作用温度(OT)の構成要素

ビル管理士建築物の環境衛生」の練習問題 問19(全37問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方はビル管理士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題温熱指標である作用温度(OT、効果温度)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a作用温度は、気温と平均放射温度を総合した温熱指標であり、湿度の影響は含まない。
  2. b作用温度は、気温・湿度・気流の3要素から求められ、放射(周壁)の影響は含まない。
  3. c気流のない室内では、作用温度はおおむね気温と平均放射温度の差(気温−平均放射温度)に等しい。
  4. d作用温度は、主に発汗による蒸発熱放散の大きさを評価するための指標である。
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正解:a. 作用温度は、気温と平均放射温度を総合した温熱指標であり、湿度の影響は含まない。

正しいのは、気温と平均放射温度を総合した指標であり湿度の影響は含まないとする記述。作用温度(OT)は気温(乾球温度)と平均放射温度を対流熱伝達率・放射熱伝達率で加重平均した指標で、放射環境を取り込む一方、湿度は考慮しない点が有効温度(ET)との大きな違いである。気温・湿度・気流の3要素から求められ放射の影響を含まないとする記述は誤り——作用温度はむしろ放射を主要因として含み、湿度は含まない。気流のない室内で気温と平均放射温度の『差』に等しいとする記述も誤り——この場合の作用温度は両者の『平均(和の1/2)』に近似される。発汗による蒸発熱放散の大きさを評価する指標とする記述も誤り——蒸発熱放散を評価するのは湿度を含む指標(ETやWBGT系)の役割で、作用温度は乾性放熱(放射・対流)に着目した体感温度である。

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