送電線から通信線への静電誘導障害に関する記述として

電験三種電力:変電・送電」の練習問題 問41(全46問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題送電線から通信線への静電誘導障害に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. a送電線と通信線の相互インダクタンスに比例して生じるもので、両者の離隔距離が小さく並行区間が長いほど大きくなる。
  2. b通信線を金属遮へい層で覆い、その遮へい層を接地すると通信線の対地静電容量が減少するため、障害はかえって増大する。
  3. c1線地絡事故時に流れる地絡電流の大きさに比例して発生するもので、平常時のように零相電流が流れないときには発生しない。
  4. d送電線の対地電圧と、送電線・通信線間および通信線・大地間の静電容量の比によって決まる電圧が通信線に現れる現象である。
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正解:d. 送電線の対地電圧と、送電線・通信線間および通信線・大地間の静電容量の比によって決まる電圧が通信線に現れる現象である。

静電誘導は送電線と通信線の間の静電容量と通信線・大地間の静電容量による分圧で通信線に電圧が現れる現象であり、この説明が正しい。静電結合による現象なので平常時の対地電圧でも発生し、地絡電流に比例して平常時には発生しないとする記述は誤り。相互インダクタンスが関与するのは電磁誘導障害であるため、その記述も誤り。通信線を金属遮へい層で覆って接地すれば電界が遮へいされ障害は軽減されるので、増大するとする記述も誤りである。

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