問1第4類の危険物に共通する性状として、正しいものはどれか。
- a蒸気は空気より軽く、発生すると高い所に滞留する。
- b比重はすべて1より大きく、水に沈む。
- c引火性の液体で、電気の不良導体のものが多い。
- dいずれも水によく溶けやすい。
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正解:c. 引火性の液体で、電気の不良導体のものが多い。
第4類はいずれも引火性液体で、多くが電気の不良導体のため静電気を帯びやすく、放電火花が着火源になる。よって、引火性の液体で電気の不良導体のものが多く静電気が蓄積しやすいとする記述が正しい。蒸気比重は1より大きく低所に滞留するので、蒸気は空気より軽く高い所に滞留するとする記述は誤り。ガソリン等の多くは非水溶性なので、いずれも水によく溶けやすいとする記述も誤り。液比重は1より小さく水に浮くものが多いので、比重はすべて1より大きく水に沈むとする記述も誤り。
この問題のページ:第4類危険物共通の性状 →
問2第4類危険物の蒸気の性質について、正しいものはどれか。
- a低い場所に滞留し、火源まで流れて引火する。
- b蒸気は空気とどのような割合でも燃焼する。
- c蒸気は無害で、多量に吸入しても人体に影響はない。
- d蒸気比重は1より小さいものが多い。
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正解:a. 低い場所に滞留し、火源まで流れて引火する。
第4類の蒸気は空気より重く低所に滞留し、床面などを伝って離れた火源に達し引火・逆火することがあるため、蒸気は低い場所に滞留し離れた火源まで流れて引火することがあるとする記述が正しい。蒸気比重は1より大きいので、蒸気比重は1より小さいものが多いとする記述は誤り。多くの蒸気は有毒・有害なので、蒸気は無害で多量に吸入しても人体に影響はないとする記述は誤り。燃焼は燃焼範囲(爆発範囲)内でのみ起こるので、空気とどのような割合でも燃焼するとする記述も誤り。
この問題のページ:第4類蒸気の滞留と引火 →
問3第4類危険物の取扱いと静電気について、誤っているものはどれか。
- a蓄積した静電気の放電火花が蒸気の着火源になることがある。
- b容器や配管を接地(アース)して静電気を除去する。
- cガソリンなどは電気の不良導体で、静電気が発生・蓄積しやすい。
- d配管への注入速度を速くするほど静電気の発生を抑えられる。
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正解:d. 配管への注入速度を速くするほど静電気の発生を抑えられる。
流速(注入速度)を速くするほど静電気の発生は増えるので、配管への注入速度を速くするほど静電気の発生を抑えられるとする記述が誤り。速度を遅くすることが予防策となる。ガソリンなどは電気の不良導体で静電気が発生・蓄積しやすいとする記述、蓄積した静電気の放電火花が蒸気の着火源になることがあるとする記述、容器や配管を接地(アース)して静電気を除去するとする記述は、いずれも正しい静電気対策・性質の記述である。
この問題のページ:危険物取扱いと静電気の関係 →
問4特殊引火物である二硫化炭素の性状として、正しいものはどれか。
- a蒸気は無毒である。
- b発火点は約90℃と低い。
- c比重は1より小さく、水に浮く。
- d水によく溶ける。
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正解:b. 発火点は約90℃と低い。
二硫化炭素の発火点は約90℃で第4類中でも低く、発火点は約90℃と低いとする記述が正しい。比重は約1.26で水より重く沈むので、比重は1より小さく水に浮くとする記述は誤り。水に溶けにくく(蒸気発生防止のため水中貯蔵する)、水によく溶けるとする記述も誤り。蒸気は有毒で、燃焼すると有毒な二酸化硫黄を生じるため、蒸気は無毒であるとする記述も誤り。
この問題のページ:二硫化炭素の発火点の低さ →
問5特殊引火物のジエチルエーテルの性状として、誤っているものはどれか。
- a特殊引火物に分類される。
- b引火点は約-45℃と極めて低い。
- c蒸気には麻酔作用がある。
- d発火点は約500℃と高く、加熱してもほとんど発火しない。
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正解:d. 発火点は約500℃と高く、加熱してもほとんど発火しない。
ジエチルエーテルの発火点は約160℃であり、発火点を約500℃と高く加熱してもほとんど発火しないとする記述が誤り。引火点は約-45℃と極めて低いと述べる記述は正しい。特殊引火物に分類されると述べる記述も正しい。蒸気には麻酔性があり、蒸気に麻酔作用があると述べる記述も正しい。
この問題のページ:ジエチルエーテルの発火点 →
問6特殊引火物のアセトアルデヒドの性状・区分として、正しいものはどれか。
- a水にはまったく溶けない。
- b第1石油類に分類される。
- c沸点は約21℃と低く、常温付近で沸騰しやすい。
- d引火点は常温よりかなり高い。
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正解:c. 沸点は約21℃と低く、常温付近で沸騰しやすい。
アセトアルデヒドの沸点は約21℃と低く、常温付近で沸騰・蒸発しやすいため、沸点は約21℃と低く常温付近で沸騰しやすいとする記述が正しい。水によく溶けるので、水にはまったく溶けないとする記述は誤り。特殊引火物に分類されるので、第1石油類に分類されるとする記述は誤り。引火点は約-39℃で常温よりはるかに低く、引火点は常温よりかなり高いとする記述も誤り。
この問題のページ:アセトアルデヒドの低沸点 →
問7ガソリンの性状として、誤っているものはどれか。
- a自動車ガソリンはオレンジ色(橙色)に着色されている。
- b発火点は約100℃で、灯油より低い。
- c引火点は-40℃以下で、常温でも引火の危険がある。
- d蒸気比重は空気より大きい。
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正解:b. 発火点は約100℃で、灯油より低い。
ガソリンの発火点は約300℃であり、発火点を約100℃で灯油より低いとする記述が誤り。引火点は-40℃以下で常温でも危険なため、引火点は-40℃以下で常温でも引火の危険があると述べる記述は正しい。蒸気比重は約3〜4で空気より重く、蒸気比重は空気より大きいと述べる記述も正しい。自動車ガソリンは識別のため橙色に着色されており、オレンジ色(橙色)に着色されていると述べる記述も正しい。
この問題のページ:ガソリンの発火点 →
問8第1石油類のベンゼンおよびトルエンについて、正しいものはどれか。
- aベンゼン、トルエンはいずれも水とよく混ざり合い、任意の割合で溶ける。
- bベンゼン、トルエンの蒸気には毒性がなく、吸入しても人体に影響はない。
- cベンゼンの引火点は約-11℃、トルエンは約4℃で、ともに常温以下である。
- dベンゼン、トルエンの比重はいずれも1より大きく、水中では底に沈む。
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正解:c. ベンゼンの引火点は約-11℃、トルエンは約4℃で、ともに常温以下である。
ベンゼンの引火点は約-11℃、トルエンは約4℃でともに常温以下であり、そのように述べる記述が正しい。ともに非水溶性であるから、いずれも水によく溶けるとする記述は誤り。比重は約0.88・0.87で水に浮くため、比重は1より大きく水に沈むとする記述は誤り。とくにベンゼンは蒸気の毒性が強く、蒸気に毒性はないとする記述も誤り。
この問題のページ:ベンゼンとトルエンの性状比較 →
問9アセトンの性状と品名の区分について、正しいものはどれか。
- a水に溶けない非水溶性の液体である。
- b第1石油類(水溶性)に該当し、指定数量は400Lである。
- c引火点は約70℃である。
- dアルコール類に分類される。
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正解:b. 第1石油類(水溶性)に該当し、指定数量は400Lである。
アセトンは水溶性の第1石油類で指定数量は400Lであり、水溶性の第1石油類に該当し指定数量は400Lであると述べる記述が正しい。水によく溶けるので、水に溶けない非水溶性の液体であるとする記述は誤り。引火点は約-20℃であるから、引火点は約70℃であるとする記述は誤り。アルコール類ではなく第1石油類なので、アルコール類に分類されるとする記述も誤り。
この問題のページ:アセトンの品名区分に関する性質 →
問10アルコール類のメタノールの性状として、誤っているものはどれか。
- a炎の色が淡く、明るい場所では炎が認識しにくい。
- b引火点は約70℃で、常温では引火しない。
- c毒性があり、誤飲すると失明などのおそれがある。
- d水によく溶ける。
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正解:b. 引火点は約70℃で、常温では引火しない。
メタノールの引火点は約11℃で常温でも引火の危険があり、引火点を約70℃で常温では引火しないとする記述が誤り。水によく溶けるので、水によく溶けると述べる記述は正しい。毒性が強く誤飲で失明・死のおそれがあり、毒性があり誤飲すると失明などのおそれがあると述べる記述は正しい。炎が淡く昼間は見えにくいため、明るい場所では炎が認識しにくいと述べる記述も正しい。
この問題のページ:メタノールの引火点 →
問11メタノールとエタノールの比較として、正しいものはどれか。
- aどちらもアルコール類で、水によく溶ける。
- bいずれも比重が1より大きく、水に沈む。
- c引火点はともに100℃以上である。
- dメタノールは無毒だが、エタノールは有毒である。
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正解:a. どちらもアルコール類で、水によく溶ける。
メタノール・エタノールはともにアルコール類で水によく溶けるため、どちらもアルコール類で水によく溶けると述べる記述が正しい。毒性はメタノールが強くエタノール(酒類の成分)は比較的低いので、メタノールは無毒だがエタノールは有毒と逆に述べる記述は誤り。比重はともに約0.79で水に浮き、いずれも比重が1より大きく水に沈むとする記述は誤り。引火点はそれぞれ約11℃・13℃で100℃未満であるから、引火点はともに100℃以上であるとする記述も誤り。
この問題のページ:メタノールとエタノールの水溶性 →
問12第2石油類の灯油・軽油について、誤っているものはどれか。
- a霧状にしたり布にしみ込ませたりすると引火しやすくなる。
- b引火点は常温(20℃前後)より高く、通常は液温を上げないと引火しにくい。
- cガソリンが混ざると引火点が下がり、危険性が増す。
- d比重が1より大きく水に沈むので、水をかければ安全に消火できる。
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正解:d. 比重が1より大きく水に沈むので、水をかければ安全に消火できる。
灯油・軽油は比重が水より小さく水に浮くため、注水すると油が広がって火災を拡大させる。よって水に沈むから水をかければ安全に消火できるとする記述が誤り。引火点は約40〜45℃以上で常温では引火しにくく、常温より高く通常は液温を上げないと引火しにくいとする記述は正しい。霧状化・布への浸潤で引火しやすくなるとする記述も正しい。ガソリン混入で引火点が下がり危険が増すとする記述も正しい。
この問題のページ:灯油・軽油の比重と注水消火の可否 →
問13第3石油類の重油の性状として、正しいものはどれか。
- a引火点は21℃未満で、常温でも容易に引火する。
- b比重は1より小さく、水に浮く。
- c常温での引火の危険が非常に大きい。
- d水によく溶ける。
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正解:b. 比重は1より小さく、水に浮く。
重油の比重は約0.9〜1.0で1より小さく水に浮くため「比重は1より小さく、水に浮く。」が正しい。引火点は約60〜150℃と高く、21℃未満とする記述、常温で引火危険が大きいとする記述はいずれも誤り。非水溶性なので誤り。
この問題のページ:重油の比重 →
問14第3石油類のグリセリンおよびクレオソート油について、正しいものはどれか。
- aグリセリンは水に溶けない。
- bグリセリンは水溶性の液体である。
- cクレオソート油の比重は1より小さい。
- dいずれも引火点は21℃未満である。
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正解:b. グリセリンは水溶性の液体である。
グリセリンは水溶性の第3石油類で指定数量は4000Lであり、グリセリンは水溶性の液体であるとする記述が正しい。グリセリンは水によく溶けるので、水に溶けないとする記述は誤り。クレオソート油の比重は水より大きい(水に沈む)ため、クレオソート油の比重が水より小さいとする記述は誤り。第3石油類の引火点は70℃以上200℃未満で、いずれも引火点が21℃未満とする記述も誤り。
この問題のページ:グリセリンの水溶性と指定数量 →
問15第4石油類および動植物油類について、正しいものはどれか。
- a動植物油類は不燃性である。
- b第4石油類の指定数量は200Lである。
- cヨウ素価の高い乾性油は、自然発火しやすい。
- d第4石油類は引火点が低く、常温で容易に引火する。
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正解:c. ヨウ素価の高い乾性油は、自然発火しやすい。
ヨウ素価の高い乾性油(アマニ油など)は酸化されやすく、布などに染み込んで蓄熱すると自然発火しやすいため、ヨウ素価の高い乾性油は自然発火しやすいとする記述が正しい。第4石油類の引火点は200℃以上250℃未満と高く、常温では引火しにくいので、第4石油類は引火点が低く常温で容易に引火するとする記述は誤り。動植物油類も可燃性で、動植物油類は不燃性であるとする記述は誤り。第4石油類の指定数量は6000Lであり、指定数量を200Lとする記述も誤り。
この問題のページ:第4石油類と動植物油類の性質 →
問16第4類危険物の火災の消火方法として、誤っているものはどれか。
- a二酸化炭素消火剤を狭い室内で使うと、酸欠に注意が必要である。
- b泡・粉末・二酸化炭素による窒息消火が有効である。
- c棒状の水は油が浮いて燃え広がるため、一般に適さない。
- d水溶性液体の火災であっても、耐アルコール泡は不要である。
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正解:d. 水溶性液体の火災であっても、耐アルコール泡は不要である。
アルコールなどの水溶性液体の火災では通常の泡が消泡(破壊)されてしまうため、水溶性液体用泡(耐アルコール泡)が必要であり、水溶性液体の火災であっても耐アルコール泡は不要とする記述が誤り。第4類は窒息消火が基本で、泡・粉末・二酸化炭素による窒息消火が有効とする記述は正しい。棒状注水は油を浮かせ延焼させるため不適で、棒状の水は一般に適さないとする記述は正しい。二酸化炭素は密閉空間で酸欠のおそれがあり、狭い室内での使用は酸欠に注意が必要とする記述も正しい。
この問題のページ:第4類危険物火災の消火方法 →
問17ガソリン400Lと軽油2000Lを同一の場所で貯蔵する場合、指定数量の倍数はいくつになるか。
- a2倍
- b3倍
- c4倍
- d5倍
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正解:c. 4倍
ガソリン(第1石油類・非水溶性)の指定数量は200Lなので400÷200=2倍。軽油(第2石油類・非水溶性)の指定数量は1000Lなので2000÷1000=2倍。合計は2+2=4倍となり「4倍」が正しい。
この問題のページ:ガソリンと軽油の指定数量倍数計算 →
問18特殊引火物である酸化プロピレンの性状として、正しいものはどれか。
- a引火点は0℃より高く、常温では引火しにくい。
- b蒸気は空気より軽い。
- c水溶性で反応性に富み、重合を起こしやすい。
- d水にはほとんど溶けない。
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正解:c. 水溶性で反応性に富み、重合を起こしやすい。
酸化プロピレンは特殊引火物に分類される水溶性の液体で、反応性が非常に高く重合反応を起こしやすい性質を持つ。水にはほとんど溶けないとする記述は誤りで、実際には水によく溶ける。引火点は0℃より高く常温では引火しにくいとする記述も誤りで、引火点は0℃を大きく下回り、常温でも引火の危険が大きい。蒸気は空気より軽いとする記述も誤りで、第4類の蒸気はいずれも空気より重く、酸化プロピレンの蒸気比重も約2で低所に滞留しやすい。よって、水溶性で反応性に富み重合を起こしやすいと述べる記述が正しい。
この問題のページ:酸化プロピレンの水溶性と重合性 →
問19第2石油類のキシレンの性状として、誤っているものはどれか。
- a引火点は常温(20℃前後)より高い。
- b第1石油類に分類される。
- c特有の芳香臭を有する液体である。
- d非水溶性の液体で、水より軽い。
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正解:b. 第1石油類に分類される。
キシレンは引火点が常温より高いため第2石油類に分類され、第1石油類ではない。非水溶性の液体で水より軽いとする記述は正しく、比重は1より小さい。引火点は常温より高いとする記述も正しく、第2石油類の定義どおりである。特有の芳香臭を有する液体であるとする記述も正しい。したがって誤っているのは第1石油類に分類されるとする記述であり、これが正解となる。
この問題のページ:キシレンの品名区分の誤り →
問20第2石油類の酢酸の性状として、正しいものはどれか。
- a無臭の液体である。
- b水にはほとんど溶けない。
- c引火点は100℃を超え、常温での引火の危険はほとんどない。
- d金属に対して腐食性を示す。
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正解:d. 金属に対して腐食性を示す。
酢酸は強い腐食性を持ち、金属を腐食させる性質があるため取扱いに注意が必要である。水にはほとんど溶けないとする記述は誤りで、酢酸は水によく溶ける水溶性の液体である。引火点は100℃を超え常温での引火の危険はほとんどないとする記述は誤りで、引火点は100℃よりはるかに低く、第2石油類に区分される温度域にある。無臭の液体であるとする記述も誤りで、酢酸は刺激臭を有する。以上より、金属に対して腐食性を示すとする記述が正しい。
この問題のページ:酢酸の腐食性 →
問21二硫化炭素の貯蔵方法として、正しいものはどれか。
- a高温の場所で貯蔵し、揮発を促して管理する。
- b空気に触れないよう窒素で密封して貯蔵する。
- c水中に沈めて蒸気の発生を抑えて貯蔵する。
- d乾燥した砂の中に埋めて貯蔵する。
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正解:c. 水中に沈めて蒸気の発生を抑えて貯蔵する。
二硫化炭素は水より重く水に溶けにくいため、水中に沈めて貯蔵することで可燃性蒸気の発生を抑える方法がとられる。空気に触れないよう窒素で密封して貯蔵するとする記述は誤りで、窒素封入は一般的な貯蔵法として用いられていない。高温の場所で貯蔵し揮発を促して管理するとする記述は誤りで、高温での貯蔵は発火点が低い二硫化炭素にとって危険を増す。乾燥した砂の中に埋めて貯蔵するとする記述も誤りで、砂中貯蔵は二硫化炭素の性質に基づく方法ではない。よって、水中に沈めて蒸気の発生を抑えて貯蔵するとする記述が正しい。
この問題のページ:二硫化炭素の水中貯蔵 →
問22特殊引火物の指定数量として、正しいものはどれか。
- a1000L
- b200L
- c50L
- d400L
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正解:c. 50L
特殊引火物の指定数量は50Lであり、第4類の中で最も少ない量に定められている。200Lとする記述の数値は第1石油類(非水溶性)の指定数量であり、特殊引火物のものではない。400Lとする記述の数値は第1石油類(水溶性)やアルコール類の指定数量であって特殊引火物とは異なる。1000Lとする記述の数値は第2石油類(非水溶性)の指定数量であり、いずれも特殊引火物には当てはまらない。したがって50Lとする記述が正解である。
この問題のページ:特殊引火物の指定数量 →
問23第1石油類の指定数量の組合せとして、正しいものはどれか。
- a非水溶性は400L、水溶性は200Lである。
- b非水溶性は200L、水溶性は400Lである。
- c非水溶性・水溶性ともに200Lで同じである。
- d非水溶性は1000L、水溶性は2000Lである。
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正解:b. 非水溶性は200L、水溶性は400Lである。
第1石油類は非水溶性が200L、水溶性が400Lと定められており、水溶性の方が指定数量が大きい。非水溶性を400L・水溶性を200Lとする記述は数値が逆であり誤りである。非水溶性・水溶性ともに200Lで同じとする記述も、両者が同じとしている点で誤りである。非水溶性1000L・水溶性2000Lとする記述の数値は第2石油類の指定数量であり、第1石油類のものではない。よって非水溶性200L・水溶性400Lとする記述が正解である。
この問題のページ:第1石油類の指定数量 →
問24アルコール類の定義および指定数量として、正しいものはどれか。
- a炭素原子数にかかわらずすべての飽和アルコールを含み、指定数量は200Lである。
- b不飽和のアルコールのみを対象とし、指定数量は1000Lである。
- c炭素原子数が1個から3個の飽和一価アルコールで、指定数量は400Lである。
- d水に溶けないアルコールのみを対象とし、指定数量は2000Lである。
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正解:c. 炭素原子数が1個から3個の飽和一価アルコールで、指定数量は400Lである。
アルコール類は1分子中の炭素原子数が1個から3個までの飽和一価アルコールと定義され、指定数量は400Lである。炭素原子数にかかわらずすべての飽和アルコールを含むとする記述は炭素数の制限がない点で誤りであり、指定数量も異なる。不飽和のアルコールのみを対象とするとした記述も誤りで、アルコール類は飽和アルコールを対象とする。水に溶けないアルコールのみを対象とするとした記述は、アルコール類が一般に水溶性である性質と矛盾し、指定数量も誤っている。以上より炭素原子数1個から3個の飽和一価アルコールで指定数量400Lとする記述が正解である。
この問題のページ:アルコール類の定義と指定数量 →
問25第2石油類の指定数量の組合せとして、正しいものはどれか。
- a非水溶性・水溶性ともに1000Lで同じである。
- b非水溶性は200L、水溶性は400Lである。
- c非水溶性は1000L、水溶性は2000Lである。
- d非水溶性は2000L、水溶性は1000Lである。
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正解:c. 非水溶性は1000L、水溶性は2000Lである。
第2石油類は非水溶性が1000L、水溶性が2000Lと定められている。非水溶性を2000L・水溶性を1000Lとする記述は数値が入れ替わっており誤りである。非水溶性・水溶性ともに1000Lで同じとする記述は両者を同一としており誤りである。非水溶性200L・水溶性400Lとする記述の数値は第1石油類の指定数量であって第2石油類のものではない。したがって非水溶性1000L・水溶性2000Lとする記述が正解である。
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問26第3石油類の指定数量の組合せとして、正しいものはどれか。
- a非水溶性は2000L、水溶性4000Lである。
- b非水溶性・水溶性ともに4000Lで同じである。
- c非水溶性は4000L、水溶性は2000Lである。
- d非水溶性は1000L、水溶性は2000Lである。
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正解:a. 非水溶性は2000L、水溶性4000Lである。
第3石油類は非水溶性が2000L、水溶性が4000Lと定められている。非水溶性を4000L・水溶性を2000Lとする記述は数値が逆になっており誤りである。非水溶性・水溶性ともに4000Lで同じとする記述は両者を同じとしている点で誤りである。非水溶性1000L・水溶性2000Lとする記述の数値は第2石油類の指定数量であって第3石油類のものではない。よって非水溶性2000L・水溶性4000Lとする記述が正解である。
この問題のページ:第3石油類の指定数量 →
問27第4石油類の指定数量として、正しいものはどれか。
- a2000L
- b10000L
- c4000L
- d6000L
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正解:d. 6000L
第4石油類の指定数量は6000Lである。2000Lとする記述の数値は第3石油類(非水溶性)、4000Lとする記述の数値は第3石油類(水溶性)の指定数量であって第4石油類のものではない。10000Lとする記述の数値は動植物油類の指定数量であり、これも第4石油類とは異なる。したがって6000Lとする記述が正解である。
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問28動植物油類の指定数量として、正しいものはどれか。
- a10000L
- b6000L
- c2000L
- d4000L
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正解:a. 10000L
動植物油類の指定数量は10000Lであり、第4類の中で最も大きい数量に定められている。2000Lとする記述の数値は第3石油類(非水溶性)、4000Lとする記述の数値は第3石油類(水溶性)の指定数量である。6000Lとする記述の数値は第4石油類の指定数量であり、いずれも動植物油類のものではない。よって10000Lとする記述が正解である。
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問29第2石油類の引火点による区分として、正しいものはどれか。
- a引火点が21℃未満のものをいう。
- b引火点が200℃以上のものをいう。
- c引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。
- d引火点が70℃以上200℃未満のものをいう。
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正解:c. 引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。
第2石油類は引火点が21℃以上70℃未満の液体と定義されており、この範囲を示す記述が正しい。引火点が21℃未満とする記述は第1石油類の範囲であり誤りである。引火点が70℃以上200℃未満とする記述は第3石油類の範囲であって第2石油類ではない。引火点が200℃以上とする記述は第4石油類の範囲に近く、いずれも第2石油類の定義とは異なる。
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問30第3石油類の引火点による区分として、正しいものはどれか。
- a引火点が250℃以上のものをいう。
- b引火点が21℃以上70℃未満のものをいう。
- c引火点が70℃以上200℃未満のものをいう。
- d引火点が21℃未満のものをいう。
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正解:c. 引火点が70℃以上200℃未満のものをいう。
第3石油類は引火点が70℃以上200℃未満の液体と定義されており、この範囲を示す記述が正しい。引火点が21℃未満とする記述は第1石油類の範囲であり誤りである。引火点が21℃以上70℃未満とする記述は第2石油類の範囲であって第3石油類ではない。引火点が250℃以上とする区分は第4類の品名区分には存在せず誤りである。
この問題のページ:第3石油類の引火点区分 →
問31動植物油類のヨウ素価による分類として、正しいものはどれか。
- aヨウ素価が高いものほど自然発火しにくい。
- bヨウ素価の大小と自然発火のしやすさには関係がない。
- cヨウ素価が130以上のものを不乾性油、100以下のものを乾性油という。
- dヨウ素価130以上を乾性油、100以下を不乾性油という。
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正解:d. ヨウ素価130以上を乾性油、100以下を不乾性油という。
動植物油類はヨウ素価によって分類され、ヨウ素価130以上のものを乾性油、100以下のものを不乾性油、その間を半乾性油という。よってヨウ素価130以上を乾性油、100以下を不乾性油とする記述が正しい。130以上を不乾性油、100以下を乾性油とする記述は乾性油・不乾性油の対応が逆であり誤りである。ヨウ素価の大小と自然発火のしやすさに関係がないとする記述も誤りで、ヨウ素価が高い乾性油ほど空気中で酸化されやすく自然発火の危険が大きいという関係がある。ヨウ素価が高いものほど自然発火しにくいとする記述も誤りで、実際にはヨウ素価が高いものほど自然発火しやすい。
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問32引火点と発火点の違いについて、正しいものはどれか。
- a引火点は、点火源を近づけたときに引火するのに十分な濃度の蒸気を発生する最低の液温をいう。
- b引火点と発火点は同じ現象を指す同義語である。
- c発火点は、燃料を燃やすために人為的に点火する温度をいう。
- d発火点は、常に引火点より低い温度である。
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正解:a. 引火点は、点火源を近づけたときに引火するのに十分な濃度の蒸気を発生する最低の液温をいう。
引火点とは、点火源を近づけたときに引火するのに十分な濃度の可燃性蒸気を液面上に発生する最低の液温をいい、これを述べる記述が正しい。発火点を人為的に点火する温度とする記述は誤りで、発火点は点火源がなくても物質自身が発火する最低の温度をいい、人為的な点火を前提とする概念ではない。引火点と発火点を同義語とする記述も誤りで、両者は異なる現象を表す別々の概念である。発火点が常に引火点より低い温度であるとする記述も誤りで、一般に発火点は引火点より高い温度である。
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問33第4類危険物に共通する火災予防上の措置として、正しいものはどれか。
- a容器は密栓せず、蒸気を容器外へ常に逃がしておく。
- b火気を近づけず、容器は密栓し、冷暗所に貯蔵する。
- c可燃性蒸気が発生するため、通風・換気は行わない方がよい。
- d高温多湿の場所で貯蔵し、温度変化を防ぐ。
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正解:b. 火気を近づけず、容器は密栓し、冷暗所に貯蔵する。
第4類危険物は引火性液体であるため、火気を近づけず、蒸気の漏えいや酸化・変質を防ぐため容器を密栓し、温度上昇を避けるため直射日光の当たらない冷暗所に貯蔵することが基本の予防措置であり、みだりに火気を近づけず容器を密栓し直射日光を避けた冷暗所に貯蔵するとする記述が正しい。容器を密栓せず蒸気を逃がすと可燃性蒸気が滞留・拡散し危険が増すため、容器を密栓せず蒸気を容器外へ常に逃がしておくとする記述は誤り。高温多湿の場所は蒸気発生や容器腐食を助長し不適切であるため、高温多湿の場所で貯蔵するとする記述も誤り。可燃性蒸気の滞留を防ぐには十分な通風・換気が必要であり、通風・換気は行わない方がよいとする記述も誤り。
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問34第4類危険物を取り扱う場所の換気設備に関する記述として、正しいものはどれか。
- a蒸気は空気より軽いため、屋内のどの位置に排出口を設けても差はない。
- b換気設備を設けると静電気の発生が増えるため、密閉した室内での取扱いが望ましい。
- c可燃性蒸気は低所に滞留しやすいため、換気設備の吸入口は低所に設け、屋外の高所へ排出する構造とする。
- d可燃性蒸気は高所に滞留しやすいため、換気設備は天井付近にのみ設ければ足りる。
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正解:c. 可燃性蒸気は低所に滞留しやすいため、換気設備の吸入口は低所に設け、屋外の高所へ排出する構造とする。
第4類の可燃性蒸気は空気より重く低所に滞留しやすいため、換気設備の吸入口は低所に設け、屋外の安全な高所へ排出する構造とすることが基本であり、吸入口を低所に設け屋外の高所へ排出する構造とするとする記述が正しい。蒸気は高所ではなく低所に滞留するため、天井付近にのみ換気設備を設ければ足りるとする記述は誤り。蒸気は空気より重いため排出口の位置によって効果に差が生じ、蒸気は空気より軽くどの位置に排出口を設けても差はないとする記述も誤り。換気の実施と静電気発生量は直接関係がなく、密閉状態はむしろ可燃性蒸気の滞留を招き危険であるため、密閉した室内での取扱いが望ましいとする記述も誤り。
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問35アセトアルデヒドや酸化プロピレンを貯蔵するタンクの取扱いとして、正しいものはどれか。
- aタンク内を真空にし、空気及び不活性ガスのいずれも入れないようにする。
- bタンク内の気相部に窒素等の不活性ガスを封入し、銅・銀・水銀・マグネシウム等の使用を避ける。
- c銅製の配管・容器を用いることで、重合反応を抑制できる。
- d反応性が低い物質であるため、特別な貯蔵上の配慮は不要である。
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正解:b. タンク内の気相部に窒素等の不活性ガスを封入し、銅・銀・水銀・マグネシウム等の使用を避ける。
アセトアルデヒドや酸化プロピレンは反応性に富み、銅・銀・水銀・マグネシウム等と接触すると重合や爆発性化合物の生成を起こすおそれがあるため、これらの金属の使用を避け、タンク内の気相部には窒素等の不活性ガスを封入して酸化・重合を防止する必要があり、気相部に不活性ガスを封入し銅・銀・水銀・マグネシウム等の使用を避けるとする記述が正しい。これらの物質は反応性が非常に高いため、特別な貯蔵上の配慮は不要とする記述は誤り。不活性ガスを封入せず真空にする方法は行われないため、タンク内を真空にし空気も不活性ガスも入れないとする記述も誤り。銅は重合反応を促進するおそれがあるため使用を避けるべきであり、銅製の配管・容器を用いれば重合反応を抑制できるとする記述も誤り。
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問36危険物の取扱いにおける静電気予防策として、正しいものはどれか。
- a静電気の発生を抑えるため、注入速度をできるだけ速くする。
- bタンクへの注入時は、液を自由落下させず注入管の先端を液面下に位置させる。
- c静電気は液体が完全に静止しているときに最も発生しやすいため、流動させないことが唯一の対策である。
- d容器や配管の接地(アース)は、静電気の発生を助長するため行わない。
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正解:b. タンクへの注入時は、液を自由落下させず注入管の先端を液面下に位置させる。
液体を自由落下させたり激しく攪拌したりすると静電気が発生しやすくなるため、注入管の先端を液面下に入れるなどして飛散・攪拌を抑えることが有効な予防策であり、液を自由落下させず注入管の先端を液面下に位置させるとする記述が正しい。注入速度を速くすると静電気の発生量は増大するため、注入速度をできるだけ速くするとする記述は誤り。接地は蓄積した静電気を大地に逃がすための有効な対策であり、接地は静電気の発生を助長するため行わないとする記述も誤り。静電気は主に液体の流動(摩擦等)によって発生するものであり、液体が完全に静止しているときに最も発生しやすいとする記述も誤り。
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問37アルコール類のエタノールの性状として、正しいものはどれか。
- a引火点は約13℃で、水によく溶ける水溶性の液体である。
- b引火点は100℃を超え、常温では引火の危険はほとんどない。
- c比重は1より大きく、水に沈む。
- d水にはほとんど溶けない非水溶性の液体である。
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正解:a. 引火点は約13℃で、水によく溶ける水溶性の液体である。
エタノールはアルコール類に分類され、引火点は約13℃と低く、水によく溶ける水溶性の液体であるため、引火点は約13℃で水によく溶ける水溶性の液体であるとする記述が正しい。水溶性であるため、水にほとんど溶けない非水溶性の液体とする記述は誤り。比重は約0.79で水より軽く水に浮くため、比重が1より大きく水に沈むとする記述も誤り。引火点は常温付近の約13℃であり、引火点が100℃を超え常温では引火の危険がほとんどないとする記述も誤り。
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問38二硫化炭素の火災の消火に関する記述として、正しいものはどれか。
- a二硫化炭素の消火には、窒息消火は一切効果がない。
- b二硫化炭素は水に浮くため、注水は油面を広げ延焼を助長する。
- c二硫化炭素は水と激しく反応して発火するため、水を用いた消火は厳禁である。
- d二硫化炭素は水より比重が大きく水に沈むため、大量の水をかぶせて空気を遮断する消火方法も有効とされる。
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正解:d. 二硫化炭素は水より比重が大きく水に沈むため、大量の水をかぶせて空気を遮断する消火方法も有効とされる。
二硫化炭素は比重が水より大きく水に沈む性質があり、この性質を利用して大量の水をかぶせて空気を遮断する消火方法も有効とされているため、大量の水をかぶせて空気を遮断する消火方法も有効とする記述が正しい。水より重く沈む性質であり、水に浮くため注水が油面を広げ延焼を助長するとする記述は誤り。二硫化炭素は水と激しく反応する物質ではなく、水と反応して発火するため注水が厳禁とする記述も誤り。泡・二酸化炭素等による窒息消火も有効であり、窒息消火は一切効果がないとする記述も誤り。
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問39特殊引火物であるジエチルエーテルの貯蔵上の注意として、正しいものはどれか。
- a日光に当てるほど安定性が高まるため、直射日光下での保管が推奨される。
- b空気や日光に長時間さらされると過酸化物を生成し、加熱や衝撃により爆発するおそれがある。
- c化学的に極めて安定しており、長期保存しても性質が変化することはない。
- d過酸化物を生成することはなく、長期保存に伴う危険性の変化はない。
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正解:b. 空気や日光に長時間さらされると過酸化物を生成し、加熱や衝撃により爆発するおそれがある。
ジエチルエーテルは空気や日光に長時間さらされると爆発性の過酸化物を生成することがあり、これが濃縮した状態で加熱・衝撃を受けると爆発するおそれがあるため、直射日光を避け冷暗所に貯蔵する必要があり、「空気や日光に長時間さらされると過酸化物を生成…」が正しい。性質が変化しないとする記述、日光に当てるほど安定するとする記述、過酸化物を生成せず危険性が変化しないとする記述は、いずれもこの性質に反し誤りである。
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問40特殊引火物の定義として、正しいものはどれか。
- a1気圧において、発火点が300℃以上のもので、引火点や沸点の値は問わないものをいう。
- b1気圧において、沸点が200℃を超えるもので、発火点や引火点の値は問わないものをいう。
- c1気圧において、発火点が100℃以下のもの、又は引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のもの。
- d1気圧において、発火点や沸点の値を問わず、引火点が21℃未満であるもののすべてをいう。
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正解:c. 1気圧において、発火点が100℃以下のもの、又は引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のもの。
特殊引火物は、1気圧において発火点が100℃以下のもの、又は引火点が-20℃以下であって沸点が40℃以下のものと定義されており、この内容を述べる記述が正しい。引火点21℃未満のものすべてを特殊引火物とする記述は誤りで、これは第1石油類との区別を無視した記述である。発火点300℃以上とする記述や、沸点200℃超とする記述は、いずれも特殊引火物の定義とは逆方向の高い数値であり誤りである。
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問41第4類危険物の火災に対する放射消火薬剤の使い分けとして、正しいものはどれか。
- a霧状の放射は、粒子が細かい分だけ棒状の放射よりも油面を強く乱して油を大きく飛散させるため、より危険である。
- b棒状の水は油面を乱して燃え広がらせるため不適だが、強化液等を霧状に放射する方法は冷却・抑制効果があり有効な場合がある。
- c強化液は、霧状に放射した場合であっても水と同様に油面を広げるだけであり、冷却効果も抑制効果もなく消火効果は一切ない。
- d第4類危険物の火災に対しては、棒状であるか霧状であるかを問わず、水を用いる消火方法はすべて禁止されている。
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正解:b. 棒状の水は油面を乱して燃え広がらせるため不適だが、強化液等を霧状に放射する方法は冷却・抑制効果があり有効な場合がある。
棒状の水は油を押し広げて燃え広がらせるため不適であるが、強化液等を霧状に放射する方法は油面を乱しにくく、冷却作用や抑制作用により消火に有効な場合があり、棒状は不適でも霧状放射は有効な場合があると述べる記述が正しい。霧状での使用は認められる場合があるため、水を用いる消火をすべて禁止とする記述は誤り。霧状放射は棒状放射に比べ油の飛散・拡大を抑えられるため、霧状のほうがより危険とする記述は誤り。強化液の霧状放射には冷却等による消火効果があり、消火効果が一切ないとする記述も誤り。
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問42動植物油類のヨウ素価による分類とその代表例の組合せとして、正しいものはどれか。
- a動植物油類はすべて不乾性油に分類され、乾性油に分類されるものは存在しない。
- b乾性油の代表例はオリーブ油やヤシ油であり、不乾性油の代表例はアマニ油やキリ油である。
- c乾性油の代表例はアマニ油やキリ油、不乾性油はオリーブ油やヤシ油である。
- d乾性油・不乾性油のいずれも代表例は同一の油である。
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正解:c. 乾性油の代表例はアマニ油やキリ油、不乾性油はオリーブ油やヤシ油である。
動植物油類のうちヨウ素価が高く酸化されやすい乾性油の代表例はアマニ油やキリ油であり、ヨウ素価が低く酸化されにくい不乾性油の代表例はオリーブ油やヤシ油であるため、乾性油をアマニ油・キリ油、不乾性油をオリーブ油・ヤシ油とする組合せが正しい。この対応を逆にした組合せは誤りである。乾性油と不乾性油は性質の異なる区分であり、代表例が同一とする記述も誤りである。動植物油類には乾性油に分類されるものも存在するため、すべて不乾性油とする記述も誤りである。
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問43ガソリン100Lと灯油3000Lを同一の場所で貯蔵する場合、指定数量の倍数はいくつになるか。
- a2.5倍
- b4倍
- c3.5倍
- d5倍
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正解:c. 3.5倍
ガソリン(第1石油類・非水溶性)の指定数量は200Lなので100÷200=0.5倍。灯油(第2石油類・非水溶性)の指定数量は1000Lなので3000÷1000=3倍。合計は0.5+3=3.5倍となり、「3.5倍」が正しい。
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問44重油の性状及び分類に関する記述として、正しいものはどれか。
- a重油はいずれも水溶性の液体であり、第2石油類に区分される。
- b重油は日本工業規格による分類の種類ごとに、危険物としての類・品名の区分が異なる。
- c重油は特殊引火物に区分され、指定数量は50Lである。
- d日本工業規格ではA重油・B重油・C重油等に分類されるが、危険物としてはいずれも第3石油類(非水溶性)に区分される。
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正解:d. 日本工業規格ではA重油・B重油・C重油等に分類されるが、危険物としてはいずれも第3石油類(非水溶性)に区分される。
重油は日本工業規格によりA重油・B重油・C重油等に分類されるが、危険物の規制上はいずれも第3石油類の非水溶性に区分されるため、規格上の種類を問わず第3石油類(非水溶性)に区分されると述べる記述が正しい。工業規格上の種類が異なっても危険物としての品名区分は共通して第3石油類であるため、規格の種類ごとに類・品名の区分が異なるとする記述は誤り。重油は非水溶性であり、水溶性の液体で第2石油類に区分されるとする記述も誤り。重油は第3石油類であり、特殊引火物に区分され指定数量50Lとする記述も誤り。
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問45特殊引火物に該当する代表的な物質の組合せとして、正しいものはどれか。
- aメタノール、エタノール、グリセリン、クレオソート油
- bガソリン、灯油、軽油、重油
- c二硫化炭素、ジエチルエーテル、アセトアルデヒド、酸化プロピレン
- dベンゼン、トルエン、アセトン、酢酸
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正解:c. 二硫化炭素、ジエチルエーテル、アセトアルデヒド、酸化プロピレン
特殊引火物に分類される代表的な物質は、二硫化炭素、ジエチルエーテル、アセトアルデヒド、酸化プロピレンであり、この四つを挙げた組合せが正しい。ガソリン・灯油・軽油・重油はそれぞれ第1石油類から第3石油類に区分され特殊引火物ではないため、これらを挙げた組合せは誤り。ベンゼン・トルエン・アセトン・酢酸はいずれも第1石油類又は第2石油類に区分され特殊引火物ではないため、これらを挙げた組合せも誤り。メタノール・エタノールはアルコール類、グリセリン・クレオソート油は第3石油類に区分され特殊引火物ではないため、これらを挙げた組合せも誤り。
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問46アセトンの蒸気の性質として、正しいものはどれか。
- a蒸気比重は約2で、空気より重く低所に滞留する。
- b蒸気は水によく溶けるため、空気中に拡散しにくい。
- c蒸気比重は1より小さく、空気より軽い。
- d蒸気には可燃性がなく、着火することはない。
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正解:a. 蒸気比重は約2で、空気より重く低所に滞留する。
アセトンの蒸気比重は約2であり、第4類の他の危険物と同様に空気より重く低所に滞留しやすいため、蒸気比重が約2で空気より重く低所に滞留すると述べる記述が正しい。蒸気比重が1より小さく空気より軽いとする記述は誤り。アセトンは可燃性液体でありその蒸気も可燃性を持つため、蒸気に可燃性がなく着火しないとする記述は誤り。蒸気の拡散のしやすさは液体としての水への溶けやすさとは別の現象であり、水によく溶けるため空気中に拡散しにくいとする記述も誤りである。
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問47第4類危険物の燃焼に関する基本的な原理として、正しいものはどれか。
- a蒸気が発生していなくても、液温にかかわらず常に燃焼が起こる。
- b第4類危険物は液体そのものが直接燃焼し、蒸気の発生は燃焼と無関係である。
- c第4類危険物が燃焼するのは、液体そのものではなく、液面から発生した可燃性蒸気が空気と混合して燃えるためである。
- d燃焼には可燃性蒸気は関与せず、液体表面のみで反応が起こる。
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正解:c. 第4類危険物が燃焼するのは、液体そのものではなく、液面から発生した可燃性蒸気が空気と混合して燃えるためである。
第4類危険物の燃焼は、液体そのものが直接燃えるのではなく、液面から蒸発した可燃性蒸気が空気と一定の割合で混合し、それが燃焼する現象であるため、液面から発生した可燃性蒸気が空気と混合して燃えると述べる記述が正しい。液体そのものが直接燃焼し蒸気の発生は無関係とする記述は誤り。燃焼には燃焼範囲内の蒸気濃度が必要であり、蒸気が発生していなくても液温にかかわらず常に燃焼するとする記述は誤り。燃焼は可燃性蒸気と空気との混合気体中で起こる現象であり、可燃性蒸気は関与せず液体表面のみで反応するとする記述も誤りである。
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問48灯油の性状として、正しいものはどれか。
- a水によく溶ける水溶性の液体である。
- b無色又は淡黄色の特有の臭気を有する液体で、比重は1より小さく水に浮く。
- c比重は1より大きく、水に沈む液体である。
- d無臭で、着色も一切ない透明な液体である。
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正解:b. 無色又は淡黄色の特有の臭気を有する液体で、比重は1より小さく水に浮く。
灯油は無色又は淡黄色を呈し特有の臭気を有する液体で、比重は1より小さく水に浮く性質を持つため、無色又は淡黄色で特有の臭気を有し水に浮くとする記述が正しい。灯油は非水溶性の液体であり、水によく溶ける水溶性の液体とする記述は誤り。比重は1より小さいため、比重が大きく水に沈む液体とする記述も誤り。灯油は特有の臭気を有する液体であり、無臭で着色も一切ない透明な液体とする記述も誤りである。
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問49ガソリンの主成分及び性状として、正しいものはどれか。
- a主成分はアルコール類であり、水によく溶ける。
- b沸点は300℃を超え、常温ではほとんど蒸発しない。
- c単一の炭化水素化合物であり、沸点は常に一定である。
- d炭化水素を主成分とする混合物で、沸点はおおむね30℃から220℃程度の範囲にある。
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正解:d. 炭化水素を主成分とする混合物で、沸点はおおむね30℃から220℃程度の範囲にある。
ガソリンは種々の炭化水素を主成分とする混合物であり、沸点はおおむね30℃から220℃程度の範囲に分布するため、炭化水素を主成分とする混合物で沸点がおおむね30℃から220℃程度の範囲にあるとする記述が正しい。ガソリンは複数の炭化水素からなる混合物であり、単一の炭化水素化合物で沸点が常に一定とする記述は誤り。ガソリンの主成分は炭化水素であってアルコール類ではなく、非水溶性であるため、主成分がアルコール類で水によく溶けるとする記述も誤り。ガソリンは常温でも揮発しやすく、沸点が300℃を超え常温ではほとんど蒸発しないとする記述も誤りである。
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