問題トコジラミ(ナンキンムシ)の生態および防除に関する記述として、最も適当なものはどれか。
- aトコジラミは完全変態を行う昆虫で、幼虫はボウフラのように水中で発育する。
- bトコジラミの吸血は産卵前の雌成虫に限られ、雄成虫や幼虫は吸血しない。
- cトコジラミは幼虫・成虫とも雌雄を問わず吸血し、夜間に活動して昼間はすき間などに潜む。
- d近年はピレスロイド剤がよく効くようになり、トコジラミの薬剤抵抗性はまったく問題になっていない。
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正解:c. トコジラミは幼虫・成虫とも雌雄を問わず吸血し、夜間に活動して昼間はすき間などに潜む。
正しいのは、幼虫・成虫とも雌雄を問わず吸血し、夜間に活動して昼間は家具や壁のすき間などに潜むとする記述。トコジラミは不完全変態の昆虫で、夜間に人を吸血して昼間はベッド・家具・壁のすき間や継ぎ目などの狭所に潜む。完全変態を行い幼虫がボウフラのように水中で発育するとする記述は誤り——トコジラミは卵→幼虫→成虫と進む不完全変態で、幼虫は水中ではなく成虫と同じ生活場所で育つ。吸血が産卵前の雌成虫に限られるとする記述は誤り——雌成虫だけでなく雄成虫も幼虫も吸血する(吸血しないと発育・産卵できない)。ピレスロイド剤がよく効くようになり薬剤抵抗性は問題になっていないとする記述は誤り——ピレスロイド剤に対する抵抗性をもつ系統(いわゆるスーパートコジラミ)の広がりが近年の防除上の大きな問題となっている。
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