金属シースをもつ電力ケーブルのシース損に関する記述として

電験三種電力:配電・電気材料」の練習問題 問38(全45問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題金属シースをもつ電力ケーブルのシース損に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. aシース損は導体電流とは無関係で、絶縁体の誘電率だけで決まる
  2. bシース損には循環電流損とうず電流損があり、金属シースを両端で接地すると循環電流が流れて損失が増加する
  3. cクロスボンド接地方式は、シース損を増加させる代わりにシース電位を低下させる方式である
  4. dシース損は直流送電においても交流送電と同程度に発生する
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正解:b. シース損には循環電流損とうず電流損があり、金属シースを両端で接地すると循環電流が流れて損失が増加する

シース損は導体電流がつくる交番磁束によって金属シースに生じる損失で、シースを閉回路として流れる循環電流損と、シース内部に生じるうず電流損に分けられる。金属シースを両端で接地すると閉回路が形成されて循環電流が流れ、損失が増加する。誘電率だけで決まるとする記述は、実際には導体電流の2乗に関係するため誤り。クロスボンド接地は区間ごとにシースを入れ替えて循環電流を打ち消し、シース電位とシース損の両方を低減する方式なので損失を増加させるという記述は誤り。直流では交番磁束が生じないためシース損はほとんど発生せず、交流と同程度とする記述も誤りである。

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