二級ボイラー技士関係法令」一問一答(全36問)

二級ボイラー技士の「関係法令」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。資格試験ドリルの編集・運営設備資格ドリル編集部が作成。4択の演習モードで解きたい方は二級ボイラー技士のドリルへ。

問題データ最終更新 2026-08-09

1ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置するとき、専用の建物又は建物の中の障壁で区画された場所(ボイラー室)に設置しなければならないのは、伝熱面積が一定の値を超えるボイラーである。ボイラー則上、その値として正しいものは次のうちどれか。

  1. a10m²
  2. b30m²
  3. c25m²
  4. d3m²
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正解:d. 3m²

ボイラー則第18条により、伝熱面積が3m²を超えるボイラーは専用のボイラー室(専用の建物又は障壁で区画された場所)に設置しなければならない。3m²以下のものはこの限りでない。10m²は貫流ボイラーの小型区分、25m²は取扱作業主任者の区分、30m²は小規模ボイラー(貫流)の数値で、いずれも本条とは無関係で誤り。

この問題のページ:ボイラー室設置を要する伝熱面積

2ボイラー室の出入口に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. aボイラー室の出入口は、常に1か所あれば足りる
  2. b原則として2以上の出入口を設けなければならない
  3. c出入口の数について法令上の定めはない
  4. dボイラー室には、必ず3以上の出入口を設けなければならない
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正解:b. 原則として2以上の出入口を設けなければならない

ボイラー則第19条により、ボイラー室には原則として2以上の出入口を設けなければならない。ただし、ボイラーを取り扱う労働者が緊急の場合に容易に避難できる措置を講じたときは1か所でよいという例外がある。したがって「常に1か所で足りる」「定めはない」は誤り。3以上は要求されておらず誤り。

この問題のページ:ボイラー室出入口の設置基準

3ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離として、ボイラー則で定められている原則の値はどれか。

  1. a1.2m以上
  2. b0.15m以上
  3. c0.45m以上
  4. d0.30m以上
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正解:a. 1.2m以上

ボイラー則第20条第1号により、ボイラー最上部から天井・配管等の上部構造物までは原則1.2m以上とする(ただし安全弁その他の附属品の検査・取扱いに支障がないときは緩和される)。0.45m・0.3mは側部構造物までの距離、0.15mは煙突と可燃物の距離の数値で誤り。

この問題のページ:ボイラー上部構造物までの距離

4本体を被覆していないボイラー又は立てボイラーについて、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。)までの距離として、ボイラー則で定められている原則の値はどれか。

  1. a0.15m以上
  2. b1.2m以上
  3. c0.30m以上
  4. d0.45m以上
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正解:d. 0.45m以上

ボイラー則第20条第2号により、側部構造物までの距離は原則0.45m以上とする(胴の内径が小さく短い小型のボイラーは0.3m以上に緩和される)。1.2mは上部(天井等)までの距離、0.15mは煙突と可燃物の距離の数値であり誤り。

この問題のページ:ボイラー側部構造物までの距離

5ボイラーに附設された金属製の煙突又は煙道の外側から0.15m以内にある可燃性の物について、ボイラー則上とるべき措置として正しいものはどれか。

  1. a特に措置は不要である
  2. b0.15m以内であればボイラーの設置自体が一切禁止される
  3. c可燃性のまま木材で被覆する
  4. d金属以外の不燃性の材料で被覆する
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正解:d. 金属以外の不燃性の材料で被覆する

ボイラー則第21条により、ボイラー・煙突・煙道の外側から0.15m以内にある可燃性の物は、金属以外の不燃性の材料で被覆しなければならない。措置不要や木材(可燃物)での被覆は誤り。被覆で対応できるので「設置が一切禁止」も誤り。

この問題のページ:煙突・煙道近傍の可燃物対策

6ボイラー(移動式を除く。)を設置しようとする者が、ボイラー設置届を所轄労働基準監督署長に提出すべき時期として正しいものはどれか。

  1. a工事開始の日の30日前まで
  2. b使用開始後、遅滞なく
  3. c工事開始の日の14日前まで
  4. d据付工事の完了後10日以内
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正解:a. 工事開始の日の30日前まで

労働安全衛生法第88条及びボイラー則第10条により、ボイラー設置届は工事開始の日の30日前までに、構造図等を添えて所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。14日前・完了後・使用後は誤り。

この問題のページ:ボイラー設置届の提出期限

7落成検査に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a落成検査は、既に交付を受けているボイラー検査証を失った場合の手続であり、これに合格して初めてボイラー検査証が再交付されることとなる
  2. b設置者は原則として、ボイラー室・ボイラー及びその配管の配置状況、据付基礎並びに燃焼室及び煙道の構造について落成検査を受けなければならない
  3. c落成検査は、国内で製造されて設置されたボイラーについては行われることがなく、外国から輸入したボイラーを設置した場合についてのみ行われる
  4. d落成検査は、ボイラーを設置した事業者が設置場所で受ける検査ではなく、ボイラーの製造者が製造を終えた段階で製造工場において受ける検査である
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正解:b. 設置者は原則として、ボイラー室・ボイラー及びその配管の配置状況、据付基礎並びに燃焼室及び煙道の構造について落成検査を受けなければならない

ボイラー則第14条により、ボイラーを設置した者は据付後、ボイラー室・配管の配置状況、据付基礎、燃焼室及び煙道の構造等について落成検査を受ける。製造工場での検査は構造検査、輸入ボイラーは使用検査であり誤り。落成検査に合格するとボイラー検査証が新規に交付(第15条)されるのであって「再交付」ではないため誤り。

この問題のページ:落成検査の検査対象

8ボイラー検査証の有効期間及び性能検査に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. aボイラー検査証の有効期間は原則3年である
  2. bボイラー検査証に有効期間の定めはなく、更新は不要である
  3. cボイラー検査証の有効期間は原則1年で、更新を受けようとする者は性能検査を受ける
  4. d性能検査は、ボイラーを新設したときにのみ受ける検査である
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正解:c. ボイラー検査証の有効期間は原則1年で、更新を受けようとする者は性能検査を受ける

ボイラー則第37条により検査証の有効期間は原則1年(検査結果により1年未満又は1年を超え2年以内に定めることもある)。有効期間の更新のために受けるのが性能検査(第38条)である。原則3年、性能検査を新設時のみとする、有効期間の定めなしはいずれも誤り。

この問題のページ:ボイラー検査証の有効期間と性能検査

9ボイラーの定期自主検査に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a定期自主検査は、事業者ではなく所轄労働基準監督署長が1月以内ごとに1回行うものであり、事業者自らが検査を実施する義務はない
  2. b定期自主検査は、使用しない期間の有無にかかわらず1年以内ごとに1回行えば足り、その結果を記録して保存する義務は課されていない
  3. c定期自主検査の項目はボイラー本体に限られ、燃焼装置や自動制御装置、附属装置及び附属品は検査の対象とはされていない
  4. d1月をこえる期間使用しないボイラーを除き、1月以内ごとに1回、定期に自主検査を行い、その結果を記録して3年間保存する
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正解:d. 1月をこえる期間使用しないボイラーを除き、1月以内ごとに1回、定期に自主検査を行い、その結果を記録して3年間保存する

ボイラー則第32条により、事業者は1月をこえる期間使用しないボイラーを除き、1月以内ごとに1回、定期に自主検査を行い、結果を記録して3年間保存する。項目はボイラー本体・燃焼装置・自動制御装置・附属装置及び附属品である。1年ごと・保存不要・署長が実施・本体のみは誤り。

この問題のページ:定期自主検査の実施頻度と記録保存

10ボイラー取扱作業主任者の選任について、取り扱うボイラーの伝熱面積の合計が『25m²未満』の場合に選任できる者として、正しいものはどれか。

  1. aボイラー整備士の資格を受けた者に限る
  2. b一級又は特級ボイラー技士免許を受けた者に限る
  3. c二級・一級・特級ボイラー技士免許を受けた者
  4. d特級ボイラー技士免許を受けた者に限る
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正解:c. 二級・一級・特級ボイラー技士免許を受けた者

労働安全衛生法施行令第6条第4号及びボイラー則第24条により、伝熱面積の合計が25m²未満のボイラーの取扱作業主任者は二級以上(二級・一級・特級のいずれか)から選任できる。25m²以上500m²未満は一級以上、500m²以上は特級が必要。ボイラー整備士は整備の資格であり作業主任者にはなれず誤り。

この問題のページ:伝熱面積25m²未満の作業主任者資格

11ボイラー技士免許による『取扱いの業務』の範囲に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a二級ボイラー技士免許を受けた者は、伝熱面積にかかわらず取扱いの業務に就くことができる
  2. b一級ボイラー技士免許は、温水ボイラーの取扱いにのみ有効である
  3. c特級ボイラー技士免許がなければ、いかなるボイラーも取り扱うことができない
  4. d二級ボイラー技士免許では、伝熱面積25m²以上のボイラーは取り扱う業務にすら就くことができない
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正解:a. 二級ボイラー技士免許を受けた者は、伝熱面積にかかわらず取扱いの業務に就くことができる

労働安全衛生法第61条・施行令第20条第3号により、二級ボイラー技士免許を受けた者は規模(伝熱面積)にかかわらずボイラーの取扱いの業務に就くことができる。伝熱面積で制限されるのは『取扱作業主任者』に選任できる範囲(二級は25m²未満)であって、取扱業務そのものではない。よって残る3つは誤り。

この問題のページ:二級ボイラー技士の取扱業務範囲

12労働安全衛生法施行令上、『小型ボイラー』に区分される蒸気ボイラー(胴の内径・長さの要件によらない場合)は、ゲージ圧力0.1MPa以下で使用し、伝熱面積が一定値以下のものである。その伝熱面積の値として正しいものはどれか。

  1. a3m²以下
  2. b25m²以下
  3. c1m²以下
  4. d10m²以下
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正解:c. 1m²以下

労働安全衛生法施行令第1条第4号により、小型ボイラー(蒸気ボイラー)はゲージ圧力0.1MPa以下で伝熱面積1m²以下(又は胴の内径300mm以下かつ長さ600mm以下)のもの。10m²はゲージ圧力1MPa以下の貫流ボイラーの小型区分の値、25m²は取扱作業主任者の区分の値で誤り。

この問題のページ:小型ボイラーの伝熱面積基準

13ボイラーの変更に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a胴や炉筒等に変更を加えた事業者は、あらかじめ変更届を所轄労働基準監督署長に提出すれば足り、変更後に変更検査を受ける必要はないものとされている
  2. bボイラーの給水ポンプを同一性能のものに取り替える場合であっても、必ず所轄労働基準監督署長に変更届を提出しなければならず、届出を要しない部分はない
  3. c胴や炉筒等に変更を加えようとする事業者が工事開始の日の30日前までに提出する変更届の提出先は、所轄の労働基準監督署長ではなく都道府県知事である
  4. d胴・炉筒・火室・鏡板・附属設備等に変更を加えようとする事業者は、変更届を工事開始の日の30日前までに所轄労働基準監督署長に提出しなければならない
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正解:d. 胴・炉筒・火室・鏡板・附属設備等に変更を加えようとする事業者は、変更届を工事開始の日の30日前までに所轄労働基準監督署長に提出しなければならない

ボイラー則第41条により、胴・ドーム・炉筒・火室・鏡板・管板・管寄せ・ステー、附属設備(過熱器・節炭器)、燃焼装置、据付基礎に変更を加える場合は、変更届を工事開始の日の30日前までに所轄労働基準監督署長へ提出する。給水ポンプ単体の取替えはこれらの主要部分に当たらず『必ず必要』は誤り。変更後は原則として変更検査を受ける(第42条)ため誤り。提出先は労基署長であり知事は誤り。

この問題のページ:ボイラー変更届の提出期限

14ボイラー取扱作業主任者の選任に関し、取り扱うボイラーの伝熱面積の合計が『500m²以上』の場合に選任できる者として、ボイラー則上正しいものはどれか。

  1. a一級ボイラー技士又は二級ボイラー技士のいずれか
  2. b特級ボイラー技士又は一級ボイラー技士のいずれか
  3. c特級ボイラー技士に限られる
  4. d二級ボイラー技士に限られる
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正解:c. 特級ボイラー技士に限られる

ボイラー則では、取り扱うボイラーの伝熱面積の合計により作業主任者の資格区分が定められている。合計が500m²以上の場合は特級ボイラー技士でなければ選任できない。一級ボイラー技士は合計が25m²以上500m²未満の場合に選任でき、25m²未満であれば二級ボイラー技士も選任できる。したがって500m²以上では特級ボイラー技士に限られ、他の資格区分では不足する。

この問題のページ:伝熱面積500m²以上の作業主任者資格

15ボイラーに取り付ける安全弁に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a安全弁は、性能検査を受けた年に限り点検すれば足りる
  2. b安全弁は、燃焼装置の点検と同時に3年に1回以上点検すれば足りる
  3. c安全弁は、ボイラー本体の最高使用圧力以下で作動するように調整しなければならない
  4. d安全弁は、ボイラー本体の最高使用圧力の1.5倍の圧力で作動するように調整しなければならない
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正解:c. 安全弁は、ボイラー本体の最高使用圧力以下で作動するように調整しなければならない

ボイラー則では、ボイラーには内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる安全弁を備えなければならないと定められており、安全弁は最高使用圧力以下で作動するように調整する。最高使用圧力の1.5倍で作動させる記述はこの定めに反するため誤りである。安全弁の機能は年1回の性能検査等で確認されるものであり、3年に1回で足りるとする記述や、性能検査を受けた年のみでよいとする記述も、いずれも根拠がなく誤りである。

この問題のページ:安全弁の作動圧力の調整基準

16蒸気ボイラーに取り付ける圧力計の目盛盤の最大指度に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a最高使用圧力と同一の圧力を示す位置に目盛の最大値があること
  2. b最高使用圧力の5倍以上の圧力まで目盛が付されていること
  3. c最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の圧力を示す位置に目盛があること
  4. d最高使用圧力の0.5倍以上1倍以下の圧力までしか目盛が付されていないこと
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正解:c. 最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の圧力を示す位置に目盛があること

ボイラー則では、圧力計の目盛盤の最大指度は最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の範囲になければならないと定められている。最大指度が最高使用圧力と同一では圧力の変動を十分に読み取れず不適切であり、5倍以上では目盛が粗くなり実用上の精度を欠く。逆に0.5倍以上1倍以下では最高使用圧力付近の圧力を計測できず危険であるため、これらはいずれも定められた範囲を満たさず誤りである。よって正しいのは1.5倍以上3倍以下とする記述である。

この問題のページ:圧力計目盛盤の最大指度基準

17温水ボイラーの安全装置に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a温水ボイラーには、逃がし弁又は逃がし管の設置は任意である
  2. b温水ボイラーには、圧力計に代えて水高計のみを備えれば足り、逃がし装置は不要である
  3. c温水ボイラーには、いかなる場合も安全弁を備えなければならない
  4. d水温120℃以下では、安全弁に代えて逃がし弁又は逃がし管を備えなければならない
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正解:d. 水温120℃以下では、安全弁に代えて逃がし弁又は逃がし管を備えなければならない

水温120℃以下の温水ボイラーは蒸気を発生させないため、蒸気ボイラーの安全弁に代えて逃がし弁を備える(容易に検査できる逃がし管を備えたときは逃がし弁を省略できる)ことが定められている。一方、水温が120℃を超える温水ボイラーには安全弁が必要となるため、いかなる場合も安全弁とする記述は誤りである。水高計は水頭を示す計器であって逃がし装置の代替にはならず、また逃がし装置の設置は任意ではなく義務であるため、これらの記述も誤りである。

この問題のページ:温水ボイラーの逃がし弁・逃がし管基準

18温水ボイラーに取り付ける水高計に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a水高計は、最高使用圧力に相当する水頭を示す位置に、指標を設けなければならない
  2. b水高計は、ボイラーの水位を直接示すためのものである
  3. c水高計は、蒸気ボイラーにのみ取り付けが義務付けられている
  4. d水高計は、安全弁の作動圧力を表示するためのものである
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正解:a. 水高計は、最高使用圧力に相当する水頭を示す位置に、指標を設けなければならない

水高計は温水ボイラーの水頭(圧力相当値)を示す計器であり、最高使用圧力に相当する水頭を示す位置に指標を設けなければならないとされている。水位を直接示すものではなく圧力(水頭)の尺度で示す計器であり、水位を直接示すとする記述は誤りである。水高計は温水ボイラー固有の計器であり蒸気ボイラーのものではないため、蒸気ボイラーにのみ義務付けとする記述も誤りである。安全弁の作動圧力を表示するものではないためこの記述も誤りである。

この問題のページ:水高計の指標位置

19ボイラー検査証の備え付けに関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. aボイラー検査証は、見やすい場所に備え付けておかなければならない
  2. bボイラー検査証は、所轄労働基準監督署に常時保管させなければならない
  3. cボイラー検査証は、事業場の代表者の自宅に保管しなければならない
  4. dボイラー検査証は、取扱作業主任者が常時携帯していなければならない
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正解:a. ボイラー検査証は、見やすい場所に備え付けておかなければならない

ボイラー則では、ボイラー検査証をボイラー室その他ボイラーの設置場所の見やすい場所に備え付けておかなければならないとされている。代表者の自宅や監督署に保管させるものではなく、ボイラーの設置場所に備え付けるのが目的であるため、これらの記述は誤りである。取扱作業主任者が常時携帯するものではなく、検査証の目的に適合しないため誤りである。したがって正しいのは見やすい場所への備え付けを義務付ける記述である。

この問題のページ:ボイラー検査証の備付け義務

20ボイラーの変更工事完了後に受ける検査に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a変更工事完了後は、取扱作業主任者自身が検査を実施すれば足りる
  2. b変更工事完了後は、性能検査を受ければ変更検査は不要である
  3. c変更工事完了後は、所轄労働基準監督署長の行う変更検査を受けなければ使用できない
  4. d変更工事完了後は、変更検査を受けずとも直ちに使用を再開できる
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正解:c. 変更工事完了後は、所轄労働基準監督署長の行う変更検査を受けなければ使用できない

ボイラーの構造部分等を変更した場合は、所轄労働基準監督署長の行う変更検査に合格しなければ、そのボイラーを使用してはならない。検査を受けずに使用を再開できるとする記述や、取扱作業主任者自身の判断で代替できるとする記述は、いずれも行政庁である監督署長の検査を経ない点で誤りである。性能検査は検査証の有効期間更新のための別の手続きであり、変更検査の代替とはならないためこの記述も誤りである。

この問題のページ:変更工事完了後の変更検査

21使用を一時休止していたボイラーを再び使用しようとするときに関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a使用を一時休止した場合でも検査証を返還する必要はないため、別段の検査は不要である
  2. b使用再開検査は、登録性能検査機関のみが実施できる
  3. c検査証の有効期間内であれば、使用再開検査は後日受ければ足りる
  4. d使用を再開しようとする者は、使用再開検査を受けなければならない
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正解:d. 使用を再開しようとする者は、使用再開検査を受けなければならない

ボイラーの使用を一時休止していた場合に、再び使用しようとする者はあらかじめ所轄労働基準監督署長の行う使用再開検査を受けなければならない。検査証の有効期間内であっても休止していた以上は事前の検査が必要であり、後日でよいとする記述は誤りである。検査証を返還しなければ検査不要とする記述も誤りである。使用再開検査は所轄労働基準監督署長が実施するものであり、登録性能検査機関が実施するものではないため、この記述も誤りである。

この問題のページ:休止ボイラー再使用時の使用再開検査

22ボイラーの性能検査に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a性能検査は、新規設置時の落成検査の別名である
  2. b性能検査は、ボイラーの内部及び外部について行われる
  3. c性能検査は、取扱作業主任者が自ら実施する自主検査である
  4. d性能検査は、ボイラーの外部のみについて行われる
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正解:b. 性能検査は、ボイラーの内部及び外部について行われる

性能検査はボイラー検査証の有効期間の更新のために受ける検査であり、ボイラーの内部及び外部の両方について行われる。外部のみとする記述は不完全であり誤りである。落成検査は新規設置時に受ける別の検査であって性能検査とは別個の手続きであるため、同一視する記述は誤りである。性能検査は登録性能検査機関が実施する検査であり、取扱作業主任者が自ら行う自主検査ではないため、この記述も誤りである。

この問題のページ:性能検査の検査範囲

23労働安全衛生法施行令上の『簡易ボイラー』の定義に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. a簡易ボイラーとは、伝熱面積が5m²を超える蒸気ボイラーをいい、ゲージ圧力の大小や胴の内径・長さの寸法による区分は簡易ボイラーの定義に含まれていない
  2. b簡易ボイラーとは、ゲージ圧力0.3MPa以下で使用する蒸気ボイラーのすべてをいい、胴の内径が200mm以下といった小規模要件は定められていない
  3. cゲージ圧力0.1MPa以下で使用する蒸気ボイラーであれば、胴の内径や胴の長さといった寸法に関する要件は一切問われず、そのすべてが簡易ボイラーに該当する
  4. dゲージ圧力0.1MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、胴の内径が200mm以下かつ胴の長さが400mm以下のものなど一定の小規模要件を満たすものをいう
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正解:d. ゲージ圧力0.1MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、胴の内径が200mm以下かつ胴の長さが400mm以下のものなど一定の小規模要件を満たすものをいう

簡易ボイラー(蒸気ボイラー)は、ゲージ圧力0.1MPa以下で使用するもののうち、伝熱面積が0.5m²以下のもの、又は胴の内径が200mm以下でかつ長さが400mm以下のものなど、施行令で定める小規模要件を満たすものをいう。圧力要件だけを満たしても寸法・伝熱面積の要件を満たさなければ、小型ボイラーや通常のボイラーとなるため、圧力さえ満たせばすべて簡易ボイラーとなるとする記述は誤りである。ゲージ圧力0.3MPa以下とする記述は基準値(0.1MPa)と相違するため誤りであり、伝熱面積5m²超とする記述も簡易ボイラーの基準(小規模要件)と相違するため誤りである。

この問題のページ:簡易ボイラーの定義要件

24ボイラー取扱作業主任者の職務に関する次の記述のうち、ボイラー則上、誤っているものはどれか。

  1. a安全弁その他の安全装置を、常時取り外しておくこと
  2. b圧力、水位及び燃焼状態を常時監視すること
  3. c1日に1回以上、水面測定装置の機能を点検すること
  4. dボイラーの取扱いについて直接作業に従事する労働者を指揮すること
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正解:a. 安全弁その他の安全装置を、常時取り外しておくこと

安全弁などの安全装置は、その機能を保持するよう常時正常な状態に保つことが取扱作業主任者の職務(ボイラー則第25条第4号『安全弁の機能の保持に努めること』)であり、機能しないように常時取り外しておくことは職務とは正反対であって誤りである。一方、圧力・水位・燃焼状態の監視(第25条第1号)、直接作業に従事する労働者の指揮(第25条第10号)、1日1回以上の水面測定装置の機能点検(第25条第5号)は、いずれもボイラー及び圧力容器安全規則(ボイラー則)第25条に定められた取扱作業主任者の適正な職務である。したがって誤っているのは、安全装置を常時取り外すとする記述である。

この問題のページ:ボイラー取扱作業主任者の職務範囲

25ボイラーの伝熱面積の算定に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a貫流ボイラーの過熱管及びエコノマイザ(節炭器)管は、伝熱面積に算入しない。
  2. b貫流ボイラーの過熱管及びエコノマイザ管は、他の水管と同様に伝熱面積にすべて算入する。
  3. c貫流ボイラーの過熱管は算入するが、エコノマイザ管は算入しない。
  4. d貫流ボイラーの過熱管は算入しないが、エコノマイザ管は算入する。
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正解:a. 貫流ボイラーの過熱管及びエコノマイザ(節炭器)管は、伝熱面積に算入しない。

過熱器やエコノマイザ(節炭器)は蒸発そのものに直接寄与する伝熱面ではないため、これらの管の面積は伝熱面積に算入しないと定められている。他の水管と同様にすべて算入するとした記述は誤りである。過熱管・エコノマイザ管のいずれか一方のみを算入するとした記述も、両方とも不算入とする原則と異なり誤りである。

この問題のページ:貫流ボイラーの伝熱面積算入除外

26電気ボイラーの伝熱面積の算定方法に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a電気ボイラーは伝熱面をもたないため、電力設備容量20キロワットをもって伝熱面積1平方メートルとみなして算定する。
  2. b電気ボイラーは伝熱面をもたないため、いかなる区分にも該当しないものとして扱われる。
  3. c電気ボイラーは電熱線の実長をそのまま伝熱面積(平方メートル)の数値として用いる。
  4. d電気ボイラーは電力設備容量10キロワットをもって伝熱面積1平方メートルとみなして算定する。
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正解:a. 電気ボイラーは伝熱面をもたないため、電力設備容量20キロワットをもって伝熱面積1平方メートルとみなして算定する。

電気ボイラーは電熱により蒸気・温水を発生させ通常の伝熱面をもたないため、電力設備容量20キロワットをもって伝熱面積1平方メートルとみなして算定することが定められている。該当区分がないとする記述は誤りである。10キロワットや電熱線の実長を用いるとする記述も、定められた換算基準と異なり誤りである。

この問題のページ:電気ボイラーの伝熱面積みなし算定

27ボイラーの伝熱面積の算定方法に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a水管など、片面がボイラー水又は蒸気に接し、他面が燃焼ガスに接している部分は、両面の面積を合算して算定する。
  2. b水管など、片面がボイラー水又は蒸気に接し、他面が燃焼ガスに接している部分は、水又は蒸気に接する側の面積で算定する。
  3. c水管など、片面がボイラー水又は蒸気に接し、他面が燃焼ガスに接している部分は、燃焼ガスに接する側の面積で算定する。
  4. d水管など、片面がボイラー水又は蒸気に接し、他面が燃焼ガスに接している部分は、伝熱面積の算定対象そのものから除外される。
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正解:c. 水管など、片面がボイラー水又は蒸気に接し、他面が燃焼ガスに接している部分は、燃焼ガスに接する側の面積で算定する。

ボイラーの伝熱面積は、燃焼ガスに触れる側の面積(ガス側の面積)をもって算定するのが原則である。両面を合算する記述は二重計上となり誤りである。水又は蒸気側の面積で算定するという記述は原則と逆であり誤りである。水管は主要な伝熱面であり算定対象から除外されるわけではないため、この記述も誤りである。

この問題のページ:水管の伝熱面積の算定基準

28ボイラー取扱作業主任者の職務に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. aボイラーの設置届及び変更届を所轄労働基準監督署長に提出すること。
  2. b圧力が最高使用圧力を超えて上昇しないように努めること。
  3. cボイラー検査証の交付を行うこと。
  4. dボイラーの性能検査を自ら実施し、検査証の有効期間を更新すること。
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正解:b. 圧力が最高使用圧力を超えて上昇しないように努めること。

取扱作業主任者の職務には、圧力が最高使用圧力を超えて上昇しないよう努めることが含まれる。検査証の交付は所轄労働基準監督署長が行う行政上の行為であり、取扱作業主任者の職務ではないため誤りである。性能検査は登録性能検査機関等が実施するものであって主任者が自ら行う職務ではなく誤りである。設置届・変更届の提出は事業者(設置者)が行う手続きであり、主任者の職務として定められたものではないため誤りである。

この問題のページ:取扱作業主任者の職務内容

29ボイラー室における掲示に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. aボイラー室その他ボイラーを設置する場所には、取扱作業主任者の氏名を掲示しなければならない。
  2. b取扱作業主任者の氏名は、検査証の有効期間が満了するまでの間のみ掲示すればよい。
  3. c取扱作業主任者の氏名の掲示は、事業者の任意によるものであり、義務ではない。
  4. d取扱作業主任者の氏名は、労働基準監督署の掲示板に掲示すれば足り、ボイラー室への掲示は不要である。
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正解:a. ボイラー室その他ボイラーを設置する場所には、取扱作業主任者の氏名を掲示しなければならない。

事業者はボイラー取扱作業主任者を選任したときは、その氏名をボイラー室その他ボイラーを設置する場所の見やすい箇所に掲示しなければならない。任意とする記述は義務に反し誤りである。監督署の掲示板への掲示で足りるとする記述も設置場所への掲示という趣旨に反し誤りである。掲示は主任者選任中継続して行うべきものであり検査証の有効期間に連動する規定ではないため、この記述も誤りである。

この問題のページ:ボイラー室の氏名掲示義務

30同一の場所に2以上のボイラーを設置する場合の取扱作業主任者の選任に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a取り扱うボイラーの伝熱面積を合計した値により資格区分を判断し、当該資格を有する者1人に複数のボイラーの取扱作業主任者を兼任させることができる。
  2. bボイラーが2以上ある場合は、必ずボイラーの台数と同数の取扱作業主任者を選任しなければならない。
  3. cボイラーが2以上ある場合、取扱作業主任者の選任自体が不要となる。
  4. dボイラーが2以上ある場合、伝熱面積の合計にかかわらず、そのうち最も小さいボイラー1基の伝熱面積で資格区分を判断すればよい。
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正解:a. 取り扱うボイラーの伝熱面積を合計した値により資格区分を判断し、当該資格を有する者1人に複数のボイラーの取扱作業主任者を兼任させることができる。

同一場所で2以上のボイラーを取り扱う場合、それらの伝熱面積を合計した値により必要な資格区分を判断し、要件を満たす者1人が複数のボイラーの取扱作業主任者を兼ねることができる。台数分だけ必ず選任しなければならないとする記述は誤りである。最も小さいボイラー1基の伝熱面積のみで判断するのは合計により資格区分を定める原則に反し誤りである。ボイラーが2以上あっても選任義務がなくなるわけではなく、この記述も誤りである。

この問題のページ:複数ボイラー設置時の主任者選任

31移動式ボイラーの設置に関する届出について、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a移動式ボイラーは、設置場所が一定しないことから、いかなる場合であっても所轄労働基準監督署長に対し設置に関する届出や報告書の提出を行う必要はない。
  2. b移動式ボイラーの設置に関する届出は、書面によることを要せず、使用者本人が所轄労働基準監督署長に対して口頭で申告するのみで足りるとされている。
  3. c移動式ボイラーを設置しようとする者は、通常のボイラー設置届とは別に定められた様式により、所轄労働基準監督署長に設置報告書を提出しなければならない。
  4. d移動式ボイラーであっても、固定式のボイラーと全く同一の様式及び手続によるボイラー設置届を、その都度所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
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正解:c. 移動式ボイラーを設置しようとする者は、通常のボイラー設置届とは別に定められた様式により、所轄労働基準監督署長に設置報告書を提出しなければならない。

移動式ボイラーは設置場所を移動する特性上、固定式ボイラーの設置届とは異なる様式が定められており、事業者はこれにより所轄労働基準監督署長に設置報告を行う必要がある。届出が一切不要とする記述は誤りである。固定式と全く同一の様式・手続とする記述も移動式特有の様式が定められている点に反し誤りである。届出は所定の書面による報告であり、口頭のみで足りるとする記述も誤りである。

この問題のページ:移動式ボイラーの設置報告書

32ボイラーの構造検査及び使用検査に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a構造検査と使用検査は同一の検査を指す別の呼び名にすぎず、ボイラー則上も両者を区別する規定は置かれていないため、いずれか一方を受ければ足りるとされている。
  2. b構造検査は輸入されたボイラーについてのみ行われる検査であり、国内で製造されたボイラーについては、製造工場等における検査ではなく使用検査のみを受けることとされている。
  3. c構造検査及び使用検査は、いずれもボイラーを設置した後に、その据付けの状態が技術上の基準に適合しているかどうかを確認するために行われる検査であるとされている。
  4. d構造検査は製造されたボイラーについて製造工場等で受ける検査であり、使用検査は輸入ボイラー等、構造検査を受けていないボイラーを設置する際に受ける検査である。
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正解:d. 構造検査は製造されたボイラーについて製造工場等で受ける検査であり、使用検査は輸入ボイラー等、構造検査を受けていないボイラーを設置する際に受ける検査である。

構造検査は新たに製造されたボイラーについて製造工場等で受ける検査であり、使用検査は構造検査を受けていない輸入ボイラーや使用を廃止したボイラーを再び設置しようとする場合などに受ける検査である。両者を同一の検査とする記述は誤りである。輸入・国内の対応が逆であるとする記述も誤りである。据付状態を確認する検査は落成検査であり構造検査・使用検査とは異なるため、この記述も誤りである。

この問題のページ:構造検査と使用検査の違い

33ボイラーの性能検査を受ける際の準備に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a性能検査を受ける者は、ボイラーを分解せずそのままの使用状態で受験すれば足り、事前の整備は一切不要である。
  2. b性能検査を受ける者は、ボイラー及びその附属設備の清掃その他の必要な整備を行っておかなければならない。
  3. c性能検査を受ける前に必要な整備を行うと不正行為とみなされるため、整備は禁止されている。
  4. d性能検査の準備は、登録性能検査機関の職員が事業者に代わってすべて行うものとされている。
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正解:b. 性能検査を受ける者は、ボイラー及びその附属設備の清掃その他の必要な整備を行っておかなければならない。

性能検査を受けようとする者は、あらかじめボイラー及びその附属設備の清掃その他の必要な整備を行っておかなければならないと定められている。整備が一切不要とする記述は誤りである。整備を行うことが不正行為とみなされるという記述も定めに反し誤りである。整備等の準備は設置者(事業者)側が行うべきものであり、登録性能検査機関の職員がすべて代行するものではないため、この記述も誤りである。

この問題のページ:性能検査前の整備義務

34ボイラーについて破裂等の事故が発生した場合の報告に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。

  1. aボイラーの事故報告先は、所轄労働基準監督署長ではなく、ボイラー検査を行った登録性能検査機関である。
  2. bボイラーの事故報告は、事業者の任意による届出であり、義務ではない。
  3. cボイラーについて破裂等の事故が発生したときは、事業者は遅滞なく、所定の様式による報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。
  4. dボイラーの事故については、翌年の性能検査の際に併せて報告すれば足りる。
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正解:c. ボイラーについて破裂等の事故が発生したときは、事業者は遅滞なく、所定の様式による報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。

ボイラーの破裂、煙道ガスの爆発又はこれらに準ずる事故が発生したときは、労働安全衛生規則第96条第1項第2号により、事業者は遅滞なく、様式第22号による報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない(この事故報告はボイラー則ではなく安衛則が定めている)。翌年の性能検査時にまとめて報告すればよいとする記述は「遅滞なく」の趣旨に反し誤りである。事故報告は義務であり任意の届出ではないため誤りである。報告先は所轄労働基準監督署長であって検査を行った登録性能検査機関ではないため、この記述も誤りである。

この問題のページ:破裂等事故発生時の報告義務

35ボイラーを廃止したときの手続に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. aボイラーを廃止したときは、検査証を廃棄処分すれば足り、返還の必要はない。
  2. bボイラーを廃止するときは、廃止の30日前までに廃止届を提出しなければならない。
  3. cボイラーを廃止したときは、遅滞なく、そのボイラー検査証を所轄労働基準監督署長に返還しなければならない。
  4. dボイラーを廃止しても、ボイラー検査証は事業者が永久に保管しておかなければならない。
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正解:c. ボイラーを廃止したときは、遅滞なく、そのボイラー検査証を所轄労働基準監督署長に返還しなければならない。

ボイラーを廃止したときは、事業者は遅滞なく、そのボイラー検査証を所轄労働基準監督署長に返還しなければならない。永久に保管しておくものとする記述は返還義務に反し誤りである。廃止については設置届のような『30日前まで』の事前届出は定められておらず、この記述も誤りである。検査証は所轄労働基準監督署長に返還すべきものであり、事業者が廃棄してよいものではないため、この記述も誤りである。

この問題のページ:廃止時の検査証返還手続

36蒸気ボイラーに取り付ける安全弁の個数に関する次の記述のうち、ボイラー則上、正しいものはどれか。

  1. a安全弁の個数は、伝熱面積ではなく最高使用圧力の値のみによって定められている。
  2. b伝熱面積が50平方メートルを超えるボイラーには、安全弁を2個以上備えなければならない。
  3. c蒸気ボイラーには、伝熱面積の大小にかかわらず、安全弁を必ず1個のみ備えなければならない。
  4. d伝熱面積が50平方メートルを超える蒸気ボイラーには、安全弁を4個以上備えなければならない。
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正解:b. 伝熱面積が50平方メートルを超えるボイラーには、安全弁を2個以上備えなければならない。

伝熱面積が50平方メートルを超える蒸気ボイラーには、原則として安全弁を2個以上備えなければならないと定められている。安全弁を必ず1個のみとする記述は、大規模ボイラーで圧力の異常上昇に対応できないおそれがあり誤りである。4個以上を一律に要求する規定はなく誤りである。安全弁の個数は伝熱面積を基準として定められており、最高使用圧力のみで決まるとする記述も誤りである。

この問題のページ:安全弁の設置個数の基準

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