問題インバータのPWM(パルス幅変調)制御に関する記述として、誤っているものはどれか。
- a搬送波周波数を高くすると出力電流の高調波は減少するが、スイッチング損失は増加する。
- b出力電圧の大きさを変えるには直流電源電圧そのものを可変にする必要があり、パルス幅の調整では変えられない。
- c三角波の搬送波と正弦波の信号波を比較し、その大小関係によってスイッチング素子のオン・オフを決める方式が広く用いられる。
- d直流電源電圧が一定であっても、パルス幅を変えることで出力電圧の基本波実効値を連続的に調整できる。
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正解:b. 出力電圧の大きさを変えるには直流電源電圧そのものを可変にする必要があり、パルス幅の調整では変えられない。
PWM制御の最大の利点は、直流電源電圧を一定に保ったままパルス幅(変調率)の調整だけで出力電圧の基本波の大きさを制御できることである。したがって直流電源電圧を可変にしなければ出力電圧を変えられないとする記述が誤りで、これは方形波インバータのPAM制御の説明にあたる。三角波搬送波と正弦波信号波の比較による方式は正弦波比較PWMの標準的手法であり正しい。搬送波周波数を高くすると出力波形は正弦波に近づき高調波は減るが、単位時間当たりのスイッチング回数が増えて損失が増加するのも正しい。
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