問1単相2線式回路で、負荷電流が10A、電線1線当たりの抵抗が0.15Ωのとき、この配線で生じる電圧降下[V]はいくらか。
- a1.5V
- b3.0V
- c4.5V
- d6.0V
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正解:b. 3.0V
単相2線式は往復2線に電流が流れるため、電圧降下 e=2×I×r=2×10×0.15=3.0V となる。1.5Vは往復を数えず1線分(I×r)だけで計算した誤り、6.0Vは係数を4倍した誤り、4.5Vは中途半端で根拠がない。
第二種電気工事士 筆記試験(学科試験)の「配電理論・配線設計」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。資格試験ドリルの編集・運営の設備資格ドリル編集部が作成。4択の演習モードで解きたい方は第二種電気工事士(筆記)のドリルへ。
正解:b. 3.0V
単相2線式は往復2線に電流が流れるため、電圧降下 e=2×I×r=2×10×0.15=3.0V となる。1.5Vは往復を数えず1線分(I×r)だけで計算した誤り、6.0Vは係数を4倍した誤り、4.5Vは中途半端で根拠がない。
正解:a. 0A
単相3線式で負荷が平衡していると両外側線の電流は互いに打ち消し合い、中性線電流は 10−10=0A となる。10Aや20Aは片側電流や両者の和を誤って中性線に当てたもので、平衡時には成立しない。
正解:b. 約3460W
三相電力は P=√3×V×I×cosθ=1.73×200×10×1.0≒3460W。2000Wは√3を掛け忘れた(V×I)誤り、6000Wは3倍した誤り、4000Wは2倍で、いずれも三相の係数√3を誤っている。
正解:b. 35A
600Vビニル絶縁電線の許容電流は直径2.0mmで35Aである。27Aは1.6mm、48Aは2.6mm、61Aは断面積8mm²の値であり、太さを取り違えた誤り。
正解:c. 0.70
同一管内の電線数が3本以下のときの電流減少係数は0.70である。0.63は4本、0.56は5〜6本の値で、電線数を取り違えた誤り。0.80という区分は規定に存在しない。
正解:c. 直径2.6mm
30A分岐回路の電線は直径2.6mm(より線では断面積5.5mm²)以上と定められており、最小は2.6mmである。1.6mmは20A以下の分岐回路用、2.0mmは20A(ヒューズ)用で30Aには細すぎる。3.2mmは条件は満たすが最小ではない。
正解:c. 60%
需要率=(最大需要電力/負荷設備容量の合計)×100=(6/10)×100=60%となる。40%は(4/10)など数値の取り違え、80%は分子分母の誤り、50%は根拠がない。
正解:a. 中性線には過電流遮断器(ヒューズ)を施設してはならない
単相3線式の中性線が断線すると負荷側に異常電圧を生じるおそれがあるため、中性線には過電流遮断器(ヒューズ)を施設してはならない。中性線を電圧線より細くする規定はなく、ヒューズ設置義務も逆で誤り。中性線(接地側)はB種接地等で接地するため『接地してはならない』も誤り。
正解:a. 22A
同一電線管内に多数の電線を収めると放熱が悪くなるため、許容電流に電流減少係数を掛ける。電線数4本の減少係数は0.63。したがって35A×0.63=22.05≒22A。0.70は3本以下、0.56は5〜6本の係数なので、これらを使った27A(35×?)や30A・35A(減少を無視)は誤り。特に35Aは減少係数を掛け忘れた値で典型的なひっかけ。
正解:d. 中性線が断線しても、両側の各負荷の端子電圧は定格電圧に保たれる
中性線が断線すると、両側の負荷は200Vに直列接続された状態となり、抵抗の大きい(容量の小さい)負荷に高い電圧が分圧されて過電圧・焼損の恐れが生じる。したがって「端子電圧が定格に保たれる」は誤り。平衡時の中性線電流0(選択肢0)、中性線に過電流遮断器を単独設置禁止(選択肢1=内線規程、断線時の異常電圧防止のため)、抵抗大側の電圧上昇(選択肢2)はいずれも正しい記述。
正解:c. 30A分岐回路:定格15Aのコンセント、断面積5.5mm²(直径2.6mm)以上の軟銅線
30A分岐回路に接続できるコンセントは定格20A以上30A以下と定められ、定格15Aのコンセントは接続できない(回路容量に対しコンセント側が過小になり過負荷の恐れ)。よって選択肢2が誤り。電線の太さ(2.6mm/5.5mm²以上)自体は正しいが、コンセント定格が範囲外。他の3つ(15A回路=1.6mm、20A配線用遮断器=15/20Aコンセント・1.6mm、40A回路=30〜40Aコンセント・8mm²)はいずれも規程どおり。
正解:b. 2.6V
三相3線式の電圧降下は e=√3・I・R で求める。e=1.732×10×0.15≒2.6V。1.5V(=I×R)は1線分だけを見て√3を掛け忘れた値、3.0V(=2×I×R)は単相2線式の式を誤用した値で、いずれも典型的なひっかけ。5.2Vは2√3を掛けた過大誤り。単相2線式ならe=2IR、単相3線式(平衡時・電圧側〜中性線間)ならe=IR、三相3線式はe=√3IRと式が異なる点が要点。
正解:c. 40%
設備不平衡率=(中性線と各電圧側電線間に接続される負荷設備容量の差)÷(総負荷設備容量×1/2)×100。差=2.4−1.6=0.8kVA、総負荷=2.4+1.6=4.0kVA、その1/2=2.0kVA。よって0.8÷2.0×100=40%。単相3線式の設備不平衡率は原則40%以下と定められており、本問はちょうど限度値。20%(差÷総の誤計算)や50%(差÷総×?の誤り)は式の分母を1/2にしない等の典型ミス。
正解:a. 電源側(線路)に流れる電流が減少する
進相コンデンサは遅れ無効電力を補償して力率を改善するため、同じ有効電力を供給する場合でも電源側の線路電流が減少する(=線路損失や電圧降下の低減につながる)ので0が正しい。1は誤り——コンデンサは無効電力を補うだけで負荷の有効電力そのものは変わらない。2は誤り——力率改善が主目的であり昇圧装置ではない。3は誤り——目的は力率の改善(向上)であって低下ではない。
正解:a. 30 mA
人体保護(感電防止)を目的とする高感度形の漏電遮断器は、定格感度電流30mA以下・動作時間0.1秒以内のものが一般に用いられるため0が正しい。1・2・3の100mA・300mA・500mAはいずれも感度が低く、これらは漏電火災の防止など機器・設備保護を目的とする中感度形の領域で、人体の感電保護には用いない。
正解:a. 需要率は、最大需要電力を負荷設備容量の合計で割った値である
需要率=(最大需要電力÷負荷設備容量の合計)で定義される割合なので0が正しい。1は誤り——すべての負荷が同時に最大で使われることはまれで、需要率は通常100%以下となる。2は誤り——需要率が小さいほど実際に流れる最大電流は小さくなり、幹線はむしろ細くできる。3は誤り——需要率は同時使用の割合を表す概念で、電圧と電流の位相差を表す力率とは別物である。
正解:a. 白
接地側電線(中性線)には白色を用いると定められているため0が正しい。1の黒・2の赤は非接地側(電圧側)電線に用いる色で、接地側には使わない。4の緑は保護のための「接地線(アース線)」に用いる色であり、電路の一部である接地側電線(中性線)とは役割が異なるため誤り。接地側電線=白、接地線=緑、と区別することがポイント。
正解:c. 約2.8 kW
平衡三相負荷の有効電力は P=√3×線間電圧×線電流×力率 で求める。P=√3×200×10×0.8≒1.732×1600≒2771W≒2.8kW となるため2が正しい。0の1.6kWは√3を掛け忘れた誤り(200×10×0.8=1600W)。3の約3.5kWは力率を掛け忘れた誤り(√3×200×10≒3464W)。1の2.0kWはどの計算とも一致しない。
正解:a. 導体の太さが同じでも、電流を流す心線数が多いほど1心あたりの許容電流は小さくなる
心線数が多いほど束ねられた発熱源が増えて放熱が悪くなるため、電流減少係数を乗じて1心あたりの許容電流は小さくなる(例:3心は2心より小さい)。よって0が正しい。1は誤り——心線数が増えれば減少係数が働き一定ではない。2は誤り——許容電流は周囲温度(通常30℃)を基準に定められ、高温では小さく補正する。3は誤り——導体が太いほど許容電流は大きくなり、方向が逆。
正解:a. 周囲温度が高くなるほど、許容電流は小さくなる
周囲温度が高いと導体・絶縁物が許容最高温度に達しやすくなるため、1未満の周囲温度補正係数を乗じて許容電流を小さくする。よって0が正しい。1は逆で誤り。2は温度補正の考え方そのものを否定しており誤り。3は高温では減らす方向であり、増やすことはできないため誤り。
正解:a. 幹線の許容電流の2.5倍を超えない値としなければならない
幹線を保護する過電流遮断器の定格は、電動機定格電流の合計の3倍にその他の負荷電流を加えた値(3IM+IH)以下、かつ幹線の許容電流IWの2.5倍以下と定められる。したがって「2.5倍を超えない」とする0が正しい。1・2は上限規定を無視しており、過大だと幹線を保護できないため誤り。3は「2.5倍以下」であって「ちょうど2.5倍に固定」する規定ではないため誤り。
正解:a. 1つの分岐回路に接続できるコンセントの個数に、法令上の制限はない
一般の分岐回路に接続できるコンセントの個数を制限する法令上の規定はなく、想定される負荷に応じて回路の数や容量を設計する。よって0が正しい。1・2はそのような個数規定が存在せず誤り。3は誤り——分岐回路には過電流遮断器(配線用遮断器等)を施設して保護するのが原則で、設けてはならないという記述は逆。
正解:b. 100A
過電流遮断器の定格は「3IM+IH」以下、かつ「2.5×IW」以下の、いずれか小さい方までとれる。3IM+IH=3×30+10=100A、2.5×IW=2.5×50=125A。小さい方の100Aが最大値となるため1が正しい。90Aは3IM(=90)にIHを足し忘れた誤り、125Aは2.5×IWだけを見て3IM+IHの上限を無視した誤り、110Aはどちらの式とも一致しない。
正解:a. 各負荷の最大需要電力の合計を、合成最大需要電力で割った値で、一般に1以上となる
不等率=(各負荷の最大需要電力の合計)÷(合成最大需要電力)である。各負荷の最大が同時刻に発生することはまれで分子が分母以上となるため、不等率は一般に1以上になる。よって0が正しい。1は分子分母が逆で、これは常に1以下となる別量(不等率の逆数に相当)。2は『需要率』の定義であり不等率とは別物。3は不等率が1未満とする点が誤りで、値は1以上である。
正解:c. 1.25
不等率=(各負荷の最大需要電力の合計)÷(合成最大需要電力)=(4+3+3)÷8=10÷8=1.25。よって2が正しい。0.80は分子と分母を逆にした値(8÷10、不等率の逆数)で誤り。1.00は全負荷が同時にピークになる場合の値で本問の条件(合成8kW)と一致しない。1.60は根拠のない値。
正解:a. 2%以下
内線規程では、こう長60m以下の需要場所の電圧降下は標準で2%以下(やむを得ない場合でも3%以下)とされる。こう長が長くなるほど段階的に緩和される(120m以下で3%、200m以下で4%など)が、60m以下では2%が標準なので0が正しい。5%・10%・15%はいずれも過大で、電圧降下が大きすぎると照明のちらつきや電動機のトルク低下など機器が正常に動作しない。
正解:a. 電線のこう長が長くなるほど、許容される電圧降下の割合(%)は段階的に大きくなる
こう長が長い配線ほど電線抵抗による電圧降下は避けにくいため、許容値はこう長に応じて区分され、長くなるほど(60m以下2%→120m以下3%→200m以下4%…)緩和される。よって0が正しい。1は増減の方向が逆で誤り。2は電線に抵抗がある以上0%は実現できず誤り。3はこう長で区分される規定を無視しており、値も一律10%ではないため誤り。
正解:b. 60V
金属製外箱を有する使用電圧が60Vを超える低圧の機械器具を、人が触れるおそれのある場所に施設する場合は、地絡(漏電)時の感電防止のため原則として漏電遮断器を施設する。したがって60Vが正しい。30Vは施設義務の境界としての規定値ではない。150Vは対地電圧に関する別の基準、300Vは絶縁変圧器の二次電圧などの基準値であり、施設義務の境界電圧ではない。
正解:a. 二重絶縁の構造の機械器具を施設する場合
二重絶縁の構造の機械器具は外箱に危険な電圧が現れにくいため、漏電遮断器の施設を省略できる。よって0が正しい。1・3のように水気・湿気の多い場所で使用電圧(対地電圧)の高い機器を施設する場合は、むしろ漏電遮断器が必要となる典型例で省略条件ではない。2の接地の省略は感電の危険をかえって高めるもので、漏電遮断器を省略してよい根拠にはならない。
正解:b. 直径2.0mm
20A分岐回路でも保護方式で必要な電線太さが異なる。配線用遮断器で保護する場合は直径1.6mm以上でよいが、ヒューズで保護する20A分岐回路では直径2.0mm以上とする必要がある。よって2.0mmが正しい。1.6mmは配線用遮断器の20A回路(およびヒューズ15A回路)用でヒューズ20Aには細すぎる。2.6mm(5.5mm²)は30A回路、8mm²は40A回路用で、条件は満たすが最小ではない。
正解:c. 14mm²
分岐回路の種類では、30A回路は断面積5.5mm²(直径2.6mm)以上、40A回路は8mm²以上、50A回路は14mm²以上と定められている。よって50A回路の最小は14mm²で2が正しい。5.5mm²は30A、8mm²は40A回路用で50Aには細すぎる。22mm²は条件を満たすが最小の太さではない。
正解:a. 3m以下
分岐回路を保護する過電流遮断器は、原則として分岐点から3m以下の箇所に施設する。ただし分岐した電線の許容電流が幹線側の過電流遮断器の定格電流の35%以上であれば8m以下、55%以上であれば距離の制限なく施設できる。したがって原則の上限は3mで0が正しい。8mは35%以上という緩和条件付きの値で原則ではない。5m・15mはこの規定に存在しない値。
正解:c. 47.5A
電技解釈第148条の幹線許容電流Iwの規定による。電動機電流合計IM=30Aが他負荷IH=10Aより大きく、かつIM≦50Aなので式はIw≧1.25×IM+IH=1.25×30+10=47.5A。したがって最小値は47.5A。40AはIM≦IHのとき用いる式(IM+IH)で本問には適用できない。43Aは1.1×IM+IH(IM>50Aのときの式)で誤り。50Aは条件を満たすが最小値ではない。
正解:b. 65A
幹線を保護する過電流遮断器の定格電流IBは、「3×IM+IH」と「2.5×幹線許容電流Iw」の小さい方以下とする。3×20+5=65A、2.5×50=125Aで、小さい方は65A。よって最大値は65A。125Aは2.5Iwだけを見て小さい方を取らなかった誤り。60Aは3×IMのみでIHの加算を忘れた値。150Aは根拠がなく上限を超える。
正解:c. 17.3A
デルタ結線では各相にかかる電圧(相電圧)が線間電圧に等しいので、相電流=200÷20=10A。デルタ結線の線電流は相電流の√3倍なので、10×√3≒17.3A。10Aは相電流であって線電流ではない。5.8Aは相電流を√3で割った誤り(デルタでは掛ける)。30Aは相電流の3倍で誤り。
正解:c. 15A
単相交流では有効電力P=V×I×cosθなので、電流I=P÷(V×cosθ)=1200÷(100×0.8)=15A。12Aは力率を無視してP÷Vとした誤り。9.6Aは力率を掛けてP×cosθ÷Vとした誤り。18.75Aは力率を二乗して割った誤り(1200÷(100×0.64))。
正解:b. 2770W
三相電力はP=√3×線間電圧×線電流×力率で求める。P=√3×200×10×0.8≒2770W。3464Wは力率を掛け忘れた値(√3×200×10)で、力率1.0のときの値。1600Wは√3を掛け忘れた誤り(200×10×0.8)。4000Wは根拠のない値。