原子炉を緊急停止した直後も炉心の冷却を続けなければならない…

電験三種電力:発電」の練習問題 問63(全71問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題原子炉を緊急停止した直後も炉心の冷却を続けなければならない理由と、その対策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. a炉心内の冷却材が温度低下によって凍結し流路を閉塞するのを防ぐためであり、停止後もヒータによる加熱を継続する。
  2. b核分裂生成物の放射性崩壊による崩壊熱が発生し続けるためであり、非常用炉心冷却装置(ECCS)などによって冷却を維持する。
  3. c停止後もタービンの慣性回転による摩擦熱が炉心へ伝わり続けるためであり、ターニング装置を回して均一に冷却する。
  4. d制御棒を全挿入しても核分裂の連鎖反応が止まらず出力が上昇し続けるためであり、ほう酸水を注入して反応を停止させる。
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正解:b. 核分裂生成物の放射性崩壊による崩壊熱が発生し続けるためであり、非常用炉心冷却装置(ECCS)などによって冷却を維持する。

制御棒の挿入で連鎖反応が停止しても、炉内に蓄積した核分裂生成物の放射性崩壊による崩壊熱が発生し続けるため、非常用炉心冷却装置などで冷却を継続して燃料の損傷を防ぐ必要がある。制御棒挿入で連鎖反応は停止するため、止まらないとする記述は誤り。冷却材の凍結防止は軽水炉の停止直後の課題ではなく、タービンの摩擦熱は炉心冷却の必要性とは無関係であるため、これらの記述も誤りである。

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