問題変圧器の内部故障保護に用いられる比率差動継電器に関する記述として、正しいものはどれか。
- a励磁突入電流に多く含まれる第2調波成分を利用して、突入電流時に確実に動作させる
- b変圧器の外部で発生した短絡事故に対して優先的に動作するように整定する
- c変圧器の油温上昇と油面低下を検出して動作する機械的な継電器である
- d一次側と二次側の電流から求めた差電流が、抑制コイル電流に対する一定比率を超えたときに動作する
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正解:d. 一次側と二次側の電流から求めた差電流が、抑制コイル電流に対する一定比率を超えたときに動作する
比率差動継電器は変流器で得た一次側・二次側の電流の差(差電流)を、通過電流に比例する抑制量と比較し、その比率が整定値を超えたときに動作する。これにより変圧器内部の故障だけを選択的に検出できるので正しい。外部短絡は貫通電流となり差電流が生じにくいため、外部事故で優先的に動作させるのは選択性の考え方に反する。油温や油面を検出するのはブッフホルツ継電器などの機械的保護であり別物である。第2調波成分は励磁突入電流時に継電器を不必要動作させないようロックするために用いるものであり、動作させるという記述は逆である。
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