構造用鋼材の性質の基礎

ビル管理士建築物の構造概論」の練習問題 問17(全36問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方はビル管理士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-07-30

問題建築物に用いる構造用鋼材の性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. a鋼材のヤング係数(弾性係数)は、強度(材質)が異なってもほぼ一定の値である。
  2. b鋼材の炭素含有量が増加すると、一般に引張強さは増すが、伸びや溶接性は低下する。
  3. c鋼材の線膨張係数はコンクリートの約10倍であり、両者を一体化した鉄筋コンクリートは温度変化で剥離しやすい。
  4. d鋼材は温度が上昇すると強度が低下し、一般に500度程度で常温時の約半分程度となる。
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正解:c. 鋼材の線膨張係数はコンクリートの約10倍であり、両者を一体化した鉄筋コンクリートは温度変化で剥離しやすい。

正解(最も不適当)は「線膨張係数がコンクリートの約10倍」。鋼材とコンクリートの線膨張係数はともに約1×10^-5/℃でほぼ等しく、この一致こそが鉄筋コンクリートが温度変化に対して一体として挙動できる理由であり、「約10倍で剥離しやすい」は誤り。1番目(ヤング係数は約2.05×10^5 N/mm²で強度によらずほぼ一定)、2番目(炭素量増加で強度増・伸びや溶接性は低下)、4番目(約500℃で強度が常温の約半分)はいずれも正しい。

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