コンクリート中性化と鉄筋腐食

ビル管理士建築物の構造概論」の練習問題 問16(全36問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方はビル管理士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-07-30

問題コンクリートの中性化に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. a中性化は、空気中の二酸化炭素がコンクリート中に侵入し、アルカリ性が徐々に失われていく現象である。
  2. b中性化が進行してアルカリ性が失われると、鉄筋表面の不動態被膜が強化され、鉄筋の腐食が抑制される。
  3. c中性化が鉄筋位置まで達すると鉄筋が腐食しやすくなり、錆の膨張によってかぶりコンクリートのひび割れや剥離を生じることがある。
  4. d一般に中性化の進行深さは、おおむね経過時間の平方根に比例して増大する。
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正解:b. 中性化が進行してアルカリ性が失われると、鉄筋表面の不動態被膜が強化され、鉄筋の腐食が抑制される。

正解(最も不適当)は「アルカリ性が失われると不動態被膜が強化され腐食が抑制される」。実際は逆で、コンクリートは本来強アルカリ性(pH約12〜13)で鉄筋表面に不動態被膜を形成し腐食を防いでいるが、中性化によってアルカリ性が失われると不動態被膜が破壊され、鉄筋は腐食しやすくなる。1番目(二酸化炭素による中性化)、3番目(鉄筋腐食と錆膨張によるひび割れ・剥離)、4番目(進行深さは経過時間の平方根に比例)はいずれも正しい。

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