問題冷凍機油の低温における流動性について、正しいものはどれか。
- a冷凍機油から低温でろう(ワックス)分が析出しても、それは油中に浮遊するにとどまり、油の流動性や粘度にはいかなる影響も及ぼさない。
- b冷凍機油の低温における流動性は、圧縮機の潤滑にのみ関係する性質であって、蒸発器内での油の滞留や伝熱性能とは全く無関係である。
- c温度が低下すると油中のろう(ワックス)分が析出し始める温度があり、これより低い温度では油の流動性が損なわれるおそれがある。
- d冷凍機油は、蒸発温度のような低温下に置かれても性状が変化することはなく、温度にかかわらず常に一定の粘度・流動性を保つ性質をもつ。
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正解:c. 温度が低下すると油中のろう(ワックス)分が析出し始める温度があり、これより低い温度では油の流動性が損なわれるおそれがある。
冷凍機油を冷却していくと、ある温度でろう(ワックス)分が析出し始め、これより低い温度になると油が濁ったり流動性が損なわれたりするおそれがあるため、使用温度域に応じて低温流動性の良い冷凍機油を選定する必要がある。冷凍機油の粘度・流動性は温度によって変化する性質であり、温度にかかわらず常に一定の粘度・流動性を保つとする記述は誤りである。ろう分の析出は油の流動性を悪化させる要因であり、流動性にいかなる影響も及ぼさないとする記述も誤りである。析出したろう分が蒸発器の伝熱面に付着すると伝熱性能を低下させるおそれがあり、低温流動性は蒸発器の伝熱性能と全く無関係とする記述も誤りである。
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