地中送電線路の充電電流に関する記述として

電験三種電力:配電・電気材料」の練習問題 問29(全45問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題地中送電線路の充電電流に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a充電電流は静電容量の充電に伴うものであり、周波数に比例して大きくなる
  2. b充電電流は負荷電流と同相の有効電流であり、線路の抵抗損を直接増加させる
  3. c充電電流は線路の静電容量に比例するので、こう長に比例して大きくなる
  4. d充電電流は対地静電容量を流れる電流であり、対地電圧に比例して大きくなる
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正解:b. 充電電流は負荷電流と同相の有効電流であり、線路の抵抗損を直接増加させる

充電電流はIc=ωCEで表され、電圧に対して位相が90°進んだ無効電流である。したがって負荷電流と同相の有効電流であり抵抗損を直接増加させるとする記述は誤りで、実際には進み無効電流として受電端電圧を上昇させるフェランチ効果の原因となる。ω=2πfであるから周波数に比例し、Eに比例するため対地電圧にも比例する。また静電容量Cはこう長に比例するので、充電電流もこう長に比例して増加する。これらはいずれもIc=ωCEから導かれる正しい性質である。

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