熱電形(熱電対形)計器に関する記述として

電験三種理論:電子理論・電気計測」の練習問題 問40(全47問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題熱電形(熱電対形)計器に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. a測定電流による導体の発熱を熱電対で起電力に変換し可動コイル形計器で指示するもので、波形によらず実効値を指示でき、高周波電流の測定にも用いられる
  2. b熱線の発熱を利用しないため計器内部の消費電力が極めて小さく、入力抵抗も高いので、微小電流の測定に最も適しており、増幅器を用いずに直接指示できる
  3. c熱電対の起電力が電流の平均値に比例して発生するため、交流を加えても指針が振れない直流専用の計器であり、交流測定には整流器を付加する必要がある
  4. d駆動トルクが測定電流の大きさに正比例して発生するので、目盛は全域にわたって平等目盛となり、目盛の読取り誤差が小さいという特長がある
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正解:a. 測定電流による導体の発熱を熱電対で起電力に変換し可動コイル形計器で指示するもので、波形によらず実効値を指示でき、高周波電流の測定にも用いられる

熱電形計器は、測定電流が加熱線を流れるときのジュール熱を熱電対で直流起電力に変え、それを可動コイル形計器で読む構造である。発熱は電流の 2 乗に比例するので波形によらず実効値を指示でき、周波数の影響を受けにくいため高周波電流の測定に適する。平均値応答の直流専用とする記述は原理に反する。2 乗特性のため目盛は不平等(2 乗目盛)となり、平等目盛とする記述も誤りである。加熱線に電流を流して発熱させる以上、消費電力が極めて小さいとする記述も適切ではなく、過負荷にも弱い。

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