問題建築材料としてのコンクリートおよび鋼材の性質に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- a鋼材の線膨張係数はコンクリートの約10倍であり、両者を一体化できない。
- bコンクリートは中性化が進行すると、それ自体の圧縮強度が急激に低下する。
- cコンクリートの引張強度は、圧縮強度のおおむね10分の1程度である。
- dコンクリートのヤング係数は、鋼材のヤング係数より大きい。
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正解:c. コンクリートの引張強度は、圧縮強度のおおむね10分の1程度である。
正しいのは、コンクリートの引張強度が圧縮強度のおおむね10分の1程度とする記述。実際には圧縮強度の約10分の1〜13分の1で、引張は鉄筋が負担する。鋼材の線膨張係数がコンクリートの約10倍で両者を一体化できないとする記述は誤り——鋼とコンクリートの線膨張係数はともに約1×10⁻⁵/℃でほぼ等しく、これが鉄筋コンクリート造を成立させる根拠である。中性化が進むとコンクリート自体の圧縮強度が急激に低下するとする記述も誤り——中性化はコンクリート自体の強度低下ではなく、鉄筋の不動態皮膜を破って発錆・かぶり爆裂を招く現象。コンクリートのヤング係数が鋼材より大きいとする記述も誤り——ヤング係数はコンクリート約2.1×10⁴、鋼材約2.05×10⁵N/mm²で鋼材が約10倍大きい。
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