問題建築物に用いる構造用鋼材の性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- a鋼材のヤング係数(弾性係数)は、強度(材質)が異なってもほぼ一定の値である。
- b鋼材の炭素含有量が増加すると、一般に引張強さは増すが、伸びや溶接性は低下する。
- c鋼材の線膨張係数はコンクリートの約10倍であり、両者を一体化した鉄筋コンクリートは温度変化で剥離しやすい。
- d鋼材は温度が上昇すると強度が低下し、一般に500度程度で常温時の約半分程度となる。
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正解:c. 鋼材の線膨張係数はコンクリートの約10倍であり、両者を一体化した鉄筋コンクリートは温度変化で剥離しやすい。
正解(最も不適当)は「線膨張係数がコンクリートの約10倍」とする記述。鋼材とコンクリートの線膨張係数はともに約1×10^-5/℃でほぼ等しく、この一致こそが鉄筋コンクリートが温度変化に対して一体として挙動できる理由であり、「約10倍で剥離しやすい」は誤り。ヤング係数は強度(材質)が異なってもほぼ一定と述べる記述(約2.05×10^5 N/mm²)、炭素含有量の増加で引張強さは増すが伸びや溶接性は低下すると述べる記述、温度上昇で強度が低下し約500度で常温時の約半分になると述べる記述は、いずれも正しい。
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