原子力発電所の蒸気タービンに関する記述として

電験三種電力:発電」の練習問題 問61(全71問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題原子力発電所の蒸気タービンに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. a回転速度は毎分3000〜3600回転の2極機が用いられ、火力用より高速である。
  2. b火力発電に比べて高温・高圧の過熱蒸気を用いるため、同一出力では火力用より小形になる。
  3. c飽和蒸気に近い低温・低圧の蒸気を用いるため同一出力では火力用より大形となり、湿分分離器を設ける。
  4. d蒸気の湿り分が少ないため、タービン翼の壊食(エロージョン)対策は不要である。
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正解:c. 飽和蒸気に近い低温・低圧の蒸気を用いるため同一出力では火力用より大形となり、湿分分離器を設ける。

軽水炉から得られる蒸気は火力に比べ低温・低圧の飽和蒸気であるため、同一出力を得るには蒸気量が多く必要でタービンは大形になり、湿り蒸気による翼の壊食を防ぐため湿分分離加熱器を設ける。したがって高温・高圧で小形になるとする記述は誤り。湿り分が多く壊食対策が必要であるから対策不要とする記述も誤り。大形化に伴う遠心力を抑えるため回転速度は毎分1500〜1800回転の4極機が主流であり、火力用より高速とする記述も誤りである。

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