変圧器などの鉄心に用いる磁性材料と鉄損に関する記述として

電験三種電力:配電・電気材料」の練習問題 問44(全45問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題変圧器などの鉄心に用いる磁性材料と鉄損に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a鉄心にケイ素を加えると電気抵抗率が高くなり、うず電流損を低減できる
  2. b方向性ケイ素鋼板は磁化容易方向をもたないため、どの方向に磁化しても同じ特性を示す
  3. cヒステリシス損は周波数の2乗に比例し、うず電流損は周波数に比例する
  4. d鉄心を薄い鋼板の成層構造にする主な目的は、ヒステリシス損を低減することである
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正解:a. 鉄心にケイ素を加えると電気抵抗率が高くなり、うず電流損を低減できる

鉄にケイ素を数%加えると電気抵抗率が上がってうず電流が流れにくくなり、うず電流損が減るとともにヒステリシス損も小さくなるため、鉄心材料としてケイ素鋼板が用いられる。薄板を絶縁して成層するのはうず電流の経路を細かく分断してうず電流損を減らすためであり、ヒステリシス損低減が主目的とする記述は誤り。ヒステリシス損は周波数に比例し、うず電流損は周波数の2乗に比例するので、両者を入れ替えた記述は誤り。方向性ケイ素鋼板は圧延方向に磁化容易方向をそろえた材料であり、方向性をもたないとする記述も誤りである。

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