問題同期発電機の電機子巻線に分布巻および短節巻を採用する主な目的として、正しいものはどれか。
- a集中巻・全節巻に比べて巻線係数が大きくなり、同じ巻数でも基本波起電力を増加させることができるため
- b巻線係数を1より大きくして電機子鉄心と導体の利用率を高め、機器を小形化するため
- c起電力に含まれる高調波を減らして波形を正弦波に近づけるため(基本波起電力はやや低下する)
- d起電力の高調波成分を増加させる代わりに、コイル端部を短くして銅の使用量を節約するため
答えと解説を見る
正解:c. 起電力に含まれる高調波を減らして波形を正弦波に近づけるため(基本波起電力はやや低下する)
分布巻や短節巻は各コイルの起電力に位相差をもたせることで、第3、第5、第7といった高調波成分を打ち消し、起電力波形を正弦波に近づけることを主目的とする。同時に基本波起電力もわずかに減少し、その割合が巻線係数(1より小さい値)として表される。したがって基本波起電力が増加するとする記述、巻線係数が1より大きくなるとする記述はいずれも誤りである。高調波を増やすことが目的ではなく、また銅量節約が主眼でもないため、その記述も誤りである。
広告体系的に対策するなら電験三種の受験対策講習会(能セン)を見る →![]()