かご形三相誘導電動機の回転子に、深溝形や二重かご形の構造を…

電験三種機械:誘導機・同期機」の練習問題 問23(全47問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題かご形三相誘導電動機の回転子に、深溝形や二重かご形の構造を採用する主な目的として、最も適切なものはどれか。

  1. a回転子導体の断面積を減らして慣性モーメントを小さくし、始動から定格速度までの加速に要する時間を短縮すること。
  2. b回転子導体を鉄心の表面近くに浅く配置して漏れリアクタンスを小さくし、全負荷運転時の力率を改善すること。
  3. c回転子鉄心中の磁束の通路を分割して渦電流損を低減し、全負荷運転時の効率を高めるとともに温度上昇を抑えること。
  4. d回転子導体の表皮効果を利用して始動時の等価二次抵抗を大きくし、始動トルクを増すとともに始動電流を抑えること。
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正解:d. 回転子導体の表皮効果を利用して始動時の等価二次抵抗を大きくし、始動トルクを増すとともに始動電流を抑えること。

始動時は二次周波数が電源周波数に等しく高いため、深溝形や二重かご形では表皮効果によって電流が溝の外側(外側かご)に集中し、等価的な二次抵抗が大きくなる。その結果、比例推移と同様に始動トルクが増し始動電流は抑えられる。運転時はすべりが小さく二次周波数が下がるので抵抗は小さくなり効率低下も抑えられる。慣性の低減、渦電流損の低減、漏れリアクタンスの低減はこの構造の主目的ではなく誤りである。

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