直流機の構造と原理に関する記述として

電験三種機械:直流機・変圧器」の練習問題 問1(全43問)。正解と解説つき。設備資格ドリル編集部が作成し、独立した検証を経て公開しています。4択の演習モードで解きたい方は電験三種のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

問題直流機の構造と原理に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. a電機子巻線に誘導される起電力は、極数に反比例し、1極当たりの磁束にも反比例する。
  2. b電機子鉄心には、渦電流損を低減するため表面を絶縁したけい素鋼板を積み重ねた成層鉄心が用いられる。
  3. c整流子とブラシは、電機子巻線に生じる交流起電力を外部回路に対して直流として取り出す働きをする。
  4. d界磁巻線に流す電流を大きくすると、磁気飽和を無視すれば主磁束は増加する。
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正解:a. 電機子巻線に誘導される起電力は、極数に反比例し、1極当たりの磁束にも反比例する。

直流機の誘導起電力は E = pZΦN/(60a) で表され、極数 p と 1 極当たりの磁束 Φ の両方に比例する。したがって、極数と磁束の双方に反比例するとした記述は式の関係を取り違えており誤りである。電機子鉄心を絶縁したけい素鋼板の成層構造とするのは渦電流損の低減が目的で正しく、整流子とブラシが電機子内部の交流起電力を外部で直流に整流する機械的整流器として働くことも正しい。また磁気飽和を無視すれば起磁力に比例して主磁束が増えるため、界磁電流の増加で磁束が増すという記述も正しい。

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