問題同期発電機の三相短絡試験で得られる短絡曲線(界磁電流と短絡電流の関係)がほぼ直線となる理由として、正しいものはどれか。
- a短絡時の電機子電流はほぼ90°遅れとなって強い減磁作用を示し、磁気回路が飽和しないため
- b短絡電流は定格電流よりはるかに小さく、鉄心にほとんど磁束が通らないため
- c短絡時の電機子電流は起電力と同相となり、交差磁化作用だけが働いて磁束が増加するため
- d短絡試験中は界磁電流が一定に保たれ、変化しないため
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正解:a. 短絡時の電機子電流はほぼ90°遅れとなって強い減磁作用を示し、磁気回路が飽和しないため
三相短絡時の回路は同期リアクタンスが支配的なため、電機子電流は起電力に対しほぼ90°遅れとなり、強い減磁作用によって磁気回路内の合成磁束が小さく抑えられる。その結果、鉄心が飽和せず短絡曲線はほぼ直線となる。短絡時の電流が起電力と同相になるとする記述は力率の考え方が誤っている。短絡電流は定格電流程度あるいはそれ以上になり得るので小さいとはいえず、また短絡試験は界磁電流を変化させながら短絡電流を測定するものであるから、界磁電流が一定という記述も誤りである。
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