電力系統の絶縁協調に関する記述として

電験三種電力:変電・送電」の練習問題 問20(全46問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題電力系統の絶縁協調に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a系統各部の機器の絶縁強度を、避雷器の制限電圧によらず可能な限り高くし、建設費などの経済性を考慮せずに設計することをいう
  2. b雷サージや開閉サージは考慮せず、商用周波の耐電圧試験値のみを基準として系統各部の機器の絶縁強度を決定することをいう
  3. c変電所内のすべての機器の絶縁強度を、避雷器の制限電圧より低い値とし、事故時に機器側で先に放電させるよう設計することをいう
  4. d系統各部の絶縁強度を、避雷器の制限電圧に適切な裕度を加えた値を基準として、経済性を考慮しながら合理的に定めることをいう
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正解:d. 系統各部の絶縁強度を、避雷器の制限電圧に適切な裕度を加えた値を基準として、経済性を考慮しながら合理的に定めることをいう

絶縁協調とは、避雷器などの保護装置の性能(制限電圧)を基準に、系統各部の絶縁強度を安全性と経済性のバランスをとって合理的に決めることをいうので正しい。機器の絶縁強度を避雷器の制限電圧より低くすると、避雷器が動作する前に機器が絶縁破壊するため保護が成立せず誤りである。経済性を無視して絶縁を高くするだけでは設備が過大となり、絶縁協調の趣旨に反する。系統の絶縁設計では雷インパルス耐電圧(BIL)や開閉サージが支配的要因となるため、商用周波耐電圧のみで決めるという記述も誤りである。

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