問題送電系統の定態安定度を向上させる対策として、適切でないものはどれか。
- a送電電圧を低くして線路電流を大きくする。
- b発電機に速応励磁方式を採用して端子電圧を速やかに保持する。
- c送電線に直列コンデンサを設置して線路の誘導性リアクタンスを打ち消す。
- d送電線を多回線化して系統のリアクタンスを小さくする。
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正解:a. 送電電圧を低くして線路電流を大きくする。
送電電力はP=Vs・Vr・sinδ/Xで表され、電圧が高いほど、またリアクタンスが小さいほど安定度は高くなる。送電電圧を下げれば送電可能電力が減り安定度は低下するので、この対策は適切でない。直列コンデンサによる線路リアクタンスの打消し、速応励磁による内部電圧の保持、多回線化による並列リアクタンスの低減は、いずれもXを小さくするかVを保つ働きをするため安定度向上に有効な正しい対策である。
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