インバータを用いて三相かご形誘導電動機を可変速駆動する際に…

電験三種機械:パワエレ・自動制御」の練習問題 問14(全46問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題インバータを用いて三相かご形誘導電動機を可変速駆動する際に、出力電圧と出力周波数の比を一定に保つ制御(V/f一定制御)を行う主な理由として、最も適切なものはどれか。

  1. a周波数を変えても固定子巻線の鎖交磁束をほぼ一定に保ち、発生トルクの能力を確保するため。
  2. b回転子導体の抵抗値を一定に保ち、二次銅損を周波数によらず一定にするため。
  3. c電動機のすべりを常に零に保ち、同期速度で運転させるため。
  4. d電源側から見た力率を常に1に保ち、無効電力の発生をなくすため。
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正解:a. 周波数を変えても固定子巻線の鎖交磁束をほぼ一定に保ち、発生トルクの能力を確保するため。

誘導電動機の磁束は電圧を周波数で割った値にほぼ比例するため、周波数だけを下げると磁束が過大となり磁気飽和や過励磁電流を招く。V/fを一定にすれば磁束が一定に保たれ、広い速度範囲で定格トルクを出せる。すべりを零にするという記述は、誘導電動機がすべりなしではトルクを発生できないため誤り。力率を1に保つのはインバータ出力電圧と周波数の比では決まらず、負荷条件で変化するため誤り。回転子導体の抵抗は材料と温度で決まる量で、V/f制御によって一定に保つものではないため誤り。

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