既存不遡及の原則とその例外

消防設備士 乙種6類消防関係法令」の練習問題 問19(全36問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は消防設備士 乙種6類のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-07-30

問題消防用設備等の技術上の基準に関する法令が改正された場合の適用(既存不遡及の原則とその例外)についての記述として、正しいものはどれか。

  1. a消火器具や避難器具など一定の消防用設備等については、既存不遡及の原則が適用されず、改正後も常に現行の基準に適合させなければならない
  2. b既存の防火対象物における消防用設備等は、いかなる場合であっても改正前の基準のままでよい
  3. c既存不遡及の原則により、用途変更があった場合でも従前の用途の基準がそのまま適用され続ける
  4. d既存不遡及の原則は、非特定防火対象物にのみ適用され、特定防火対象物には適用されない(誤りの選択肢として、実際は特定と非特定の関係が逆)
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正解:a. 消火器具や避難器具など一定の消防用設備等については、既存不遡及の原則が適用されず、改正後も常に現行の基準に適合させなければならない

消防用設備等の技術基準が改正された場合、原則として既存の防火対象物には改正前の基準(既存不遡及)が適用されるが、消火器具・避難器具・誘導灯・自動火災報知設備の一部など令で定める一定のものは例外として常に改正後の現行基準への適合が求められる。したがって選択肢0が正しい。改正後も一律に旧基準でよいわけではないため選択肢1は誤り、また防火対象物の用途が変更された場合は原則として現行基準が適用されるため選択肢2も誤りである。既存不遡及の原則が問題となるのはむしろ非特定防火対象物についてであり、百貨店・旅館等の特定防火対象物はもともと既存不遡及が適用されず常に現行基準への適合が義務付けられている。選択肢3は特定と非特定の関係が逆であり誤りである。

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