危険物取扱者 乙4

乙4の計算問題は捨てていい?出るパターンと最低限の対策

公開 2026-08-25

「乙4の計算問題は捨てていいのか」。結論は、全部捨てるのは危険だが、取るべき計算は実は2パターンだけ、です。乙4は科目ごとに60%の足切りがあり、計算が集まる物理・化学は10問しかありません。どの計算を取り、どれを捨てるかを、合格基準から逆算して整理します。

結論: 「倍数計算」だけは絶対に取る

乙4の合格基準は科目別で、法令15問中9問・物理化学10問中6問・性質消火10問中6問をそれぞれ超える必要があります。物理化学は10問中4問しか落とせないので、計算を全部捨てると知識問題でほぼ満点が必要になり、かえって危険です。ただし計算問題の多くは中学レベルの割り算と足し算で、パターンも決まっています。

パターン1: 指定数量の倍数(法令で最頻出)

計算というより算数です。各危険物について「貯蔵量÷指定数量」を計算し、それを合計するだけ。たとえばガソリン400Lと灯油2,000Lを同じ場所で貯蔵する場合、ガソリンは400÷200=2、灯油は2,000÷1,000=2で、合計4倍です。この計算は法令の科目で出るうえ、指定数量(200L・1,000L…)を覚えていれば確実に取れます。捨てる選択肢はありません。

パターン2: 燃焼範囲の判定

「この濃度の蒸気は燃えるか」を、燃焼範囲(下限〜上限vol%)と比べて判定する問題です。数字が問題文に与えられることも多く、その場合は大小比較だけで解けます。ガソリンの燃焼範囲はおよそ1.4〜7.6vol%と狭い側なので、「下限が低い=少量の蒸気でも引火しやすい」という理解とセットで覚えておくと、知識問題にも流用できます。

捨ててよい計算: 熱量・比熱のガチ計算

比熱や熱量(Q=mcΔt)を使った計算問題は出題頻度が低く、1回の試験で出ても1問です。物理化学の残り9問で6問取れる見込みがあるなら、優先度を下げて構いません。ただし「比熱が大きい=温まりにくく冷めにくい」のような定性的な理解は知識問題で問われるので、式は捨てても意味は捨てないでください。

物理・化学は計算以外で6問稼ぐ

物理化学10問の内訳は、計算が1〜2問、残りは燃焼理論・静電気・消火理論などの知識問題です。静電気は「不良導体ほど帯電しやすい・湿度が高いと帯電しにくい・流速が速いと発生しやすい」、燃焼は「燃焼の三要素と除去の対応」など、理屈で覚える問題が中心です。ここを一問一答で固めるのが、計算が苦手な人の合格ルートです。

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