問題水冷凝縮器の伝熱管内面に生じる水あか(スケール)の影響として、正しいものはどれか。
- a伝熱管の熱通過率が向上し、凝縮圧力が低下する
- b伝熱抵抗が増して熱通過率が低下し、凝縮圧力・凝縮温度が上昇する
- c蒸発器側の伝熱にのみ影響し、凝縮圧力には影響しない
- d圧縮機の吐出ガス温度と圧縮動力をともに低下させる
答えと解説を見る
正解:b. 伝熱抵抗が増して熱通過率が低下し、凝縮圧力・凝縮温度が上昇する
水あかは熱伝導率が小さく、伝熱管内面に付着すると断熱層として働いて伝熱を妨げるため、凝縮器の熱通過率が低下する。その結果、同じ冷却水温・水量でも凝縮に必要な温度差が広がり、凝縮温度・凝縮圧力が上昇する。熱通過率が向上して凝縮圧力が下がるという記述は逆であり誤り。水あかは水冷凝縮器の管内に生じるものであり、蒸発器側の伝熱には直接関係しない。凝縮圧力の上昇に伴い圧縮比が増すため、吐出ガス温度・圧縮動力はむしろ増加する。