問題絶縁材料に関する記述として、誤っているものはどれか。
- a絶縁油は、微量の水分やごみ、繊維くずなどの不純物が混入すると絶縁耐力が著しく低下するため、定期的な絶縁破壊電圧の測定が必要である
- b固体絶縁材料の内部にボイド(空隙)があっても、ボイド内は周囲の固体よりも絶縁耐力が高いため部分放電は生じにくい
- c気体絶縁材料の絶縁耐力は、一般に圧力の上昇とともに高くなるため、ガス絶縁機器では封入圧力を高めて絶縁性能を確保している
- dSF6ガスは、同じ圧力の空気に比べて絶縁耐力が数倍高く、消弧能力にも優れるため、ガス絶縁開閉装置や遮断器に用いられる
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正解:b. 固体絶縁材料の内部にボイド(空隙)があっても、ボイド内は周囲の固体よりも絶縁耐力が高いため部分放電は生じにくい
固体絶縁物内部のボイドは気体であり、固体より誘電率が小さいためボイド内の電界は周囲より高くなる一方、気体の絶縁耐力は固体よりはるかに低い。その結果ボイド内で部分放電が発生しやすく、これが絶縁劣化・破壊の起点となるので、部分放電が生じにくいとする記述は誤りである。絶縁油が水分やごみの混入で絶縁耐力を大きく落とすこと、SF6ガスが同圧の空気の数倍の絶縁耐力と優れた消弧能力をもつこと、気体の絶縁耐力が圧力上昇とともに高まることは、いずれも正しい性質である。
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