移相形 CR 発振回路に関する記述として

電験三種理論:電子理論・電気計測」の練習問題 問34(全47問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題移相形 CR 発振回路に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. a増幅器による 180°の位相反転と、CR 移相回路による 180°の移相とを合わせ、一巡の位相を 360°として発振する
  2. b移相回路の静電容量や抵抗の値を大きくすると、時定数が小さくなるため発振周波数は高くなり、可変範囲も広がる
  3. cコイルとコンデンサによる LC 共振を利用しているため、数百 MHz 以上の高周波の発振に適し、低周波の発振には向かない
  4. dCR 移相回路を 1 段用いるだけで 180°の位相差を得ることができるため、増幅器の位相反転と合わせて容易に発振する
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正解:a. 増幅器による 180°の位相反転と、CR 移相回路による 180°の移相とを合わせ、一巡の位相を 360°として発振する

移相形 CR 発振回路は、エミッタ接地増幅器などの 180°の位相反転に、CR 回路を 3 段程度重ねて得た合計 180°の移相を加え、一巡で 360°(実質 0°)とすることで発振条件を満たす。CR 1 段で得られる位相差は 90°未満なので、1 段で 180°を得られるとする記述は誤りである。この回路は LC 共振を用いず、低周波用であるからマイクロ波・高周波向きとする記述も誤りである。静電容量を大きくすると時定数が増えて発振周波数は低くなるため、高くなるとする記述も誤りである。

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