架空送電線のねん架(transposition)を行う主な…

電験三種電力:変電・送電」の練習問題 問43(全46問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題架空送電線のねん架(transposition)を行う主な目的として、最も適切なものはどれか。

  1. a電線に生じる微風振動やギャロッピングを抑制し、支持点付近の素線切れを防止する。
  2. b各相のインダクタンスと静電容量を平衡させ、中性点の残留電圧や通信線への誘導障害を軽減する。
  3. c電線表面の電位の傾きを下げてコロナ放電を抑え、コロナ損失や雑音障害を低減する。
  4. d各径間の電線のたるみを均一にし、支持物にかかる不平衡な水平荷重を平準化する。
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正解:b. 各相のインダクタンスと静電容量を平衡させ、中性点の残留電圧や通信線への誘導障害を軽減する。

電線の配置が非対称だと各相のインダクタンスと静電容量に差が生じ、三相が不平衡になって中性点に残留電圧が現れ、通信線への誘導障害の原因となる。ねん架は各相の位置を区間ごとに入れ替えて定数を平衡させる手法であり、この目的が正しい。コロナ低減は太い電線や多導体の役割、電線振動の抑制はダンパやスペーサの役割、たるみの均一化は架線施工上の管理事項であって、いずれもねん架の目的ではないため誤りである。

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