作用温度(OT)の構成要素

ビル管理士建築物の環境衛生」の練習問題 問19(全37問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方はビル管理士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-07-30

問題温熱指標である作用温度(OT、効果温度)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a作用温度は、気温と平均放射温度を総合した温熱指標であり、湿度の影響は含まない。
  2. b作用温度は、気温・湿度・気流の3要素から求められ、放射(周壁)の影響は含まない。
  3. c気流のない室内では、作用温度はおおむね気温と平均放射温度の差(気温−平均放射温度)に等しい。
  4. d作用温度は、主に発汗による蒸発熱放散の大きさを評価するための指標である。
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正解:a. 作用温度は、気温と平均放射温度を総合した温熱指標であり、湿度の影響は含まない。

正しいのは選択肢1。作用温度(OT)は気温(乾球温度)と平均放射温度を対流熱伝達率・放射熱伝達率で加重平均した指標で、放射環境を取り込む一方、湿度は考慮しない点が有効温度(ET)との大きな違いである。選択肢2は誤り——湿度・気流の指標のように述べているが、作用温度はむしろ放射を主要因として含み、湿度は含まない。選択肢3は誤り——気流が小さい室内では作用温度は気温と平均放射温度の『平均(和の1/2)』に近似され、『差』ではない。選択肢4は誤り——発汗・蒸発熱放散を評価するのは湿度を含む指標(ETやWBGT系)の役割で、作用温度は乾性放熱(放射・対流)に着目した体感温度である。

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