問題フルオロカーボン冷媒中に水分が混入した場合に生じる現象として、正しいものはどれか。
- a冷媒が水分と反応して加水分解を起こし、フッ化水素や塩化水素などの酸を生成することがある。
- b冷媒中の水分は温度にかかわらず常に完全に冷媒に溶解し、遊離水として存在することは一切ない。
- c生成した酸は冷凍機油の劣化を防止する働きをもち、装置の保護に役立つ。
- d水分混入によって冷媒の蒸発潜熱が大きく増加し、冷凍能力が向上する。
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正解:a. 冷媒が水分と反応して加水分解を起こし、フッ化水素や塩化水素などの酸を生成することがある。
フルオロカーボン冷媒は水分をほとんど溶解しないため、混入した水分の一部は遊離水として存在し、冷媒や配管材料と反応して加水分解を起こし、フッ化水素・塩化水素などの酸を生成することがある。この酸は金属や絶縁材料を腐食・劣化させる要因となるため、酸を防止する働きがあるとする記述は誤りである。水分は低温部では溶解しきれず遊離水として析出しやすく、常に完全に溶解するわけではない。水分混入は冷凍能力の向上とは無関係であり、蒸発潜熱を増加させる効果はない。