問題騒音および振動による健康影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- a騒音性難聴は、初期に4000Hz付近の聴力低下(オージオグラム上のc5ディップ)が現れるのが特徴である。
- b騒音性難聴は、まず125〜250Hzの低音域が障害され、初期から日常会話が著しく困難になる。
- cチェーンソーや電動工具などによる手腕への局所振動を長期に受けても、指の血行障害(白ろう病・レイノー現象)が生じることはない。
- d全身振動による不快感や動揺病は振動の周波数とは無関係であり、人体が特定の周波数で共振する現象は起こらない。
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正解:a. 騒音性難聴は、初期に4000Hz付近の聴力低下(オージオグラム上のc5ディップ)が現れるのが特徴である。
正しいのは、騒音性難聴で初期に4000Hz付近の聴力低下(c5ディップ)が現れるとする記述。騒音性難聴は初期に4000Hz付近の聴力が選択的に低下する『c5ディップ』を示し、会話音域より高い周波数から障害が始まるのが特徴である。低音域が先に障害され初期から会話が著しく困難になるとする記述は誤り——低音域から障害されるのではなく、まず高音域(約4000Hz)が障害され初期には自覚しにくい。手腕への局所振動を長期に受けても血行障害は生じないとする記述は誤り——チェーンソー等による手腕系の局所振動障害では末梢の血行障害である白ろう病(振動障害によるレイノー現象)が生じ得る。全身振動が周波数と無関係で共振も起こらないとする記述は誤り——全身振動では人体が数Hz(縦方向でおおむね4〜8Hz)で共振し、この帯域で不快感や内臓への影響が大きくなる。
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