問題往復式(レシプロ)圧縮機の容量制御に用いられるアンローダ機構に関する記述として、正しいものはどれか。
- a吸込弁を強制的に開放状態に保持し、該当シリンダを無負荷運転として段階的に容量を制御する
- b吐出弁を強制的に開放状態に保持し、圧縮ガスをそのまま吸込側へ逃がして容量を制御する
- c圧縮機の回転数をインバータで連続的に変化させることで容量を制御する機構である
- d凝縮器側の電磁弁を開閉して冷媒の流れを止めることで圧縮機の容量を制御する機構である
答えと解説を見る
正解:a. 吸込弁を強制的に開放状態に保持し、該当シリンダを無負荷運転として段階的に容量を制御する
アンローダは往復圧縮機の代表的な容量制御装置で、特定シリンダの吸込弁を油圧や電磁力などで強制的に開放状態に保持する。吸い込んだガスは圧縮されずに開いたままの吸込弁から吸込側へ押し戻されるため、そのシリンダは実質的に仕事をしない無負荷運転となり、作動シリンダ数に応じて段階的に容量を減らせる。吐出弁を開放する方式はアンローダではなく、高圧の吐出ガスがシリンダへ逆流して撹拌され過熱を招くだけで容量制御には用いられない。回転数を変える制御はインバータ制御であり、アンローダとは別方式である。凝縮器側の弁開閉は圧縮機の容量制御機構ではない。