に提出することは認められない
- d防火対象物の関係者は、消防用設備等の設置に係る工事が完了した日から4日以内に、その旨を消防長又は消防署長に届け出て検査を受けなければならない
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正解:d. 防火対象物の関係者は、消防用設備等の設置に係る工事が完了した日から4日以内に、その旨を消防長又は消防署長に届け出て検査を受けなければならない
消防用設備等を設置したときは、防火対象物の関係者が工事完了の日から4日以内にその旨を消防長又は消防署長に届け出て検査を受けなければならないとされている。したがって、関係者が工事完了の日から4日以内に消防長又は消防署長へ届け出て検査を受けるとする記述が正しい。設置届は工事完了後に行う届出であるため、工事完了前に提出しなければならないとする記述は誤りであり、提出先は都道府県知事ではなく消防長又は消防署長であるため、提出先を都道府県知事とする記述も誤りである。届出義務者は工事を行った消防設備士ではなく防火対象物の関係者であるため、甲種消防設備士が提出義務者であるとする記述も誤りである。
この問題のページ:消防用設備等設置届の届出期限 →
問25消防の用に供する機械器具等に係る型式承認と型式適合検定の関係に関する記述として、正しいものはどれか。
- a型式適合検定は、個々の製品が総務省令で定める技術上の規格に適合するかどうかを型式承認の申請前に確かめておくための予備的な手続であり、型式承認を受けた後に改めて行われることはない
- b型式承認は出荷される個々の製品ごとに一つずつ総務大臣から与えられるものであり、型式適合検定はこれに対して同一の型式に属する製品をまとめて型式ごとに一括して行われるものとされている
- c型式承認はその機械器具等の型式に係る形状等が総務省令で定める技術上の規格に適合している旨の承認であり、型式適合検定は個々の製品が型式承認を受けた型式に適合しているかどうかを検定するものである
- d型式承認と型式適合検定は、いずれも製品の形状等が総務省令で定める技術上の規格に適合しているかどうかを確認する同一の手続であり、両者の間に対象や時期の区別はなく一方を受ければ他方は不要である
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正解:c. 型式承認はその機械器具等の型式に係る形状等が総務省令で定める技術上の規格に適合している旨の承認であり、型式適合検定は個々の製品が型式承認を受けた型式に適合しているかどうかを検定するものである
型式承認は、機械器具等の型式に係る形状等が技術上の規格に適合している旨を認める手続であり、型式適合検定は、個々の製品がその承認を受けた型式の形状等と同一であるかどうかを検定するものである。したがって、型式承認を型式に係る形状等の規格適合を認める承認とし、型式適合検定を個々の製品が承認を受けた型式に適合しているかの検定とする記述が正しく、両者は目的も対象も異なる別個の手続であるため、両者は同一の手続で区別はないとする記述は誤り。型式適合検定は型式承認を受けた後に個々の製品について行われるものであるため、型式承認を受ける前の予備的な手続とする記述は誤りであり、対象の単位関係が逆であるため、型式承認を個々の製品ごとに・型式適合検定を型式ごとに一括して行うとする記述も誤りである。
この問題のページ:型式承認と型式適合検定の違い →
問26消火器の技術上の規格を定める省令の位置付けに関する記述として、正しいものはどれか。
- a消火器の構造、機能等に関する規格は、消防法に基づき総務省令で定められている
- b消火器の技術上の規格は、日本消防検定協会が独自に制定する内部基準にすぎない
- c消火器の技術上の規格は、各都道府県が条例で個別に定めるものである
- d消火器の技術上の規格は、法令には基づかず業界団体の自主基準として定められている
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正解:a. 消火器の構造、機能等に関する規格は、消防法に基づき総務省令で定められている
消火器の構造・機能等に関する技術上の規格は、消防法に基づく委任を受けて総務省令として定められており、これが検定や型式承認の基準となる。したがって、消防法に基づき総務省令で定められているとする記述が正しい。都道府県条例で個別に定めるものではないため、各都道府県が条例で個別に定めるとする記述は誤りであり、日本消防検定協会は検定を実施する機関であって規格そのものを独自に定める立場ではないため、同協会が独自に制定する内部基準にすぎないとする記述も誤り。技術上の規格は法令に基づく公的基準であって単なる業界の自主基準ではないため、業界団体の自主基準として定められているとする記述も誤りである。
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問27消防設備士免状の再交付に関する記述として、正しいものはどれか。
- a免状の再交付の申請先は、その免状の交付を受けた都道府県知事以外の都道府県知事でなければならず、交付した都道府県知事に申請することは認められない
- b免状の亡失により再交付を受けた者が、亡失した免状を発見した場合は、発見した日から10日以内に、これを再交付をした都道府県知事に提出しなければならない
- c免状を亡失した場合には、その免状の再交付を受けることはできないため、改めて消防設備士試験を受け直して新たに免状の交付を受けなければならない
- d免状の再交付を受けた後に亡失していた旧免状を発見した場合であっても、その旧免状はそのまま本人が保管しておけばよく、都道府県知事に提出する必要はない
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正解:b. 免状の亡失により再交付を受けた者が、亡失した免状を発見した場合は、発見した日から10日以内に、これを再交付をした都道府県知事に提出しなければならない
免状の亡失により再交付を受けた者が、その後亡失した免状を発見したときは、発見の日から10日以内に、これを再交付をした都道府県知事に提出しなければならないとされている。したがって、発見した日から10日以内に再交付をした都道府県知事へ提出しなければならないとする記述が正しい。免状を亡失しても再交付の手続により免状を取り戻すことができ、試験の受け直しは不要であるため、再交付を受けられず試験を受け直さなければならないとする記述は誤りであり、発見した旧免状は提出義務があり本人が保管し続けてよいものではないため、そのまま本人が保管し提出する必要はないとする記述も誤りである。再交付の申請先は原則として交付を受けた都道府県知事等であるため、交付を受けた都道府県知事以外に申請しなければならないとする記述も誤りである。
この問題のページ:免状再交付後の亡失免状発見時の提出義務 →
問28変電設備など電気設備のある場所に対する消火器具の付加設置基準として、正しいものはどれか。
- a電気設備がある場所であっても、通常の消火器具の設置基準を満たしていれば付加設置の必要はない
- b電気設備の設置場所の床面積100㎡ごとに、消火器具1個以上を付加して設置しなければならない
- c電気設備の設置されている場所の床面積50㎡ごとに、消火器具1個以上を付加して設置しなければならない
- d電気設備の付加設置は、延べ面積にかかわらず防火対象物ごとに一律1個を追加すればよい
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正解:b. 電気設備の設置場所の床面積100㎡ごとに、消火器具1個以上を付加して設置しなければならない
変電設備等の電気設備がある場所には、通常の消火器具の設置基準に加え、当該電気設備の設置場所の床面積100㎡ごとに消火器具1個以上を付加設置しなければならない。床面積50㎡ごととする記述は、基準面積を誤って半分としており誤り。通常の消火器具の設置基準を満たしていれば付加設置は不要とする記述は、電気設備の存在自体が付加設置義務を生じさせる要件であり、通常基準を満たすだけでは足りないため誤り。延べ面積にかかわらず防火対象物ごとに一律1個を追加すればよいとする記述は、面積に応じた個数の考え方を無視しているため誤り。
この問題のページ:電気設備がある場所への付加設置基準 →
問29多量の火気を使用する場所に対する消火器具の付加設置基準として、正しいものはどれか。
- a鍛造場、ボイラー室、乾燥室その他多量の火気を使用する場所には、床面積25㎡ごとに能力単位1以上の消火器具を付加して設置しなければならない
- b多量の火気を使用する場所には、床面積50㎡ごとに能力単位1以上の消火器具を付加して設置しなければならない
- c多量の火気を使用する場所であっても、耐火構造であれば付加設置は不要である
- d多量の火気を使用する場所には、歩行距離30m以内に大型消火器を1個設置すればよく、能力単位の規定はない
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正解:a. 鍛造場、ボイラー室、乾燥室その他多量の火気を使用する場所には、床面積25㎡ごとに能力単位1以上の消火器具を付加して設置しなければならない
鍛造場、ボイラー室、乾燥室その他多量の火気を使用する場所には、床面積25㎡ごとに能力単位1以上の消火器具を付加設置しなければならない。床面積50㎡ごととする記述は基準面積を誤っており誤り。歩行距離30m以内に大型消火器を設置すれば足り能力単位の規定はないとする記述は、能力単位による算定を行わない点が誤りで、実際には床面積に応じた能力単位で算定する。耐火構造であれば付加設置は不要とする記述は、耐火構造であることを理由に付加設置を免除する規定はなく誤り。
この問題のページ:多量の火気使用場所の付加設置基準 →
問30少量危険物又は指定可燃物を貯蔵し、若しくは取り扱う場所に対する消火器具の設置基準として、正しいものはどれか。
- a指定数量未満の危険物を貯蔵し、若しくは取り扱う場所であれば、その数量の多少にかかわらず、消火器具の設置について消防法令上の義務は一切生じないこととされている
- b指定数量未満の危険物又は指定可燃物を貯蔵し、若しくは取り扱う場所には、それぞれ定められた数量ごとに能力単位1以上の消火器具を設置しなければならない
- c指定可燃物を貯蔵し、若しくは取り扱う場所には、その数量や品名にかかわらず、能力単位1以上の消火器具では足りず、必ず大型消火器を設置しなければならないとされている
- d少量危険物又は指定可燃物を貯蔵し、若しくは取り扱う場所については、消火器具を設置する必要はなく、これに代えて屋内消火栓設備を設置することのみが義務付けられる
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正解:b. 指定数量未満の危険物又は指定可燃物を貯蔵し、若しくは取り扱う場所には、それぞれ定められた数量ごとに能力単位1以上の消火器具を設置しなければならない
指定数量未満の危険物(少量危険物)又は指定可燃物を貯蔵し、若しくは取り扱う場所には、それぞれ定められた数量ごとに能力単位1以上の消火器具を設置しなければならない。指定数量未満の危険物であれば設置義務は一切生じないとする記述は、指定数量未満であっても設置義務が生じる点を無視しており誤り。危険物の種類にかかわらず必ず大型消火器を設置しなければならないとする記述は、必ず大型消火器を要求するものではなく誤り。消火器具ではなく屋内消火栓設備の設置のみが義務付けられるとする記述は、消火器具に代えて屋内消火栓設備のみで足りるとする根拠がなく誤り。
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問31簡易消火用具の能力単位に関する記述として、正しいものはどれか。
- a膨張ひる石又は膨張真珠岩は、簡易消火用具としての能力単位換算の対象には含まれない
- b乾燥砂は、50Lにつき能力単位0.5として換算する
- c乾燥砂は、50Lにつき能力単位1として換算する
- d水槽は、容量にかかわらず能力単位は一律1とする
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正解:b. 乾燥砂は、50Lにつき能力単位0.5として換算する
乾燥砂は50Lにつき能力単位0.5として換算される。乾燥砂を50Lにつき能力単位1として換算するとする記述は、換算値を誤っており誤り。水槽の能力単位を容量にかかわらず一律とする記述は、水槽の能力単位が容量(80Lや190L等)に応じて異なる値(1.5や2.5等)となる点を無視しており誤り。膨張ひる石又は膨張真珠岩は能力単位換算の対象に含まれないとする記述は、これら(160Lにつき能力単位1)も簡易消火用具として能力単位換算の対象に含まれるため誤り。
この問題のページ:簡易消火用具(乾燥砂)の能力単位換算 →
問32消火器具の設置を要しない場合に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消火器具の設置の省略は認められておらず、他の消火設備の設置状況にかかわらず必ず設置しなければならない
- b屋内消火栓設備を設置すれば、電気設備や多量の火気使用場所に対する付加設置分も含めて全ての消火器具設置義務が免除される
- c自動火災報知設備を設置した部分は、消火器具の設置を全て省略することができる
- d屋内消火栓設備、スプリンクラー設備等の消火設備を技術上の基準に従って設置したときは、その有効範囲内の部分について、大型消火器の設置を省略することができる
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正解:d. 屋内消火栓設備、スプリンクラー設備等の消火設備を技術上の基準に従って設置したときは、その有効範囲内の部分について、大型消火器の設置を省略することができる
屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備等の消火設備を技術上の基準に従って設置した場合、その有効範囲内の部分については大型消火器の設置を省略することができる。大型消火器以外の消火器具については能力単位の一部を減少できるにとどまり、全部を省略できるわけではない。自動火災報知設備を設置した部分は消火器具の設置を全て省略できるとする記述は、警報設備である自動火災報知設備の設置を理由に消火器具を省略できるとする点が誤り。屋内消火栓設備を設置すれば全ての消火器具設置義務が免除されるとする記述は、付加設置分(電気設備・多量の火気使用場所等)まで免除されるとしている点が誤り。他の消火設備の設置状況にかかわらず必ず設置しなければならないとする記述は、緩和が一切認められないとしている点が誤り。
この問題のページ:他の消火設備による設置の省略 →
問33消防設備士の義務に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消防設備士は、その業務を誠実に行い、工事整備対象設備等の質の向上に努めなければならない
- b誠実に業務を行う義務は甲種消防設備士のみに課され、乙種消防設備士には課されない
- c誠実に業務を行う義務は、消防設備士免状の交付を受けてから1年間に限り適用される
- d消防設備士は、業務を誠実に行う義務を負わず、法令上の資格要件を満たしていればよい
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正解:a. 消防設備士は、その業務を誠実に行い、工事整備対象設備等の質の向上に努めなければならない
消防設備士は、その業務を誠実に行い、工事整備対象設備等の質の向上に努めなければならないとされている。誠実に業務を行う義務を負わず資格要件を満たしていればよいとする記述は、この誠実義務の存在自体を否定しており誤り。この義務が甲種消防設備士のみに課されるとする記述は、甲種・乙種を問わずこの義務が課されるため誤り。免状の交付後の一定期間に限り適用されるとする記述は、この義務に期間の限定はなく、免状を有する間継続するため誤り。
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問34消防設備士免状の携帯に関する記述として、正しいものはどれか。
- a消防設備士免状の携帯義務は、乙種消防設備士には課されるが、甲種消防設備士には課されない
- b消防設備士免状の携帯は努力義務にとどまり、携帯していなくても法令上の問題は生じない
- c消防設備士は、その業務に従事するときは、消防設備士免状を携帯していなければならない
- d消防設備士免状は事業所に保管しておけば足り、業務に従事する現場に携帯する必要はない
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正解:c. 消防設備士は、その業務に従事するときは、消防設備士免状を携帯していなければならない
消防設備士は、その業務に従事するときは消防設備士免状を携帯していなければならない。携帯を努力義務にとどまるとする記述は誤り。携帯義務が乙種のみに課され甲種には課されないとする記述は、甲種・乙種の別なく課される義務であるため誤り。事業所に保管しておけば足りるとする記述は誤りで、実際の業務従事の場に携帯する必要がある。
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問35消防設備士に対する免状の返納命令に関する記述として、正しいものはどれか。
- a免状の返納命令を受けた場合、直ちに消防設備士の資格そのものが消滅し、再取得は一切認められない
- b免状の返納命令は、消防設備士が居住する市町村の消防長のみが行うことができる
- c定期講習を受講しなかった場合であっても、免状の返納を命じられることはない
- d消防設備士が定期講習を受講すべき期間内に受講しなかった場合、免状を交付した都道府県知事から免状の返納を命じられることがある
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正解:d. 消防設備士が定期講習を受講すべき期間内に受講しなかった場合、免状を交付した都道府県知事から免状の返納を命じられることがある
定期講習を受講すべき期間内に受講しなかった消防設備士は、免状を交付した都道府県知事から免状の返納を命じられることがある。返納命令を行えるのは市町村の消防長のみとする記述は、命令の主体を誤っており、正しくは都道府県知事である。講習を受講しなかった場合でも返納を命じられることはないとする記述は、講習未受講が返納命令の事由となり得る点を否定しており誤り。返納命令により資格そのものが消滅し再取得も認められないとする記述は、返納命令と資格の永久的な消滅・再取得不可を結びつけている点が誤り。
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問36消防用設備等の点検を行う資格者に関する記述として、正しいものはどれか。
- a特定防火対象物であれば、延べ面積にかかわらず一律に消防設備士等による点検が義務付けられる
- b消防設備点検資格者は、点検はできるが、点検結果の報告書を作成することは認められていない
- c延べ面積1000㎡以上の特定防火対象物など一定の防火対象物については、消防設備士又は消防設備点検資格者に点検させなければならない
- d全ての防火対象物について、消防設備士又は消防設備点検資格者以外の者が点検を行うことは認められていない
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正解:c. 延べ面積1000㎡以上の特定防火対象物など一定の防火対象物については、消防設備士又は消防設備点検資格者に点検させなければならない
延べ面積1000㎡以上の特定防火対象物など一定の防火対象物については、消防設備士又は消防設備点検資格者に点検させなければならない。全ての防火対象物で有資格者以外による点検が認められないとする記述は、この基準に該当しない防火対象物では関係者自らが点検を行うことも認められている点を無視しており誤り。消防設備点検資格者は報告書を作成できないとする記述は、点検資格者も点検結果報告書の作成に関与できるため誤り。特定防火対象物であれば延べ面積にかかわらず一律に義務付けられるとする記述は、延べ面積の要件を無視しており誤り。
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