クランクケースヒータの設置目的

第三種冷凍機械責任者冷凍機器」の練習問題 問30(全30問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は第三種冷凍機械責任者のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題圧縮機クランクケースに取り付けるクランクケースヒータの目的として、正しいものはどれか。

  1. a蒸発器の着霜を防止するために、蒸発器コイルを直接加熱する目的で設けられる
  2. b冷媒液配管内に生じたフラッシュガスを加熱して再凝縮させるために用いられる
  3. c停止中に冷媒が油に溶け込むのを抑え、起動時のオイルフォーミングの発生を防止する
  4. d運転中の吐出ガス温度を意図的に上昇させ、油分離器での油分離効率を高めるために用いる
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正解:c. 停止中に冷媒が油に溶け込むのを抑え、起動時のオイルフォーミングの発生を防止する

正しいのは、停止中に冷媒がクランクケース内の油に溶け込むのを抑え、起動時のオイルフォーミングを防止する、と述べる記述。クランクケースヒータは圧縮機停止中にクランクケース内の油を加温し、油に冷媒が溶け込む(冷媒の油への溶解)量を抑える。これにより、起動時に圧力が急低下して溶け込んだ冷媒が急激に発泡し、油を泡立てて圧縮機外へ吐き出すオイルフォーミングや、それに伴う油枯渇・焼付きを防止する。運転中の吐出ガス温度を上昇させて油分離器での油分離効率を高めるとする記述は、油分離効率とは無関係で誤り。着霜防止のため蒸発器コイルを直接加熱するとする記述は、蒸発器コイルの加熱とは無関係で誤り。冷媒液配管内のフラッシュガスを加熱して再凝縮させるとする記述は、クランクケースヒータの設置位置・目的と異なり、フラッシュガスの再凝縮を目的とするものではないため誤り。

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