電力変換装置の転流方式に関する記述として

電験三種機械:パワエレ・自動制御」の練習問題 問20(全46問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題電力変換装置の転流方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. a交流電源電圧の極性変化を利用して転流を行う方式を自励式といい、IGBTを用いたPWMインバータがこれに該当する。
  2. b交流電源電圧の極性変化を利用して転流を行う方式を他励式といい、サイリスタを用いた位相制御整流回路がこれに該当する。
  3. c自励式変換装置は、転流のために必ず交流電源電圧の極性反転を必要とする。
  4. d他励式変換装置は自己消弧形素子を必須とし、交流電源が存在しなくても単独で転流できる。
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正解:b. 交流電源電圧の極性変化を利用して転流を行う方式を他励式といい、サイリスタを用いた位相制御整流回路がこれに該当する。

他励式(電源転流形)は交流電源電圧の極性変化によって素子の電流を零にして転流する方式で、自己消弧能力のないサイリスタを用いた位相制御整流回路が代表例である。一方、自励式は自己消弧形素子を用い、外部の交流電源によらず制御信号だけで転流できる方式で、IGBTによるPWMインバータが該当する。したがって、電源転流を自励式と呼ぶ記述、他励式が自己消弧形素子を必須とし電源なしで転流できるとする記述、自励式が電源電圧の極性反転を必要とする記述は、いずれも他励式と自励式の定義を取り違えており誤りである。

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