第一種電気工事士の難易度は?第二種との差と必要な勉強時間の目安
第一種電気工事士は、第二種の上位資格として位置づけられる。範囲が広がるぶん難易度は上がるが、合格基準はあくまで全体6割程度で、科目ごとの足切りもない。この記事では第二種との差と、勉強時間の目安を整理する。
難易度が上がる理由は「範囲の広さ」
第一種が難しいとされる最大の理由は、第二種の出題範囲に加えて電気応用・発電送電変電・受電設備が上乗せされることである。扱う電圧も低圧から高圧へと広がり、機器の名前も一気に増える。ただし1問あたりの難易度が飛躍的に上がるわけではなく、定番論点の繰り返しという性格は第二種と変わらない。「難しい問題が出る試験」というより「覚えることが多い試験」と捉えるほうが実態に近い。
科目別の足切りがないのは有利な点
危険物乙4や消防設備士のように科目ごとの足切りがある試験では、苦手科目を1つでも作ると不合格になる。これに対して第一種電気工事士の学科は全体でおおむね6割取れればよく、科目ごとの基準はない。つまり計算が極端に苦手でも、法令や機器・配線図で取り返せる。戦略の自由度が高い試験である。
勉強時間の目安
必要な勉強時間は前提知識によって大きく変わる。第二種に合格して間もない人であれば、上乗せ分野を中心に数か月程度で仕上げる例が多いようだ。一方、電気の実務経験がない状態からの挑戦であれば、より余裕をもった計画が必要になる。こうした数字は体験談ベースの一般的な目安であり、個人差が大きい点は念頭に置いてほしい。
本当の壁は試験より「免状」かもしれない
第一種は試験そのものに受験資格がない一方、免状の交付には所定の実務経験(3年以上)が必要とされている。学科と技能に合格しても、実務経験の要件を満たすまでは免状が交付されない。「合格したのに免状が出ない」と戸惑わないよう、受験前に交付要件を確認しておきたい。要件は改正されることがあるため、必ず公式サイトで最新情報を確認してほしい。
難易度は解いて確かめるのが早い
難易度の感じ方には個人差があり、実際に問題を解いてみるのが最も確実である。本サイトでは第一種電気工事士の学科試験に対応した無料の演習問題を9分野に分けて公開しており、本番形式モードでは本試験と同じ配分の50問で力試しができる。まずは高圧受電設備や法令の分野から解いて、いまの距離感をつかんでみてほしい。
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