問題殺虫剤を用いた防除作業の安全管理に関する記述として、最も適当なものはどれか。
- a有機リン剤やカーバメート剤による中毒は、体内のコリンエステラーゼの働きが阻害されることによって起こる。
- b空間噴霧作業では作業後ただちに室内を密閉し、換気は行わないのが原則である。
- c液体の殺虫剤は、誤飲を防ぐため飲料用のペットボトルに移し替えて保管するとよい。
- d残留噴霧作業では皮膚からの薬剤吸収はないので、手袋や保護衣は着用しなくてよい。
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正解:a. 有機リン剤やカーバメート剤による中毒は、体内のコリンエステラーゼの働きが阻害されることによって起こる。
正しいのは、有機リン剤・カーバメート剤による中毒がコリンエステラーゼの働きの阻害によって起こるとする記述。両剤はいずれもコリンエステラーゼ(アセチルコリン分解酵素)の働きを阻害することで殺虫作用と中毒を生じ、ヒトの中毒には縮瞳・流涎・発汗等がみられ、解毒にはアトロピン等が用いられる。空間噴霧作業の後はただちに密閉し換気を行わないとする記述は誤り——噴霧の後は薬剤を屋外へ排出するため十分に換気する。液体の殺虫剤を飲料用のペットボトルに移し替えて保管するとよいとする記述も誤り——飲料容器への移し替えは誤飲事故の原因となり厳禁で、元容器・専用容器で施錠保管する。残留噴霧作業では皮膚からの吸収がないので手袋や保護衣は不要とする記述も誤り——殺虫剤は経皮吸収されるため、手袋・保護衣・保護具の着用が必要である。
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