ビル管理士清掃」一問一答(全31問)

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の「清掃」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。資格試験ドリルの編集・運営設備資格ドリル編集部が作成。4択の演習モードで解きたい方はビル管理士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

1建築物清掃の作業計画・作業管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a日常清掃で除去できない汚れを除去するため、定期清掃を計画的に組み込む。
  2. b清掃の品質評価は、汚染度の測定など数値による評価だけでなく、目視による点検も併用する。
  3. c作業計画を立てることで、限られた資源を効果的に配分し、作業の標準化が図れる。
  4. d清掃の点検評価は、清掃作業者が自己点検するのが最も客観的であり、第三者による点検は不要である。
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正解:d. 清掃の点検評価は、清掃作業者が自己点検するのが最も客観的であり、第三者による点検は不要である。

点検評価は作業者自身の自己点検だけでなく、清掃責任者や第三者(発注者・管理者)による評価を組み合わせることで客観性が高まる。清掃作業者の自己点検が最も客観的で第三者による点検は不要とする記述が誤り。他は作業計画・品質評価の基本として妥当。

この問題のページ:建築物清掃の作業計画に関する知識

2ダストコントロール法および除じん作業に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. aダストコントロール法とは、床面に不乾性の鉱油などを含ませたモップで、ほこりを油分に付着させて除去する方法である。
  2. bダストコントロール法は、大量の水を用いて床面を水洗いする湿式清掃の一種である。
  3. cダストクロス法は、油分を多く含ませた布で床面を磨き上げる方法をいう。
  4. dダストコントロール法は、カーペットのしみ抜き専用の技法である。
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正解:a. ダストコントロール法とは、床面に不乾性の鉱油などを含ませたモップで、ほこりを油分に付着させて除去する方法である。

ダストコントロール法は、粘度の低い不乾性の鉱油などを含ませたモップでほこりを付着させて除去する除じん法であり、この記述が正しい。大量の水で水洗いするとする記述は湿式清掃の説明であって除じん法ではない。ダストクロス法は化学繊維の不織布で静電気や繊維の隙間を利用してほこりを取る方法で、油分を使わない点がダストコントロール法との違いなので、「油分を多く含ませた布で磨き上げる」とする記述は誤り。しみ抜き専用の技法とする記述も誤りで、しみ抜きはカーペット清掃の別工程である。

この問題のページ:ダストコントロール法の原理

3建築物の床材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aリノリウムやゴム系の弾性床材は、耐アルカリ性が低いため、強アルカリ性洗剤の使用を避ける。
  2. b大理石やテラゾなどの硬性床材(石材)は、耐酸性が低く、酸性洗剤により表面が侵される。
  3. cセラミックタイルは耐薬品性・耐摩耗性に優れ、酸・アルカリいずれの洗剤にも比較的強い。
  4. d塩化ビニル系床材(ビニル床タイル)は耐水性・耐薬品性が高く、大理石よりも耐酸性・耐アルカリ性に劣る。
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正解:d. 塩化ビニル系床材(ビニル床タイル)は耐水性・耐薬品性が高く、大理石よりも耐酸性・耐アルカリ性に劣る。

塩化ビニル系床材は耐水性・耐薬品性が高く、酸やアルカリに対して大理石(耐酸性が低い)より強い。塩化ビニル系床材を「大理石よりも耐酸性・耐アルカリ性に劣る」とする記述が不適当。リノリウム・ゴムの耐アルカリ性の低さ、石材の耐酸性の低さ、セラミックタイルの耐薬品性を述べる記述は正しい。

この問題のページ:床材の耐薬品性比較

4カーペット(繊維床材)の清掃に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aカーペットの日常清掃では、パイル内のほこりを除去するため真空掃除機による除じんを行う。
  2. bしみは時間が経つほど除去しにくくなるため、発生後できるだけ早く処置する。
  3. cウール(羊毛)などの動物性繊維は耐アルカリ性が高く、強アルカリ性洗剤を用いても変質しにくい。
  4. dエクストラクション法(スチーム洗浄)は、洗浄液を噴射して汚れを含んだ水分を吸引回収する洗浄法である。
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正解:c. ウール(羊毛)などの動物性繊維は耐アルカリ性が高く、強アルカリ性洗剤を用いても変質しにくい。

ウールなどの動物性繊維(タンパク質)は耐アルカリ性が低く、強アルカリ性洗剤で変質・損傷しやすい。動物性繊維を「耐アルカリ性が高く強アルカリ性洗剤でも変質しにくい」とする記述が不適当。日常の真空除じん、しみの早期処置、エクストラクション法の説明を述べる記述は正しい。

この問題のページ:カーペット清掃の基礎知識

5廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)における廃棄物の区分に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. a事業活動に伴って生じた廃棄物は、その種類にかかわらずすべて産業廃棄物に区分される。
  2. bオフィスビルから排出される紙くずのうち、法で定める業種以外から生じたものは、事業系一般廃棄物として扱われる。
  3. c一般家庭から排出される生ごみは、産業廃棄物に区分される。
  4. d産業廃棄物の処理責任は、排出した事業者ではなく市町村が負う。
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正解:b. オフィスビルから排出される紙くずのうち、法で定める業種以外から生じたものは、事業系一般廃棄物として扱われる。

紙くず等は、建設業・製紙業など法定の特定業種から生じた場合のみ産業廃棄物となり、オフィス等それ以外の業種から出た紙くずは事業系一般廃棄物となる。よって、法定業種以外から生じた紙くずを事業系一般廃棄物として扱うとする記述が正しい。事業活動に伴う廃棄物を種類にかかわらずすべて産業廃棄物とする記述は誤り、家庭から出る生ごみは一般廃棄物であるためこれを産業廃棄物とする記述も誤り、産業廃棄物の処理責任は排出事業者にあるため市町村が負うとする記述も誤り。

この問題のページ:廃棄物処理法上の区分基準

6建築物内の廃棄物の管理・保管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a産業廃棄物を事業者が処理を委託する場合、産業廃棄物管理票(マニフェスト)を交付し、適正処理を確認する。
  2. b廃棄物の保管場所は、飛散・流出・悪臭の防止、ねずみ・害虫の発生防止などの衛生的措置を講じる。
  3. c分別収集は、再資源化(リサイクル)や処理の効率化のために重要である。
  4. d建築物内で発生した廃棄物は、排出量にかかわらず所有者・管理者に処理責任はなく、すべて市町村が無償で収集・処理する義務を負う。
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正解:d. 建築物内で発生した廃棄物は、排出量にかかわらず所有者・管理者に処理責任はなく、すべて市町村が無償で収集・処理する義務を負う。

事業活動に伴う廃棄物は排出事業者(建築物の所有者・管理者等)に処理責任があり、市町村がすべて無償で処理する義務を負うわけではない。所有者・管理者に処理責任はなくすべて市町村が無償で収集・処理する義務を負うとする記述が不適当。マニフェスト交付、保管場所の衛生措置、分別収集の意義を述べる記述は正しい。

この問題のページ:建築物内廃棄物管理の基礎知識

7建築物清掃の品質評価(点検)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. a清掃の品質は、作業体制などの組織品質と、実際の仕上がりである作業品質から構成される。
  2. b品質評価は測定機器による検査を主体とし、目視や官能による点検は原則として行わない。
  3. c点検は、清掃作業者の視点ではなく、施設の利用者の立場に立って行うことが望ましい。
  4. d点検の結果、改善が必要と判断された場合は、作業計画や作業仕様書の改訂を行う。
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正解:b. 品質評価は測定機器による検査を主体とし、目視や官能による点検は原則として行わない。

誤りはb。清掃の品質評価は、汚れやきれいさを目視で確かめる官能検査(目視点検)を主体とするのが基本で、測定機器はあくまで補助的。b以外は正しい。aの組織品質+作業品質は品質の基本構成、cは利用者視点での評価、dは点検結果を計画・仕様書の改善(PDCA)に反映する運用で、いずれも適切。

この問題のページ:清掃品質評価における目視点検の位置づけ

8床の除じん作業に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. aダストコントロール法は、不乾性の鉱油などの除塵剤を繊維に含浸させ、ほこりを吸着させて除去する方法である。
  2. b除塵剤の含浸量が多すぎると、床面に油膜が残り、滑りや床維持剤の付着不良の原因となる。
  3. c真空掃除機による除じんは微細な粉じんの除去に適さないため、カーペットには用いない。
  4. dダストコントロール法は粘度の低い鉱油を用いることで、ほこりを舞い上げずに除去できる。
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正解:c. 真空掃除機による除じんは微細な粉じんの除去に適さないため、カーペットには用いない。

誤りはc。真空掃除機(バキュームクリーナー)は繊維床(カーペット)内部のほこり・粉じんの除去に最も適した機器であり、「カーペットには用いない」は明確に誤り。aはダストコントロール法の定義、bは含浸量過多の弊害、dは低粘度鉱油でほこりを舞い上げない利点で、いずれも正しい。

この問題のページ:床の除じん作業の基礎知識

9清掃用の洗剤に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. aアルカリ性洗剤は、手あかや皮脂などの油性汚れの除去に適する。
  2. b酸性洗剤は、トイレの尿石や洗面器の水あかなどの無機質汚れの除去に適する。
  3. c洗剤に配合される助剤(ビルダー)には、硬水中のカルシウムイオンなどを封鎖する作用がある。
  4. d樹脂床維持剤の皮膜がある床の日常清掃には、アルカリ性の強い洗剤が適切である。
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正解:d. 樹脂床維持剤の皮膜がある床の日常清掃には、アルカリ性の強い洗剤が適切である。

誤りはd。アルカリ性の強い洗剤は樹脂系床維持剤(フロアポリッシュ)の皮膜を軟化・溶解させて傷めるため、皮膜維持箇所の日常清掃には中性洗剤を用いる。aはアルカリ性が油性汚れに有効、bは酸性が尿石・水あか(炭酸カルシウム等)に有効、cはビルダー(キレート剤)による金属イオン封鎖で、いずれも正しい。

この問題のページ:清掃用洗剤の使い分け

10床材の種類と維持管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. a大理石やテラゾなどは酸に弱いため、酸性洗剤の使用を避ける。
  2. bコンクリート床は耐酸性に優れるため、酸性洗剤による洗浄が最も適する。
  3. cリノリウムは耐アルカリ性に乏しいため、アルカリ性の剥離剤の使用に注意を要する。
  4. d塩化ビニル系床材は、耐水性・耐薬品性に優れる。
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正解:b. コンクリート床は耐酸性に優れるため、酸性洗剤による洗浄が最も適する。

誤りはb。コンクリート(セメント系)はアルカリ性で酸に侵されやすく、多孔質で耐酸性に優れるとはいえない。「酸性洗剤が最も適する」は誤り。aの大理石・テラゾ(炭酸カルシウム系)は酸に弱い、cのリノリウムはアルカリに弱い、dの塩ビ系は耐水・耐薬品性が高く、いずれも正しい。

この問題のページ:床材の種類と維持管理

11廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)における廃棄物の区分に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. a産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、廃棄物処理法で定められた種類のものをいう。
  2. b建築物内の飲食店から出る厨芥(生ごみ)は、産業廃棄物として処理しなければならない。
  3. c事業活動に伴って生じた廃棄物であっても、産業廃棄物に該当しないものは事業系一般廃棄物となる。
  4. d一般のオフィスビルから排出される紙くずは、業種の指定がないため事業系一般廃棄物に区分される。
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正解:b. 建築物内の飲食店から出る厨芥(生ごみ)は、産業廃棄物として処理しなければならない。

誤りはb。飲食店の厨芥(生ごみ)は「動植物性残さ」だが、これが産業廃棄物になるのは食料品・医薬品・香料製造業など特定業種に限られ、飲食店の生ごみは事業系一般廃棄物である。aは産業廃棄物の定義、cは事業系一般廃棄物の位置づけ、dは紙くずが業種指定(建設・製紙・製本印刷等)以外では一般廃棄物になる点で、いずれも正しい。

この問題のページ:事業系廃棄物の区分に関する知識

12床の機械洗浄に用いる自動床洗浄機(自動洗浄機)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a洗剤液の供給、ブラシによる洗浄、汚水の吸引回収を、一台で連続して行うことができる。
  2. b広く見通しのよい平坦な床面の洗浄に適し、隅や幅木際・狭い場所は手作業で補う必要がある。
  3. cカーペットなどの繊維床材を洗浄する機械であり、ビニル床タイルなどの弾性床材には使用しない。
  4. d洗浄後は、床面に洗剤分が残って滑りや床維持剤の付着不良を招かないよう、必要に応じてすすぎを行う。
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正解:c. カーペットなどの繊維床材を洗浄する機械であり、ビニル床タイルなどの弾性床材には使用しない。

誤りは、自動床洗浄機をカーペットなどの繊維床材用の機械であってビニル床タイルなどの弾性床材には使用しないとする記述。自動床洗浄機は、ビニル床タイルなどの硬性・弾性床材の広い平面を、ブラシ洗浄と汚水回収を一体で行って洗う機械であり、カーペット専用ではない(カーペットは真空除じんやエクストラクションで洗う)。洗剤液の供給・ブラシ洗浄・汚水の吸引回収を一台で連続して行えるとする記述は基本機能、広く平坦な床面に適し隅や幅木際・狭所は手作業で補うとする記述は運用、洗浄後に洗剤分が残って滑りや床維持剤の付着不良を招かないようすすぎを要するとする記述は必要な後処理で、いずれも正しい。

この問題のページ:自動床洗浄機の対象床材

13カーペット(繊維床材)の洗浄方法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aホットウォーターエクストラクション(スチーム洗浄)は、温水の洗浄液を噴射し、汚れとともに水分を吸引回収する方法である。
  2. b洗浄時の水分が過剰だと、乾燥不良によるカビの発生や、下地・裏張りの劣化を招くおそれがある。
  3. cパイル表面部の中間洗浄には、洗剤を含ませたパッド(ボンネット)を回転させて汚れを移し取るボンネットクリーニングが用いられる。
  4. dカーペットは吸水しないため、洗浄後は乾燥を待たずにただちに歩行させても支障はない。
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正解:d. カーペットは吸水しないため、洗浄後は乾燥を待たずにただちに歩行させても支障はない。

誤りは、カーペットは吸水しないので洗浄後は乾燥を待たずにただちに歩行させてよいとする記述。カーペットは水分を保持しやすく、洗浄後に十分乾燥させないまま歩行させると、汚れの再付着・カビ・臭気・変色の原因となるため、乾燥時間の確保が必要。温水の洗浄液を噴射し汚れとともに水分を吸引回収するとする記述はエクストラクション(スチーム)法の定義、水分が過剰だと乾燥不良によるカビや下地・裏張りの劣化を招くとする記述はそのリスク、洗剤を含ませたパッドを回転させて汚れを移し取るとする記述はボンネット法(パイル表層の中間洗浄)の説明で、いずれも正しい。

この問題のページ:カーペット洗浄後の乾燥管理

14建築物清掃の作業区分(日常清掃・定期清掃・特別清掃)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a日常清掃は、毎日または短い周期で行う清掃で、ごみの収集、トイレ清掃、出入口の除じんなどが含まれる。
  2. b定期清掃は、日常清掃では除去しきれない汚れを一定の周期で除去する作業で、床の洗浄や床維持剤の塗布などが該当する。
  3. c作業計画では、汚れやすさや使用頻度にかかわらず、建築物内のすべての場所を同一の頻度・同一の方法で清掃するのが合理的である。
  4. d特別清掃(臨時清掃)は、日常清掃・定期清掃の区分に当てはまらない、不定期・臨時に行う清掃をいう。
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正解:c. 作業計画では、汚れやすさや使用頻度にかかわらず、建築物内のすべての場所を同一の頻度・同一の方法で清掃するのが合理的である。

誤りは、汚れやすさや使用頻度にかかわらず建築物内のすべての場所を同一の頻度・同一の方法で清掃するのが合理的とする記述。清掃は場所ごとの汚染度・使用頻度・仕上げ材に応じて頻度と方法を変えて計画するのが合理的で、全箇所を一律の頻度・方法で行うのは資源配分上も品質上も不適当。毎日または短い周期で行いごみの収集・トイレ清掃・出入口の除じんを含むとする記述は日常清掃の内容、一定の周期で床の洗浄や床維持剤の塗布を行うとする記述は定期清掃の位置づけ、不定期・臨時に行う清掃とする記述は特別(臨時)清掃の定義で、いずれも正しい。

この問題のページ:清掃作業区分の基礎知識

15ほこり(粉じん)の性状と除じんに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aほこりは、粒径が小さいものほど空気中で沈降しにくく、長時間浮遊しやすい。
  2. b物体表面に付着したほこりは、放置すると固着し、次第に除去しにくくなる。
  3. c粒径の小さい粉じんは、単位質量あたりの表面積が小さいため、物体表面に付着しにくい。
  4. d除じん作業は、ほこりを再び空気中に飛散させないように行うことが重要である。
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正解:c. 粒径の小さい粉じんは、単位質量あたりの表面積が小さいため、物体表面に付着しにくい。

誤りは、粒径の小さい粉じんは単位質量あたりの表面積が小さいため物体表面に付着しにくいとする記述。粒径が小さい粉じんほど単位質量あたりの表面積は大きく、静電気やファンデルワールス力などで物体表面に付着しやすい。粒径が小さいものほど沈降しにくく長時間浮遊しやすいとする記述は微小粒子ほど沈降速度が遅い点、付着したほこりは放置すると固着して除去しにくくなるとする記述は経時での除去困難化、除じんはほこりを再び空気中に飛散させないように行うとする記述は再飛散防止の重要性で、いずれも正しい。

この問題のページ:粉じん粒径と表面付着性

16建築物内の廃棄物の収集・運搬および保管に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a廃棄物の保管場所は、防臭・防虫・防鼠に配慮し、清掃しやすく直射日光や高温を避けた専用の場所とすることが望ましい。
  2. bダストシュート方式は、上階から下階へ廃棄物を落下投入する搬送方式で、悪臭・害虫・騒音の発生に注意を要する。
  3. c廃棄物の収集・運搬にあたっては、飛散、流出および悪臭の発散を防止しなければならない。
  4. d保管場所の必要面積は、廃棄物の発生量とは無関係に、建築物の延べ面積のみによって一律に定められる。
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正解:d. 保管場所の必要面積は、廃棄物の発生量とは無関係に、建築物の延べ面積のみによって一律に定められる。

誤りは、保管場所の必要面積が廃棄物の発生量と無関係に建築物の延べ面積のみで一律に定められるとする記述。廃棄物保管場所の必要面積は、その建築物で発生する廃棄物の量・種類・排出頻度・収集方式などを考慮して定めるもので、延べ面積のみで一律に決まるものではない。防臭・防虫・防鼠に配慮し清掃しやすく直射日光や高温を避けた専用の場所が望ましいとする記述は保管場所の衛生的条件、上階から下階へ落下投入し悪臭・害虫・騒音に注意を要するとする記述はダストシュート方式の特徴と留意点、収集・運搬にあたり飛散・流出・悪臭の発散を防止しなければならないとする記述は収集運搬時の原則で、いずれも正しい。

この問題のページ:廃棄物の収集運搬保管の基礎

17床材の種類と性質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aコンクリートやモルタルの床は多孔質で吸水性があり、アルカリ性を呈するため、酸性洗剤や過度の水分の影響を受けやすい。
  2. bビニル床タイルは可塑剤を含み、耐水性・耐薬品性には優れるが、有機溶剤や強い熱に対しては比較的弱い。
  3. cテラゾ(人造石研ぎ出し)は、大理石などの種石をセメントで固めて研ぎ出した床材で、種石やセメント分が酸に侵されやすい。
  4. dリノリウムは合成樹脂を主原料とする床材で、耐アルカリ性・耐水性に優れ、強アルカリ性の剥離剤に対しても安定である。
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正解:d. リノリウムは合成樹脂を主原料とする床材で、耐アルカリ性・耐水性に優れ、強アルカリ性の剥離剤に対しても安定である。

誤りは、リノリウムを合成樹脂を主原料とし強アルカリ性の剥離剤に対しても安定とする記述。リノリウムは合成樹脂ではなく、亜麻仁油(あまに油)やコルク粉・木粉などを主原料とする天然系床材で、耐アルカリ性・耐水性に乏しく、強アルカリ性の剥離剤で黄変・劣化しやすい。コンクリートやモルタルの床を多孔質・アルカリ性で酸性洗剤や水分の影響を受けやすいとする記述、ビニル床タイルを耐水性・耐薬品性は良いが溶剤・熱に弱いとする記述、テラゾを大理石などの種石とセメントで酸に侵されやすいとする記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:床材の種類と性質の基礎

18建築物清掃の品質評価(点検)の進め方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a品質評価では、清掃の結果として現れた『きれいさ(仕上がり)』を評価するのであって、作業の手順や作業量そのものを評価するのではない。
  2. b点検は定期的に実施し、その結果を記録して、作業計画や作業仕様書の改善に反映させる。
  3. c評価は、清掃作業者の主観だけに頼らず、利用者や施設管理者の視点を取り入れて客観性を高める。
  4. d品質評価の結果が良好であった箇所は、以後は点検対象から外し、再び点検する必要はない。
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正解:d. 品質評価の結果が良好であった箇所は、以後は点検対象から外し、再び点検する必要はない。

誤りは、評価が良好だった箇所は以後点検対象から外してよいとする記述。清掃品質は日々の作業や環境で変動するため、評価が良好な箇所も含めて継続的・定期的に点検し、PDCAで維持改善を図る必要がある。一度良好でも点検対象から外してよいわけではない。品質評価が『作業の結果=きれいさ』を対象とするとの記述、点検結果を作業計画・作業仕様書の改善に反映するとの記述、自己評価に偏らず利用者・施設管理者の視点を取り入れて客観性を高めるとの記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:清掃の品質を評価する手順

19床維持剤(フロアフィニッシュ)の種類に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aフロアシーラは、床材表面の細孔を埋める目止め剤で、不溶性・不透水性の連続した被膜をつくる。
  2. bフロアオイルは、主に表面加工をしていない木質床材などに用い、内部に浸透させてほこりの発生を抑える。
  3. c現在最も広く用いられている床維持剤は、水性の樹脂系(ポリマータイプ)フロアポリッシュである。
  4. d油性フロアポリッシュ(揮発性溶剤にワックス分を溶かしたもの)は、塩化ビニル系などの弾性床材に最も適している。
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正解:d. 油性フロアポリッシュ(揮発性溶剤にワックス分を溶かしたもの)は、塩化ビニル系などの弾性床材に最も適している。

誤りは、油性(溶剤系)フロアポリッシュが塩化ビニル系などの弾性床材に最も適しているとする記述。油性フロアポリッシュは、溶剤が塩化ビニル・ゴム・リノリウムなどの弾性床材を軟化・侵すため、これらには適さず、主に木質床材などに用いる。フロアシーラを目止め剤で不溶性・不透水性の被膜をつくるものとする記述、フロアオイルを表面加工のない木質床材に浸透させてほこりを抑えるものとする記述、水性の樹脂系(ポリマータイプ)フロアポリッシュが現在最も広く用いられているとする記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:床維持剤の種類と特徴

20樹脂床維持剤の剥離作業および剥離剤(フロアポリッシュリムーバー)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a剥離剤の主成分はアルカリ剤(アミン・アンモニアなど)であり、樹脂皮膜を膨潤・軟化させて除去する。
  2. b剥離作業後に剥離剤成分が床面に残ると、新たに塗布する床維持剤の付着不良(密着不良)の原因となるため、十分にすすぐ。
  3. cリノリウムやゴム系など耐アルカリ性の低い床材では、剥離剤の濃度や作用時間に特に注意する。
  4. d剥離剤は中性であるため、大理石やテラゾなどの石材に対しても、希釈せず原液のまま安全に使用できる。
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正解:d. 剥離剤は中性であるため、大理石やテラゾなどの石材に対しても、希釈せず原液のまま安全に使用できる。

誤りは、剥離剤は中性であるため石材にも希釈せず原液のまま安全に使用できるとする記述。剥離剤は中性ではなく強アルカリ性で、耐アルカリ性の低い床材(リノリウム・ゴム等)を傷めやすく、原液での無配慮な使用は不適切であり、『中性であるため安全』という前提が誤り。主成分をアルカリ剤とし樹脂皮膜を膨潤・軟化させて除去するとの記述、剥離剤成分の残留が再塗布時の密着不良を招くので十分すすぐとの記述、耐アルカリ性の低い床材では濃度や作用時間に特に注意するとの記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:剥離剤と石材への影響

21清掃用機械・器具(資機材)の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aモップやウエスなどの布類は、使用後に洗浄・乾燥させ、細菌やカビの繁殖・悪臭を防ぐ。
  2. b真空掃除機は、フィルターや集じん袋が目詰まりすると吸引力が低下するため、定期的に点検・清掃する。
  3. c洗剤や剥離剤などの薬品は、種類ごとに区分し、容器に内容を表示して定められた場所に保管する。
  4. d使用後の床パッドやブラシは、汚れや洗剤分が付着したまま放置しても、性能や衛生に影響しない。
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正解:d. 使用後の床パッドやブラシは、汚れや洗剤分が付着したまま放置しても、性能や衛生に影響しない。

誤りは、使用後の床パッドやブラシを汚れや洗剤分が付着したまま重ねて放置しても影響しないとする記述。汚れや洗剤分が付いたまま放置した床パッド・ブラシは、汚れの固着・変形や雑菌繁殖・悪臭を招き、次回の作業性能や衛生を損なうため、洗浄・乾燥して保管する必要がある。モップやウエスなど布類を使用後に洗浄・乾燥させるとの記述、真空掃除機のフィルターや集じん袋を定期的に点検・清掃するとの記述、洗剤や剥離剤を種類ごとに区分し表示して定められた場所に保管するとの記述は、いずれも正しい資機材管理の基本である。

この問題のページ:清掃用資機材の管理方法

22床みがき機(ポリッシャー)に用いる床パッド(フロアパッド)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a一般に、色の淡いパッド(白など)ほど研磨力が弱く、つや出し(バフィング)などに用いる。
  2. b一般に、色の濃いパッド(黒・茶など)ほど研磨力が強く、床維持剤の剥離などに用いる。
  3. c使用後のパッドは、洗浄して汚れや洗剤分を除き、乾燥させてから保管する。
  4. d床パッドは片面しか使えず、汚れたら再使用できないため、その都度使い捨てとするのが原則である。
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正解:d. 床パッドは片面しか使えず、汚れたら再使用できないため、その都度使い捨てとするのが原則である。

誤りは、床パッドは片面しか使えず汚れたら再使用できないためその都度使い捨てとするとの記述。床パッドは洗浄して繰り返し使用でき、両面(表裏)を使えるものが一般的で、摩耗するまで再使用するのが原則であり『片面のみ・その都度使い捨て』は誤り。淡い色のパッドほど研磨力が弱くつや出し(バフィング)に用いるとの記述と、濃い色のパッドほど研磨力が強く床維持剤の剥離に用いるとの記述はパッドの色による研磨力の目安であり、使用後は洗浄して汚れや洗剤分を除き乾燥させてから保管するとの記述とあわせて、いずれも正しい。

この問題のページ:床パッドの再使用可否

23廃棄物のリサイクルに関する法制度についての次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a容器包装リサイクル法の対象には、ガラス製容器、ペットボトル、紙製・プラスチック製の容器包装が含まれる。
  2. b家電リサイクル法の対象品目は、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機である。
  3. c循環型社会形成推進基本法では、処理の優先順位として、まず発生抑制(リデュース)を最優先としている。
  4. d家電リサイクル法では、対象家電の再商品化に要する費用はすべて製造業者が負担し、排出者(消費者)に費用負担は生じない。
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正解:d. 家電リサイクル法では、対象家電の再商品化に要する費用はすべて製造業者が負担し、排出者(消費者)に費用負担は生じない。

誤りは、対象家電の再商品化に要する費用をすべて製造業者が負担し排出者(消費者)に費用負担は生じないとする記述。家電リサイクル法では、対象家電を排出する消費者がリサイクル料金(再商品化等費用)や収集運搬料金を負担し、製造業者はその家電の再商品化(リサイクル)を担う仕組みであり、『消費者に費用負担が生じない』は誤り。ガラス製容器・ペットボトル・紙製やプラスチック製の容器包装を容器包装リサイクル法の対象とする記述、エアコン・テレビ・冷蔵庫や冷凍庫・洗濯機や衣類乾燥機を家電リサイクル法の対象品目とする記述、発生抑制(リデュース)を最優先とする循環型社会の考え方を述べる記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:家電リサイクル法の費用負担

24建築物内廃棄物の性状と処理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a廃棄物の単位容積質量値(見かけの密度)は種類によって異なり、容積から質量を推計する際に用いられる。
  2. b中間処理には、焼却による減量・減容化のほか、破砕・圧縮・脱水などが含まれる。
  3. c分別排出は、再資源化を進めるとともに、後段の処理・処分を効率化・適正化するうえで重要である。
  4. d厨芥(生ごみ)は水分が少なく単位容積質量値が小さいため、紙くずより軽量で腐敗しにくい。
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正解:d. 厨芥(生ごみ)は水分が少なく単位容積質量値が小さいため、紙くずより軽量で腐敗しにくい。

誤りは、厨芥(生ごみ)は水分が少なく単位容積質量値が小さいため紙くずより軽量で腐敗しにくいとする記述。厨芥(生ごみ)は水分を多く含むため単位容積質量値(見かけ密度)が大きく、同じ容積では紙くずより重く、また有機物で腐敗しやすい。『水分が少なく軽量で腐敗しにくい』は事実と逆で誤り。単位容積質量値を用いて容積から質量を推計できるとする記述、中間処理に焼却・破砕・圧縮・脱水が含まれるとする記述、分別排出の意義を述べる記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:厨芥の性状(水分・単位容積質量)

25清掃作業の安全衛生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a塩素系洗浄剤(次亜塩素酸塩など)と酸性洗浄剤を混ぜると有毒な塩素ガスが発生するおそれがあり、混用してはならない。
  2. b洗剤や剥離剤を扱う際は、皮膚や目の保護のため、必要に応じて手袋・保護めがねを着用する。
  3. c床の洗浄・剥離作業中の濡れた床は滑りやすいため、『足もと注意』の表示や区画を行い、転倒事故を防ぐ。
  4. d洗剤は濃度が高いほど洗浄効果と安全性がともに高まるため、常に原液のまま使用するのが望ましい。
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正解:d. 洗剤は濃度が高いほど洗浄効果と安全性がともに高まるため、常に原液のまま使用するのが望ましい。

誤りは、洗剤は濃度が高いほど洗浄効果と安全性がともに高まるため常に原液のまま使用するのが望ましいとする記述。洗剤は用途に応じた適正濃度に希釈して用いるのが基本で、高濃度・原液の使用は皮膚障害や床材の損傷、すすぎ残りなどの危険・不経済を招き、洗浄効果も濃度に比例して高まるとは限らない。『濃度が高いほど安全性も高まる』は誤り。塩素系洗浄剤と酸性洗浄剤の混用を禁じる記述(塩素ガス発生)、手袋・保護めがねなど保護具の着用を述べる記述、濡れた床での転倒防止措置を述べる記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:清掃作業の安全衛生管理

26清掃作業における事故防止に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a高所の窓ガラス清掃やゴンドラ作業では、墜落制止用器具(安全帯)の使用など墜落防止措置を講じる。
  2. b脚立は、開き止め金具を確実にかけ、天板に乗って作業しないなど、正しい使い方を守る。
  3. c電動の清掃機械を使用する際は、コード被覆の損傷や濡れた手での操作による感電に注意する。
  4. d清掃は日常的な軽作業であるため、洗剤・薬品の安全データシート(SDS)や作業手順に関する教育は特に必要ない。
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正解:d. 清掃は日常的な軽作業であるため、洗剤・薬品の安全データシート(SDS)や作業手順に関する教育は特に必要ない。

誤りは、清掃は日常的な軽作業であるためSDSや作業手順に関する教育は特に必要ないとする記述。清掃作業でも転倒・墜落・感電・薬品による健康障害などの危険があり、洗剤・薬品のSDS(安全データシート)の周知や作業手順・安全教育は必要である。『軽作業だから教育は不要』は誤り。高所の窓ガラス清掃やゴンドラ作業での墜落防止措置を述べる記述、脚立の正しい使用を述べる記述、電動清掃機械の感電防止を述べる記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:清掃作業の事故防止対策

27ビルクリーニング(建築物清掃)の基本原則に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a建物内の汚れの多くは人や物の出入りに伴って外部から持ち込まれるため、出入口にマットを設置して汚れの侵入を抑えることが有効である。
  2. b予防清掃の考え方では、汚れが付着・固着してから除去するより、汚れを付きにくくし蓄積させないことを重視する。
  3. c建材の保護のため、床維持剤(フロアフィニッシュ)を塗布して表面に保護膜をつくり、汚れの直接付着や摩耗を防ぐことがある。
  4. d汚れは時間が経過しても除去のしやすさは変わらないため、清掃の頻度やタイミングを考慮する必要はない。
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正解:d. 汚れは時間が経過しても除去のしやすさは変わらないため、清掃の頻度やタイミングを考慮する必要はない。

汚れは時間の経過とともに床材へ浸透・固着し、除去が困難になるため、頻度やタイミングを考えて早めに除去する必要がある。「時間が経過しても除去のしやすさは変わらず、清掃の頻度やタイミングを考慮する必要はない」とする記述が不適当。建物内の汚れの大半が外部から靴等で持ち込まれるため出入口マットで侵入を抑えるのは有効とする記述、汚れを付きにくくし蓄積させないことを重視する予防清掃の考え方を述べる記述、フロアフィニッシュによる保護膜で付着・摩耗を防ぐとする記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:汚れの経時変化と清掃頻度

28床材別の維持管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. aコンクリートやテラゾなどの硬性床材は吸水性がないため、シール(目止め)や仕上げをしなくても汚れが浸透する心配はない。
  2. b木質系フローリングは耐水性が低いため、大量の水を用いた水洗いを避け、から拭きや固く絞ったモップによる清掃を基本とする。
  3. c弾性床材(ビニル床タイル等)の維持管理では、フロアフィニッシュ(樹脂系床維持剤)を塗布し、光沢と保護膜を保つ方法が一般的である。
  4. dドライメンテナンス法は、水をほとんど使わず、専用パッドで床面を研磨・つや出しして光沢を回復・維持する方法である。
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正解:a. コンクリートやテラゾなどの硬性床材は吸水性がないため、シール(目止め)や仕上げをしなくても汚れが浸透する心配はない。

コンクリート・テラゾなどの硬性床材(石材系)は多孔質で吸水性があり、無処理では水や汚れが浸透して染みになりやすいため、シール(目止め)や仕上げが必要。「硬性床材は吸水性がなく、シールや仕上げをしなくても汚れが浸透する心配はない」とする記述が不適当。木質系フローリングは耐水性が低いため水洗いを避けるとする記述、弾性床材へのフロアフィニッシュ塗布による保護膜と光沢の維持を述べる記述、水をほとんど使わず専用パッドで研磨・つや出しするドライメンテナンスを述べる記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:床材の種類別維持管理

29清掃に用いる機械に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a床磨き機(フロアポリッシャー)は、ディスクブラシまたは床用パッドを回転させ、床面の洗浄・研磨・つや出しに用いる。
  2. bカーペット用の真空掃除機は、パイルの奥の粉じんを除去できないため、繊維床材の日常清掃には使用しない。
  3. c自動床洗浄機(オートスクラバー)は、洗剤供給・ブラシによる洗浄・汚水の回収を1台で連続して行える。
  4. d標準的な床磨き機の回転数は毎分150〜300回転程度で、超高速バフ機(ハイスピード機)はこれより高い回転数をもつ。
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正解:b. カーペット用の真空掃除機は、パイルの奥の粉じんを除去できないため、繊維床材の日常清掃には使用しない。

真空掃除機はカーペット(繊維床材)のパイル内のほこり・粉じんを吸引除去でき、カーペット日常清掃の基本的な機械である。「奥の粉じんを除去できず日常清掃に使用しない」とする記述が不適当。床磨き機がディスクブラシや床用パッドで洗浄・研磨・つや出しに用いられるとする記述、自動床洗浄機(オートスクラバー)が洗剤供給・洗浄・汚水回収を一台で連続して行えるとする記述、標準的な床磨き機が毎分150〜300回転程度で超高速バフ機がより高速であるとする記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:清掃に用いる機械の特徴

30産業廃棄物の処理の流れと管理票(マニフェスト)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a産業廃棄物管理票(マニフェスト)は、排出事業者が処理を委託する際に、廃棄物とともに処理業者へ交付する。
  2. b排出事業者は、処理終了後に処理業者から返送された管理票の写しを、5年間保存しなければならない。
  3. cマニフェストは収集運搬業者や処分業者が作成・交付するものであり、排出事業者が交付する必要はない。
  4. d紙の管理票に代えて、情報処理センターを介した電子マニフェストを利用することができる。
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正解:c. マニフェストは収集運搬業者や処分業者が作成・交付するものであり、排出事業者が交付する必要はない。

産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付義務は、処理を委託する排出事業者にある。「収集運搬業者や処分業者が交付し排出事業者は交付不要」とする記述が不適当。委託時に排出事業者が廃棄物とともに処理業者へ交付するとする記述、処理終了後に返送された管理票の写しを五年間保存しなければならないとする記述、情報処理センターを介した電子マニフェストを利用できるとする記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:産業廃棄物マニフェストの交付者

31清掃品質の検査(点検・評価)の方法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. a清掃の点検は、汚れの有無や光沢など「きれいさ」を目視で確かめる官能検査(目視点検)を基本とする。
  2. b床面の光沢の程度は、光沢度計(グロスメーター)を用いて数値として評価することができる。
  3. c評価には、あらかじめ定めた品質基準と対比する絶対評価と、複数の対象を比べて優劣を判断する相対評価がある。
  4. d品質の点検・評価は契約期間の終了時に一度だけ実施すればよく、日常的・定期的に繰り返す必要はない。
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正解:d. 品質の点検・評価は契約期間の終了時に一度だけ実施すればよく、日常的・定期的に繰り返す必要はない。

清掃品質は日常・定期の点検を繰り返し、結果を作業計画や仕様書の改善(PDCA)に反映して維持・向上させるものであり、契約終了時に一度だけでは品質を保てない。「契約期間の終了時に一度だけ実施すればよく、日常的・定期的に繰り返す必要はない」とする記述が不適当。きれいさを目視で確かめる官能検査(目視点検)を基本とするとする記述、光沢度計(グロスメーター)で床面の光沢を数値として評価できるとする記述、あらかじめ定めた品質基準と対比する絶対評価と複数の対象を比べる相対評価があるとする記述は、いずれも正しい。

この問題のページ:清掃品質点検の実施頻度

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