理想的な演算増幅器の出力端子を反転入力端子に直接接続し、入…

電験三種理論:電子理論・電気計測」の練習問題 問30(全47問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題理想的な演算増幅器の出力端子を反転入力端子に直接接続し、入力信号を非反転入力端子に加えた回路がある。この回路に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. a電圧増幅度はほぼ 1 で、入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いため、緩衝増幅器(バッファ)として用いられる
  2. b出力を反転入力に直接つないでも帰還はかからず、電圧増幅度は開ループ利得のまま無限大となるので、微小信号の比較器として用いられる
  3. c帰還抵抗と入力抵抗が等しい反転増幅器と同じ動作となり、電圧増幅度はほぼ -1 で、入力信号と逆位相の出力が得られる
  4. d反転入力と出力が短絡されることで入力インピーダンスが極めて低くなり、信号源に大きな負担をかけるため、緩衝増幅器としては実用されない
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正解:a. 電圧増幅度はほぼ 1 で、入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いため、緩衝増幅器(バッファ)として用いられる

この構成は電圧フォロワ(ボルテージフォロワ)で、100 % の負帰還がかかり出力電圧は入力電圧に等しくなる。増幅度は 1 だが、入力インピーダンスが極めて高く出力インピーダンスが極めて低いので、前段と後段を分離するインピーダンス変換器として広く使われる。増幅度が -1 で位相反転するという説明は反転入力に信号を加える構成の話であり誤りである。出力を反転入力へ戻している以上、帰還がかからず増幅度が無限大になることはない。入力インピーダンスは高いので、信号源に負担をかけるという記述も誤りである。

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