低温腐食の発生メカニズム

二級ボイラー技士燃料及び燃焼に関する知識」の練習問題 問11(全37問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は二級ボイラー技士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題ボイラーの低温腐食について、正しいものはどれか。

  1. a燃料中の硫黄分から生じた三酸化硫黄が水蒸気と結びついて硫酸蒸気となり、露点以下となる低温の伝熱面で凝縮して腐食を起こす。
  2. b低温腐食は、燃焼ガスの温度が低くなる部分ではなく、炉内で最も高温となる火炎近傍の伝熱面において最も起こりやすい腐食である。
  3. c燃料中に含まれる硫黄分の割合を増やすほど硫酸蒸気は生じにくくなるため、低温腐食は起こりにくくなり、燃料の低硫黄化は不要である。
  4. dエコノマイザや空気予熱器は燃焼ガスの温度が高い高温部にあり、伝熱面が露点以下となることはないため、低温腐食とは無関係である。
答えと解説を見る

正解:a. 燃料中の硫黄分から生じた三酸化硫黄が水蒸気と結びついて硫酸蒸気となり、露点以下となる低温の伝熱面で凝縮して腐食を起こす。

硫黄分→SO2の一部がSO3となり、水蒸気と反応して硫酸蒸気を生じ、酸露点以下となる低温伝熱面(エコノマイザ・空気予熱器など)で凝縮して腐食するので、三酸化硫黄が水蒸気と結びついて硫酸蒸気となり露点以下の低温の伝熱面で凝縮して腐食を起こすとする記述が正しい。低温部で起きるため、火炎近傍の伝熱面で起こりやすいとする記述は誤り。硫黄分が多いほど腐食しやすいので、硫黄分を増やすほど低温腐食が起こりにくくなるとする記述は誤り。エコノマイザ・空気予熱器はガス出口の低温部で低温腐食を受けやすく、これらは高温部にあるため低温腐食と無関係とする記述も誤り。

広告体系的に対策するなら二級ボイラー技士の対策講座(SAT)を見る

二級ボイラー技士を4択ドリルで演習する →本番形式・分野別・ミックスから選べます(無料)
燃料及び燃焼に関する知識」の他の問題
二級ボイラー技士 の勉強法・過去問ガイド

実施団体:公益財団法人 安全衛生技術試験協会。受験資格・試験日程・受験料など変動する情報は、必ず公式サイトでご確認ください。