問題殺虫剤の抵抗性と薬剤選択に関する記述として、最も適当なものはどれか。
- a同一系統の薬剤を連用すると抵抗性個体が選択されやすいため、作用機序の異なる薬剤をローテーションして使用する。
- bいったん抵抗性を獲得した個体群は、以後すべての系統の薬剤に対して等しく抵抗性を示す。
- cチャバネゴキブリでは薬剤抵抗性の発達は報告されておらず、薬剤選択で考慮する必要はない。
- d抵抗性対策として最も有効なのは、単一の強力な薬剤を高濃度で繰り返し使用することである。
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正解:a. 同一系統の薬剤を連用すると抵抗性個体が選択されやすいため、作用機序の異なる薬剤をローテーションして使用する。
正しいのは選択肢1。同一系統(同一作用機序)の薬剤を連用すると抵抗性をもつ個体が選択・増殖しやすいため、作用機序の異なる薬剤を組み合わせてローテーション使用することが抵抗性対策の基本である。選択肢2は誤り——交差抵抗性は主に同じ作用機序をもつ薬剤群の間で生じ、すべての系統に等しく及ぶわけではない。選択肢3は誤り——チャバネゴキブリはピレスロイド剤等に対する抵抗性の発達が広く知られ、薬剤選択上の重要な考慮事項である。選択肢4は誤り——単一薬剤の高濃度連用は選択圧を高め、かえって抵抗性の発達を促す。