体温調節と熱放散の仕組み

ビル管理士建築物の環境衛生」の練習問題 問9(全37問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方はビル管理士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題ヒトの体温調節と熱放散に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. a人体からの熱放散には、放射(輻射)、対流、伝導、蒸発の4つの経路がある。
  2. b気温が皮膚温を上回る高温環境では、放射・対流・伝導による熱放散は期待できず、主に発汗による蒸発で放熱する。
  3. c核心温度(身体深部温度)は、環境温度の変化に対して外殻温度(皮膚温)よりも変動しやすい。
  4. d発汗には温熱性発汗と精神性発汗があり、体温調節に主に関与するのは温熱性発汗である。
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正解:c. 核心温度(身体深部温度)は、環境温度の変化に対して外殻温度(皮膚温)よりも変動しやすい。

誤っているのは、核心温度(身体深部温度)のほうが外殻温度(皮膚温)よりも変動しやすいとする記述。恒常性(ホメオスタシス)により核心温度は約37℃前後に安定して保たれ、環境温に応じて変動しやすいのは外殻温度(皮膚温・四肢末梢)であり、核心と外殻の関係が逆になっている。人体からの熱放散が放射・対流・伝導・蒸発の4経路であると述べる記述は正しい。気温が皮膚温を上回る高温環境では主に発汗による蒸発で放熱すると述べる記述も正しく、この条件では乾性放熱(放射・対流・伝導)が働かず、発汗の蒸発潜熱が主放熱手段となる。体温調節に主に関与するのは温熱性発汗とする記述も正しく、精神性発汗は緊張時に手掌・足底等に生じる。

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