地中電力ケーブルの許容電流に関する記述として

電験三種電力:配電・電気材料」の練習問題 問35(全45問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題地中電力ケーブルの許容電流に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. a許容電流は導体の発熱と周囲への放熱が釣り合ったとき絶縁体が最高許容温度に達する電流であり、土壌の熱抵抗が大きいほど小さくなる
  2. bCVケーブルの導体最高許容温度は連続使用で約30℃と定められており、OFケーブルよりかなり低いので許容電流も小さくなる
  3. c同一管路に布設する条数を増やすほど1条当たりの発熱が分散されて放熱条件が良くなるので、1条当たりの許容電流は大きくなる
  4. d許容電流は導体の引張強さなど機械的強度によって決まる値であり、土壌の熱抵抗や周囲温度の影響を受けないので補正も不要である
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正解:a. 許容電流は導体の発熱と周囲への放熱が釣り合ったとき絶縁体が最高許容温度に達する電流であり、土壌の熱抵抗が大きいほど小さくなる

ケーブルの許容電流は、導体の抵抗損・誘電損・シース損による発熱と、絶縁体・シース・土壌を通じた放熱が平衡し、絶縁体が最高許容温度に達するときの電流として決まる。したがって土壌の熱抵抗が大きいほど放熱が悪く許容電流は小さくなる。機械的強度で決まり周囲温度に無関係とする記述は、実際には熱的条件で決まるため誤り。布設条数を増やすと相互加熱により放熱条件は悪化し1条当たりの許容電流は低下するため誤り。CVケーブルの導体最高許容温度は連続使用で90℃であり、約30℃とする数値は誤りである。

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