送電系統の定態安定度を向上させる対策として、適切でないもの

電験三種電力:変電・送電」の練習問題 問29(全46問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題送電系統の定態安定度を向上させる対策として、適切でないものはどれか。

  1. a送電電圧を低くして線路電流を大きくする。
  2. b発電機に速応励磁方式を採用して端子電圧を速やかに保持する。
  3. c送電線に直列コンデンサを設置して線路の誘導性リアクタンスを打ち消す。
  4. d送電線を多回線化して系統のリアクタンスを小さくする。
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正解:a. 送電電圧を低くして線路電流を大きくする。

送電電力はP=Vs・Vr・sinδ/Xで表され、電圧が高いほど、またリアクタンスが小さいほど安定度は高くなる。送電電圧を下げれば送電可能電力が減り安定度は低下するので、この対策は適切でない。直列コンデンサによる線路リアクタンスの打消し、速応励磁による内部電圧の保持、多回線化による並列リアクタンスの低減は、いずれもXを小さくするかVを保つ働きをするため安定度向上に有効な正しい対策である。

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